英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語Ⅱ
科目番号 0031 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書:高島英幸監修・鈴木寿一ほか著 NEW FLAG II (増進堂),『Word Sense 伝えるための英語力』(桐原書店). その他:予習ノート(教科書専用), 『Word Sentence: Basic Verbs-基本動詞の定着から英作文へ』(桐原書店), 音声CD(教科書用),英和辞典 (電子辞書もしくは冊子), 配布プリント.
担当教員 山口 裕美,山口 均

到達目標

学習目的:4技能(聴き・読み・書き・話す)をバランスよく養成する。

到達目標:
1・英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることができる。
2・ 高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することができる。
3・英文を正しい区切りやイントネーションで音読することができる。
4・本文の要旨を英語または日本語でまとめることができる。
5◎・ コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができる。

ルーブリック

不可
評価項目1英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることが十分できる。英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることができる。英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることが最低限できる。英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身につけ,自分や身近なことについて理解したり伝えたりすることができない。
評価項目2高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することが十分できる。 高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することができる。 高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することが最低限できる。高等学校指導要領に示されているレベルの文法事項や構文語彙を習得しコミュニケーションに利用することができない。
評価項目3英文を正しい区切りやイントネーションで音読することが十分できる。 英文を正しい区切りやイントネーションで音読することができる。 英文を正しい区切りやイントネーションで音読することが最低限できる。 英文を正しい区切りやイントネーションで音読することができない。
評価項目4本文の要旨を英語または日本語でまとめることが十分できる。 本文の要旨を英語または日本語でまとめることができる。 本文の要旨を英語または日本語でまとめることが最低限できる。 本文の要旨を英語または日本語でまとめることができない。
評価項目5コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることが十分できる。コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができる。コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができる。 コミュニケーションツールとしての口述,記述,図表などの特徴をあげることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般 学習の分野:英語

基礎となる学問分野:英語学・英米 / 英語圏文学・言語学・音声学

学習教育目標との関連:本科目は「①教養豊かな実践的人間力の養成」,「⑤グローバルな視点と社会性の養成」,「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(F)コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の育成」であるが,付随的には「(B)地球的視野に立った人間性の育成」に関与する。

授業の概要:検定教科書の様々な分野の英文を用いて,内容理解をおこなったうえで,音読や簡単な作文といったアウトプット(話す・書く)活動を実施する。また,その基盤となるインプット(語彙・文法力)活動を実施する。
授業の進め方・方法:
(山口裕)読解・音読のために,英文の区切りを見つける練習をおこなう。リスニング,読解による内容理解の後,音読練習や要旨作成などの活動をおこなう。
(山口 均)リスニング・発音およびコミュニケーションの基礎訓練をおこなう。例文暗唱や文法項目を学び,英文を書く練習をする。

成績評価方法:前期中間試験から後期中間試験までは,定期試験の結果を平均して評価する(60%)。定期試験の結果に加え,平素の小テスト・課題・授業ノートなど(40%)を総合して成績評価をおこなう。年度末の成績評価は,後期末試験まで加え,上記の方法で算出された結果を90%に換算し,GTECの結果(リーディング・リスニング)を10%加えて評価する。試験には教科書・ノートの持込みを許可しない。
 場合によっては再試験を実施する。積極的に授業に参加すること。
注意点:
履修上の注意:本科目は学年の課程修了のために履修が必須である。通年開講の科目である。

履修上のアドバイス:「事前におこなう準備学習」として、予習・復習・課題を指示するので必ず取り組むこと。GTECを必ず受験すること。

基礎科目:英語I(1年)英語表現I(1)英語表現II(2)

関連科目:英語III(3) 英語Ⅳ(4) 国際英語論Ⅰ(4)  国際英語論Ⅱ(4)  英語Ⅴ(5)

受講上のアドバイス:積極的に授業に参加すること。講義ならびに音読や英作文の活動は,運用能力向上のための基礎となる。そのため,必ず,教科書・予習ノート・英和辞書・和英辞典を持参し,予習や課題を取り組んだうえで授業に臨むこと。後期中間試験前に実施されるGTECを必ず受験すること。英検などの資格・検定試験を積極的に受験することが望ましい。

遅刻について:授業開始5分すぎての入室は欠課扱いとする。
 

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション(予習・復習など学習法の説明,受講上の注意) 授業の進度や, 授業の予習・復習のしかた, 受講上の留意点を確認する。
2週 Chapter 1 ( New Flag II ) /基本動詞・論点の配列 (Word Sense) New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
3週 Chapter 1 / 移動を表す語その1・累加 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
4週 Chapter 1 / 移動を表す語その2 ・例示 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
5週 Chapter 2 / コミュニケーションを表す語その1・焦点化・除外・強調 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
6週 Chapter 2 / コミュニケーションを表す語その2・まとめる New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
7週 Chapter 2 と試験対策 / 作る・壊すを表す語・理由・原因 試験の範囲を復習する。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験返却と解説 Chapter 3 / 所有を表す語・結果 New Flag Ⅱ: 答案をみて間違いなどを確認する。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
10週 Chapter 3 / 許可を表す語・逆接 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
11週 Chapter 3 / 入手を表す語・譲歩 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
12週 Chapter 3 / 置くを表す語・条件 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
13週 Chapter 3 / 変化を表す語・対象・類似 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
14週 復習 と試験対策 / 与えるを表す語彙・言い換え New Flag Ⅱ: 試験の範囲を復習する。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
15週 前期末試験
16週 前期末試験の返却と解説, 夏休みの課題説明 答案をみて間違いなどを確認する。
後期
3rdQ
1週 夏休みの課題確認, 後期オリエンテーション / 思考を表す語•Linking Words復習1 課題の提出。授業の進度を確認する。GTECについて知る。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
2週 Chapter 5 / 望み・希望を表す語・Linking Words復習2 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
3週 Chapter 5 / 見つける・気づく・わかるを表す語・Linking Words復習3 教科書の他に, GTECの練習問題を少しずつ解く。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
4週 Chapter 5 / 前置詞がいる動詞いらない動詞・Linking Words復習4 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
5週 Chapter 5 / オーバーラッピング動詞・Linking Words復習5 試験の範囲を復習する。
Word Sense: 基本動詞をコアイメージと共に理解する。つなぎの言葉を理解し、覚える。
6週 GTEC練習① / 他動詞1 to不定詞と動詞ing GTECの予行演習問題を解き, 形式を理解する。
Word Sense: 基本動詞を基本文型の中で理解する。
7週 GTEC練習② / Review GTECの予行演習問題を解き, 形式を理解する。
Word Sense:7週までの復習を行い、テストに備える。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験返却と解説,冬休み宿題,詳細は別途指示する)
/ 他動詞2 前置詞とのコンビネーション
答案をみて間違いなどを確認する。
Word Sense: 基本動詞を基本文型の中で理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
10週 Chapter 6 / 他動詞3 感情動詞 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞を基本文型の中で理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
11週 Chapter 6 / 授与型動詞1 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞を基本文型の中で理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
12週 Chapter 6 / 授与型動詞2 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞を基本文型の中で理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
13週 Chapter 6 / 目的語説明型動詞 New Flag Ⅱ: 内容把握問題を解くことで, 本文理解がより深まる。
Word Sense: 基本動詞を基本文型の中で理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。
14週 復習と試験対策 / 提案・要求を表す動詞 Review 試験の範囲を復習する。
Word Sense: 基本動詞を基本文型の中で理解する。つなぎの言葉を復習し、使えるようになる。14週までの復習を行い、テストに備える。
15週 後期末試験
16週 後期末試験の返却と解説 答案をみて間違いなどを確認する。本科目の振り返りをする。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。1
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。1
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。1
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。1
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度課題小テスト合計
総合評価割合600002020100
基礎的能力50000202090
専門的能力0000000
分野横断的能力100000010