国語Ⅰ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語Ⅰ
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書:『精選現代の国語』(東京書籍),『精選言語文化』(東京書籍),『意味から習得-音訓別-重要頻出漢字リアルマスター3300』(尚文出版),参考書:『国語辞典』『古語辞典』『漢和辞典』(出版社不問、電子辞書可)
担当教員 同免木利加 (一般),江原 由美子,渡邊 朝美

到達目標

学習目的:現代文,古典を問わず,よい文章に接して自分自身の日本語力を向上させると共に,古典を読むことによって伝統的な日本文化を理解する。

到達目標
1.現代日本語による文章を読解し,日本語表現能力を高める。
2.古文の基礎や漢文の訓読法を身に付け,古典文学作品を読解する。
◎3.効果的な説明方法や手段を用いて,コミュニケーションを図ることができる。

ルーブリック

不可
評価項目1様々な現代の文章を読んで内容を理解し,その文章に対して自分の考えを持つことができる。様々な現代の文章を読んで,内容を理解することができる。様々な現代の文章を読んで,内容を概ね理解することができる。左記に達していない。
評価項目2古文・漢文を読んで内容を理解し,味わうことができる。また,古典の価値を理解することができる。古文・漢文を読んで内容を理解し,味わうことができる。古文・漢文を読んで,内容を概ね理解することができる。左記に達していない。
評価項目3自発的に辞書やテキストを用いて,日本語の知識や語彙を増やすことができる。自発的に辞書やテキストを用いて,日本語の知識や語彙を増やす努力をすることができる。辞書やテキストを用いて,日本語の知識や語彙を増やす努力をすることができる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:国語

基礎となる学問分野: 人文学/文学・言語学

学習教育目標との関連:本科目は「① 教養豊かな実践的人間力の養成」「⑤グローバルな視点と社会性の養成」及び「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

授業の概要:『精選現代の国語』,『精選言語文化』の教科書を使用し,現代文,古文,漢文の授業を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:週3単位時間のうち,1時間を江原もしくは渡邊が担当して漢文の授業を行い,2時間を同免木が担当して現代文,古文の授業を行う。また,漢文の授業時に毎週漢字小テストを行う。

成績評価方法:
・成績は,定期試験(80%)+漢字小テスト(10%)+課題提出物(10%)の合計から評価する。
・定期試験は計4回実施し,その評価割合は同等である。各試験における,現代文・古文・漢文の配点は,3分の1ずつとする。再試験は原則として実施しない。
・漢字小テストは毎週行い,その平均点を成績に算入する。再テストは原則として行わない。
・課題提出物は,授業時や長期休暇中に課す。詳細はその都度指示する。
注意点:
履修上の注意:本科目は1学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須の科目である。

履修のアドバイス:事前に行う準備学習として、ジャンルは問わないので本を一冊読了し、文章を読むという行為に親しんでおくこと(ただし漫画などの文章の少ないものは不可)。平素の授業を大切にすることはもちろん,授業外でも積極的に文章を読んだり書いたりし,表現能力の向上に努めること。事前に授業で扱う作品を読んでおくこと。古文では指示に従い,本文をノートに写しておくこと。また,漢字小テストの準備は必ずしておくこと。

基礎科目:小・中学校における国語 関連科目:国語Ⅱ(2年),国語Ⅲ(3年),国語Ⅳ(4年),日本文化論(4年),異文化社会論Ⅰ(4年)

受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・欠課する(した)場合は,欠課届あるいは公認欠課届を提出すること。漢字小テストは,欠課の届け出がなかった場合,当該のテストが0点となる。
・課題提出物は,期日を守って提出すること。
・分からない語句を調べる習慣を身に付けること。
・古文,漢文は,本文を繰り返し音読するようにすること。
・日々の取り組みが,言語能力を向上させるため,日頃から新聞や本等を読み,言語生活の充実を図ること。
・授業中に辞書を引く場合,携帯電話やスマートフォンの辞書を使用することは認めない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 [古文]古文入門
[漢文]漢字小テスト・漢文入門
歴史的仮名遣いを初めとする古文の基礎を身に付ける。漢文の訓読法を身に付ける。
3週 [古文]古文入門・説話
[漢文]漢字小テスト・漢文入門
歴史的仮名遣いに慣れ,説話(古文)を読む。漢文の訓読法に慣れる。
4週 [古文]説話
[漢文]漢字小テスト・故事成語
説話(古文)の内容を理解する。故事成語(漢文)を読む。
5週 [現代文]随想
[漢文]漢字小テスト・故事成語
随想(現代文)を読む。故事成語(漢文)を読む。
6週 [現代文]随想
[漢文]漢字小テスト・故事成語
随想(現代文)の内容を理解する。故事成語(漢文)の内容を理解する。
7週 [現代文]随想
[漢文]漢字小テスト・故事成語
随想(現代文)の理解を深める。故事成語(漢文)の理解を深める。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の返却と解説
10週 [古文]随筆
[漢文]漢字小テスト・寓話
随筆(古文)を読む。寓話(漢文)を読む。
11週 [古文]随筆
[漢文]漢字小テスト・寓話
随筆(古文)の内容を理解する。寓話(漢文)の内容を理解する。
12週 [現代文]評論
[漢文]漢字小テスト・寓話
評論(現代文)を読む。寓話(漢文)を読む。
13週 [現代文]評論
[漢文]漢字小テスト・寓話
評論(現代文)の内容を理解する。寓話(漢文)の内容を理解する。
14週 [現代文]評論
[漢文]漢字小テスト・寓話
評論(現代文)の理解を深める。寓話(漢文)の理解を深める。
15週 前期末試験
16週 前期末試験の返却と解説
後期
3rdQ
1週 [古文]物語
[漢文]漢字小テスト・漢詩
物語(古文)を読む。漢詩(漢文)の基礎知識を身に付ける。
2週 [古文]物語
[漢文]漢字小テスト・漢詩
物語(古文)の内容を理解する。漢詩(漢文)を読む。
3週 [古文]物語
[漢文]漢字小テスト・漢詩
物語(古文)の理解を深める。漢詩(漢文)を読む。
4週 [現代文]小説
[漢文]漢字小テスト・漢詩
小説(現代文)を読む。漢詩(漢文)を読む。
5週 [現代文]小説
[漢文]漢字小テスト・漢詩
小説(現代文)の内容を理解する。漢詩(漢文)の内容を理解する。
6週 [現代文]小説
[漢文]漢字小テスト・漢詩
小説(現代文)の理解を深める。漢詩(漢文)の内容を理解する。
7週 [古文]日記
[漢文]漢字小テスト・漢詩
日記(古文)を読む。漢詩(漢文)の理解を深める。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の返却と解説
10週 [古文]日記
[漢文]漢字小テスト・漢詩
日記(古文)の内容を理解する。漢詩(漢文)の理解を深める。
11週 [古文]日記
[漢文]漢字小テスト・漢詩
日記(古文)の理解を深める。漢詩(漢文)の理解を深める。
12週 [現代文]評論
[漢文]漢字小テスト・史話
評論(現代文)を読む。史話(漢文)を読む。
13週 [現代文]評論
[漢文]漢字小テスト・史話
評論(現代文)の内容を理解する。史話(漢文)の内容を理解する。
14週 [現代文]評論
[漢文]漢字小テスト・史話
評論(現代文)の理解を深める。史話(漢文)の理解を深める。
15週 学年末試験
16週 学年末試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。1
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。1
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。1
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。1
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。1
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。1
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。1
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。1
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。1
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。1
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合800001010100
基礎的能力800001010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000