総合理工演習

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 総合理工演習
科目番号 0020 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「電気基礎上」東京電機大学出版
担当教員 原田 寛治

到達目標

1. 電気の学習に必要な基礎的な数学を理解し,基本的な問題が解ける。
2. 直流回路の直並列回路において合成抵抗や分流の計算方法を説明できる。
3. 交流回路の直並列回路においてインピーダンスや分流の計算方法を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基礎的な数学を用いて、合成抵抗と電圧や電流の計算方法を説明できる。基礎的な数学を用いて、合成抵抗の計算方法を説明できる。合成抵抗の計算ができない。
評価項目2直流回路の直並列回路において合成抵抗や分流の計算方法を説明できる。直流回路の直並列回路において合成抵抗の計算方法を説明できる合成抵抗の計算ができない。
評価項目3交流回路の直並列回路においてインピーダンスや分流の計算方法を説明できる。交流回路の直並列回路においてインピーダンスの計算方法を説明できる。インピーダンスの計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1年生で学習した総合理工基礎に引き続き,電気電子に関する基礎的な知識を修得させ,活用できる能力を育成することを目標とする。
授業の進め方・方法:
1週2単位時間で開講する(板書を中心の講義)。理解が深まるように適宜演習問題をしながら進めていく。状況に応じてレポートも課す。
注意点:
課程修了のため履修が必須である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、数学の基礎事項の確認(2次曲線)
2週 数学の基礎的事項の応用
3週 電圧と電流の復習(m,μ,K,M)
4週 直列,並列,直並列接続の復習
5週 キルヒホッフの法則の復習
6週 ホイートストンブリッジの復習
7週 電力と電力量の復習
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 試験の返却と解説
10週 三角関数の性質(sin,cos,tan)の復習
11週 正弦波(sin波)のグラフ
12週 ベクトルの和
13週 ベクトルの差
14週 逆関数による角度の算出方法と二次方程式の解
15週 前期末試験の返却と解説
16週 静電気の復習
後期
3rdQ
1週 静電気の復習
2週 容量性リアクタンス
3週 電流と磁気の復習
4週 誘導性リアクタンス
5週 複素数の四則演算(和、差)
6週 複素数の四則演算(乗、除)
7週 ベクトル表示と複素数表示
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験の返却と解説及び交流の複素数表示
10週 インピーダンスの複素数表示
11週 R-L直列回路の合成インピーダンス
12週 R-C、R-L-C直列回路の合成インピーダンス
13週 R-L並列回路の合成インピーダンス
14週 R-C、R-L-C並列回路の合成インピーダンス
15週 R-C、R-L-C並列回路の合成インピーダンス
16週 後期末試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700002010100
基礎的能力0000000
専門的能力700002010100
分野横断的能力0000000