日本語作文

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 日本語作文
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 門脇薫『みんなの日本語 初級(第2版)やさしい作文』(スリーエーネットワーク),その他,教員が適宜準備する。
担当教員 道上 史絵

到達目標

学習目的:授業の際に紹介された言葉を理解,運用できるようになり,日本語で論旨明快な文章を書くことができる能力を養う。また,読み手が分かりやすい字を書き,文章中に適度に漢字や熟語などを組み込むことができるようになることも目的のひとつである。

到達目標
1.分かりやすい文字、文章が書けるようになる。
2.日本語の文章で自分の考えを表現することができるようになる。
3.日本語の文章を読み,書き手の意図を理解することができるようになる。

ルーブリック

不可
評価項目1論旨明快な文章を日本語で書くことができる。日本語である程度まとまった内容の文章を書くことができる。日本語で文章を書くことができる。左記に達していない。
評価項目2初・中級レベルの漢字や熟語などを適度にまじえ,日本語の文章を書くことができる。初級レベルの漢字や熟語などをまじえ,日本語の文章を書くことができる。初級レベルの漢字や熟語などを多少まじえ,日本語の文章を書くことができる。左記に達していない。
評価項目3読み手が読みやすい整った文字で文章を書くことができる。読み手が読める文字で文章を書くことができる。読み手が解読に困難を感じるような文字でしか文章を書くことができない。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:日本語

基礎となる学問分野:人文学/文学・言語学

学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「⑤グローバルな視点と社会性の養成」及び「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

授業の概要:1年次の留学生を対象とした日本語の作文の授業である。日本語で文章を書く力を養い,将来的にはレポートや全系横断演習などの報告で日本語の論理的な文章を書くことができるようになるよう,少しずつ難易度をあげながら課題に取り組んでいく。また,日常生活や授業を受ける際に理解しておくべき漢字や熟語表現についても学び,それらを使って整った文章が書けるようになるよう練習を重ねていく。
授業の進め方・方法:
授業の方法:前期は教科書を使って日本語作文に取り組んでいくが,後期からは教師が準備したトピックについて調べ理解したのちに,自分の考えを文章化する訓練も適宜取り入れながら,日本語文章作成能力を養っていく。読み手が読みやすい整った文字を書くことができるよう,授業時間や補講の時間などを利用し,訓練を重ねていく。

成績評価方法:
・成績は,定期試験(70%)+課題(20%)+出席状況・学習態度(10%)の合計から評価する。
・60点以上を合格とし、必要に応じて再試験を実施する。
注意点:
履修上の注意:本科目は1学年の課程修了の為に履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。

履修のアドバイス:事前に日本語能力試験N5レベル相当の日本語を身に付けていることが望ましい。学習内容が多いため,受講生には日々予習・復習を行い,学習の取りこぼしがないように努められたい。受講生が日本語や日本文化に興味を持てるような教学,情報提供に努めていくが,受講生自身にも日々日本語や日本文化に興味を持ち,授業に臨んでもらいたい。

基礎科目:母国で受けた日本語科目や留学準備のための研修など

関連科目:日本語Ⅰ(1年),日本語会話と聴解Ⅰ(1),日本事情(1),日本語Ⅱ(2),日本語会話と聴解Ⅱ(2),日本語Ⅲ(3)

受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・積極的に授業に参加し,課題は期限を守って提出すること。
・分からない語句を調べる習慣を身につけること。
・受講生の状況によって,テキストや授業内容を変更する可能性がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ユニット1 自己紹介 自分のことを分かりやすい日本語の文章で表現することができる。
2週 ユニット2 わたしの部屋 自分の部屋にあるもの,様子について日本語の文章で表現することができる。
3週 ユニット3 わたしの国・町 とりたての「は」を使って,自分の国や故郷の街について紹介することができる。
4週 ユニット4 わたしの家族 複文で自分の家族について紹介する。
5週 ユニット5 週末 週末の過ごし方などを日本語の文章で表現することができる。
6週 ユニット6 はがき はがきの書き方,出し方を学ぶ。
7週 ユニット7 プレゼント 過去の描写について学ぶ。どのようなものか詳しく表現することができる。
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 中間試験の返却とフィードバック
10週 ユニット8 旅行 「まず」,「つぎに」などの言葉を使って希望や予定について表現することができる。
11週 ユニット9 もしわたしが二人いたら 「もし」や「たとえば」という言葉を使って表現することができるようになる。
12週 ユニット10 趣味 複文を使って自分の趣味について詳しく相手に説明することができる。
13週 ユニット11 楽しい1日 1日の出来事を日本語で詳しく表現でき,理由について表現できるようになる。
14週 ユニット12 日本でびっくりしたこと 前置きの「が」について理解し,ある状況とその時の自分の気持ちを伝えることができるようになる。
15週 (前期期末試験)
16週 期末試験の返却とフィードバック
後期
3rdQ
1週 ユニット13 わたしの夢 将来の展望を理由を交え,説明できるようになる。
2週 ユニット14 隣の人にひとこと 相手に意見や提案ができるようになる。
3週 ユニット15 手紙 手紙の書き方,出し方について学ぶ。
4週 ユニット16 ごみ:国との比較(1) 情報を調べ,いくつかの情報を比較し,自分の意見を述べることができるようになる。
5週 ユニット17 交通:国との比較(2) 情報を調べ,いくつかの情報を比較し,自分の意見を述べることができるようになる。
6週 ユニット18
スマートフォン 必要?不必要?
自分の意見とその理由を相手に分かりやすく伝えることができるようになる。
7週 ユニット19
わたしの周りの最近のニュース
状況を説明し,自分の意見を伝えることができるようになる。
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 中間試験の返却とフィードバック
10週 ユニット20 わたしの国の有名な人 情報を調べ,相手に内容を説明できるようになる。
11週 教師作成資料 情報を調べ,いくつかの情報を比較し,自分の意見を述べることができるようになる。
12週 教師作成資料 情報を調べ,いくつかの情報を比較し,自分の意見を述べることができるようになる。
13週 教師作成資料 情報を調べ,いくつかの情報を比較し,自分の意見を述べることができるようになる。
14週 教師作成資料 情報を調べ,いくつかの情報を比較し,自分の意見を述べることができるようになる。
15週 (後期期末試験)
16週 期末試験の返却とフィードバック

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価課題授業態度・出席状況その他合計
総合評価割合700020100100
基礎的能力700020100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000