国語Ⅲ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語Ⅲ
科目番号 0073 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『精選現代の国語』『精選言語文化』『新編古典探究』(東京書籍),『トータルサポート新国語便覧』(大修館),『テスト式国語常識の総演習』(京都書房),配付プリント
参考書:『国語辞典』『古語辞典』『漢和辞典』(どの出版社のものでも良い)
担当教員 江原 由美子,渡邊 朝美

到達目標

学習目的:
現代の様々な文章の読解を通して,考える力を高める。
日本語に関する常識的な知識を身につける。
古典文学を学び,感性を磨くと共に,日本文化への造詣を深める。

到達目標
1.現代の様々な文章を読み,論理的かつ多角的な理解力,柔軟な発想や思考力を高める。
2.日本語についての知識を増やし,適切に運用できる能力を育む。
3.代表的な古文・漢文を読み,現代の日本語・日本文学とのつながりを知ると共に,日本文化への理解を深める。
◎4.効果的な説明方法や手段を用いて,コミュニケーションを図れる。

ルーブリック

不可
評価項目1現代の様々な文章を読み,論理的かつ多角的に内容を理解することができる。また,文章の内容や筆者の主張に対し,自身の言葉で考えを述べることができる。現代の様々な文章を読み,論理的かつ多角的な内容理解に努めることができる。また,文章の内容や筆者の主張に対し,自身の考えを述べることができる。現代の様々な文章を読み,内容を理解することができる。また,文章の内容や筆者の主張に対し,自身の考えを持つことができる。現代の様々な文章について,内容を理解しようとしない。また,文章の内容や筆者の主張について,自身で考えようとしない。
評価項目2自発的に日本語に関する知識を増やし,それを適切に運用することができる。日本語に関する知識を増やし,それを活用することができる。日本語に関する知識を増やし,それを活用する努力をすることができる。日本語に関する知識を増やそうとせず,日本語力を向上させる気持ちがない。
評価項目3代表的な古典文学作品を読み,その内容を味わうと共に,日本文化への造詣を深めることができる。代表的な古典文学作品を読み,その内容を味わうと共に,日本文化への理解を深めることができる。代表的な古典文学作品を読み,その内容を味わうと共に,日本文化への理解を深めようと努力することができる。古典文学作品を読もうとしない。また,古典文学作品の内容を知ろうとしない。
評価項目4臨機応変に説明の方法や手段を選択し,円滑なコミュニケーションを行うことができる。的確な説明の方法や手段を考え,コミュニケーションを行うことができる。適切な説明の方法や手段を考え,コミュニケーションを行う努力をすることができる。効果的な説明の方法や手段を考えない。また,コミュニケーションを行おうとしない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般 学習の分野:国語

基礎となる学問分野:人文学/文学・言語学

学習教育目標との関連:本科目は「①教養豊かな実践的人間力の養成」「⑤グローバルな視点と社会性の養成」及び,「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

授業の概要:教科書や国語便覧,プリント等を使用し,現代文,古文,漢文,日本語表現の授業を行う。国語常識の小テストを毎週行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:
・教科書や国語便覧,プリント等を用いて,現代文,古文,漢文,日本語表現の授業を行う。前期は現代文と古文,後期は漢文と日本語表現の授業を行う。
・毎週,国語常識の小テストを行う。
・適宜,課題提出物を課す。

成績評価方法:
・成績は,定期試験(60%)+国語常識の小テスト(20%)+課題提出物(20%)の合計から評価する。
・定期試験は計4回実施し,その評価割合は同等とする。各試験における,現代文と古文,漢文と日本語表現の配点は,その都度指示する。再試験は原則として実施しない。
・後期末段階の成績が60点未満の者には,出席状況や授業態度が良好であれば,事前指示を与えた上で再試験を実施する。再試験の結果は,最終成績の上限を60点として,当該定期試験の結果と読み替える。
・国語常識の小テストは毎週行い,その平均点を成績に算入する。再テストは原則として行わない。
・課題提出物は,授業時や長期休暇中に課す。詳細はその都度指示する。
注意点:
履修上の注意:本科目は,3学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須の科目である。

履修のアドバイス:
・事前に行う準備学習として,基礎科目となる国語Ⅰ,国語Ⅱの内容を復習しておくこと。
・次回の授業に向け,作品に目を通すと共に,音読練習を行い,読めない箇所がないか確認すること。毎週,国語常識の小テストを行うので,必ず勉強して受験すること。授業に積極的に参加すると共に,常日頃から自身の日本語に関する知識を増やす努力をすること。

基礎科目:国語Ⅰ(1年),国語Ⅱ(2) 関連科目:国語Ⅳ(4年),日本文化論(4),異文化社会論Ⅰ(4),異文化社会論Ⅱ(4)

受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・欠課する(した)場合は,欠課届あるいは公認欠課届を提出すること。国語常識の小テストは,欠課の届け出がなかった場合,当該のテストが0点となる。
・課題提出物は,期日を守って提出すること。
・日頃から様々な文章に触れ,考える力や表現力の向上に努めること。
・授業中に辞書を引く場合,携帯電話やスマートフォンの辞書を使用することは認めない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 国語常識の小テスト
[現代文]評論
評論(現代文)を読み,内容を理解する。
3週 国語常識の小テスト
[現代文]評論
評論(現代文)の理解を深める。
4週 国語常識の小テスト
[古文]日記
日記(古文)を読み,内容を理解する。
5週 国語常識の小テスト
[古文]日記
日記(古文)の理解を深める。
6週 国語常識の小テスト
[現代文]小説
小説(現代文)を読み,内容を理解する。
7週 国語常識の小テスト
[現代文]小説
小説(現代文)の理解を深める。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 前期中間試験の答案返却と解説
10週 国語常識の小テスト
[古文]物語
物語(古文)を読み,内容を理解する。
11週 国語常識の小テスト
[古文]物語
物語(古文)を読み,内容を理解する。
12週 国語常識の小テスト
[古文]物語
物語(古文)の理解を深める。
13週 国語常識の小テスト
[現代文]評論
評論(現代文)を読み,内容を理解する。
14週 国語常識の小テスト
[現代文]評論
評論(現代文)の理解を深める。
15週 (前期末試験)
16週 前期末試験の答案返却と解説
後期
3rdQ
1週 国語常識の小テスト
[漢文]史話・史伝
史話・史伝(漢文)を読み,内容を理解する。
2週 国語常識の小テスト
[漢文]史話・史伝
史話・史伝(漢文)を読み,内容を理解する。
3週 国語常識の小テスト
[漢文]史話・史伝
史話・史伝(漢文)の理解を深める。
4週 国語常識の小テスト
[漢文]史話・史伝
史話・史伝(漢文)の理解を深める。
5週 国語常識の小テスト
[日本語表現]文章作法
基本的な文章作法を身に付ける。
6週 国語常識の小テスト
[日本語表現]文法1
基本的な文法事項を身に付ける。
7週 国語常識の小テスト
[日本語表現]文法2
基本的な文法事項を身に付ける。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 後期中間試験の答案返却と解説
10週 国語常識の小テスト
[漢文]思想
思想(漢文)を読み、内容を理解する。
11週 国語常識の小テスト
[漢文]思想
思想(漢文)の理解を深める。
12週 国語常識の小テスト
[日本語表現]文章構成の基礎
文章構成の基礎を身に付ける。
13週 国語常識の小テスト
[日本語表現]文章作成演習1
実践的な文章の作成を行う。
14週 国語常識の小テスト
[日本語表現]文章作成演習2
実践的な文章の作成を行う。
15週 (学年末試験)
16週 学年末試験の答案返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合600002020100
基礎的能力600002020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000