科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 倫理
科目番号 0006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「現代の倫理」(山川出版)  参考書:特になし
担当教員 神谷 健,後藤智絵 (一般)

到達目標

学習目的:本科目は,現代社会の倫理問題を具体的に検討することによって,また倫理思想を歴史的に理解することを通して,技術者として社会に対する責任を自覚するための基本的能力を涵養することを目標としている。
到達目標
1諸思想や諸宗教において,人としていかに生きるべきと考えられてきたか,理解できる。
2環境問題,資源・エネルギー問題,南北問題,人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。
◎3人間性,教養,モラルなど,社会的・地球的観点から物事を考えることができる。
◎印がついているものは、分野横断的能力の到達目標です。

ルーブリック

不可
評価項目1諸思想や諸宗教において,人がいかに生きるべきと考えられたか,詳細かつ発展的に理解できる。諸思想や諸宗教において,人がいかに生きるべきと考えられたか,重要事項を詳細かつ基本的に理解できる。諸思想や諸宗教において,人がいかに生きるべきと考えられたか,基本的に理解できる。左記に達していない。
評価項目2環境問題,エネルギー問題といった地球的諸課題について詳細かつ発展的に理解できる。環境問題,エネルギー問題といった地球的諸課題について重要事項を詳細かつ基本的に理解できる。環境問題,エネルギー問題といった地球的諸課題について基本的に理解できる。左記に達していない。
評価項目3人間性,教養など,社会的・地球的観点から物事を詳細かつ発展的に考えることができる。人間性,教養など,社会的・地球的観点から物事を詳細かつ基本的に考えることができる。人間性,教養など,社会的・地球的観点から物事を基本的に考えることができる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:人文・社会
基礎となる学問分野:中学校社会科(公民)
学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「①教養豊かな実践的人間力の養成」「⑤グローバルな視点と社会性の養成」「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(G)技術者倫理の理解」である。
授業の概要:本科目では,生命倫理や環境倫理といった,現代社会がはらむさまざまな倫理問題を具体的に検討する。また,さまざまな文化圏の哲学・倫理・宗教について歴史的に概観し,倫理について考えるための基礎教養を学習する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:基本的には倫理の教科書を使用して授業を進めていく。担当教員によって、西洋の倫理と東洋(日本)の倫理に、授業内容がわかれることがある。
成績評価方法:基本として、年4回の試験100%(その内訳は,25%×4)。それぞれの試験で,上記の達成目標の達成度を判定できる課題を課す。定期試験では教科書・ノートの持ち込みを許可しない。原則として,再試験は実施しない(ただし、定期試験は担当教員によって出題・方法が異なる場合があり、授業内容に沿ったものとなる。その都度指示する)。
注意点:
履修上の注意:本科目は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。
履修のアドバイス:予習復習としては,日頃から新聞を読む習慣を身につけよう。
基礎科目:中学校社会科(公民)
関連科目:日本史(全系2年),政治経済(全系2),異文化社会論(全系4),日本社会論(全系4),技術者倫理(全系5)
受講上のアドバイス:本科目は環境教育関連科目である。
本科目は,現代社会の倫理問題を具体的に検討することによって,一般科目教員が技術者倫理を体系的に概説する「工業倫理学」(5),専門教員が教育するさらに実践的な「工学倫理」(専1)の基礎科目として役立つ。
遅刻については,授業に大幅に遅れてやってきた学生は欠課とするが,何回かの遅刻を1欠課とするという措置はとらない。事前に行う準備学習として、その時点までの講義内容と疑問点の整理をしておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 • ガイダンス 全般的な到達目標の説明
2週 • 第Ⅰ部「青年期と自己の課題」 到達目標3
3週 • 第Ⅰ部第1章「青年期と自己の探求」 到達目標3
4週 第Ⅰ部第1章「青年期と自己の探求」 到達目標3
5週 • 第Ⅰ部第1章「青年期と自己の探求」 到達目標3
6週 第Ⅰ部第2章「自己と他者」 到達目標3
7週 (前期中間試験)
8週 前期中間験の答案返却と試験解説
2ndQ
9週 • 第Ⅱ部「人間としてのあり方・生き方」 到達目標1
10週 • 第Ⅱ部第1章「人間としての自覚」 到達目標1
11週 • 第Ⅱ部第1章「人間としての自覚」 到達目標1
12週 第Ⅱ部第1章「人間としての自覚」 到達目標1
13週 • 第Ⅱ部第1章「人間としての自覚」 到達目標1
14週 • 第Ⅱ部第1章「人間としての自覚」 到達目標1
15週 (前期末試験)
16週 前期末試験の答案返却と試験解説
後期
3rdQ
1週 • 第Ⅲ部「現代社会と倫理」 あるいは、第Ⅱ部「人間としてのあり方・生き方」の続き
2週 • 第Ⅲ部第1章「現代社会を生きる倫理」 あるいは、第Ⅱ部第2章「世界の中の日本人」 到達目標1
3週 • 第Ⅲ部第1章「現代社会を生きる倫理」 あるいは、第Ⅱ部第2章「世界の中の日本人」 到達目標1
4週 • 第Ⅲ部第1章「現代社会を生きる倫理」 あるいは、第Ⅱ部第2章「世界の中の日本人」 到達目標1
5週 • 第Ⅲ部第1章「現代社会を生きる倫理」 あるいは、第Ⅱ部第2章「世界の中の日本人」 到達目標1
6週 • 第Ⅲ部第1章「現代社会を生きる倫理」 あるいは、第Ⅱ部第2章「世界の中の日本人」 到達目標1
7週 • 第Ⅲ部第1章「現代社会を生きる倫理」 あるいは、第Ⅱ部第2章「世界の中の日本人」 到達目標1
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 後期中間試験の答案返却と試験解説
10週 • 第Ⅲ部第2章「現代の課題と倫理」 到達目標2と3
11週 • 第Ⅲ部第2章「現代の課題と倫理」 到達目標2と3
12週 • 第Ⅲ部第2章「現代の課題と倫理」 到達目標2と3
13週 • 第Ⅲ部第2章「現代の課題と倫理」 到達目標2と3
14週 • 第Ⅲ部第2章「現代の課題と倫理」 到達目標2と3
15週 (後期末試験)
16週 後期末試験の答案返却と試験解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。1
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。1
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。1

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000