基礎情報処理

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 基礎情報処理
科目番号 0087 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠(共立出版株式会社),参考書:必要に応じて資料を配付する
担当教員 中村 ふみ子

到達目標

学習目的:留学生が日本で学習する上で必要なコンピューターリテラシー,プレゼンテーション能力及びプログラミング能力を身に付ける。

到達目標:
1. コンピューターリテラシーについて学習する.
2. 日本語入力と文書作成について学習する.
3. プレゼンテーションの基本について学習する.
4. プログラミング言語の仕組みについて学習する.
5. 情報リテラシーを理解し,それらを工学分野に適用させることができる.

ルーブリック

不可
評価項目1コンピューターリテラシーの基本を理解・実践することができる.コンピューターリテラシーの基本を理解して,概ね実践することができる.コンピューターリテラシーの基本をほぼ理解して,概ね実践することができる.コンピューターリテラシーの基本が理解・実践できない.
評価項目2日本語入力の基本を理解・駆使して文書作成ができる.日本語入力の基本を理解・駆使して簡単な文書作成ができる.日本語入力の基本をほぼ理解して,簡単な文書作成ができる.日本語入力の基本が理解・駆使できない.
評価項目3プレゼンテーションの基本を理解・実践でき,さらに効果的に伝えることができる.プレゼンテーションの基本を理解・実践できる.プレゼンテーションの基本を概ね理解・実践できる.プレゼンテーションの基本が理解・実践できない.
評価項目4講義で説明したC,C++言語の関数及び基本的アルゴリズムを理解・駆使し,プログラム作成ができる.講義で説明したC,C++言語の関数・使い方を理解し,簡単なプログラム作成ができる.講義で説明したC,C++言語の関数・使い方をほぼ理解し,簡単なプログラム作成ができる.講義で説明したC,C++言語の関数・使い方が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:情報・制御
基礎となる学問分野:総合領域/情報学/情報学基礎,ソフトウェア,計算機システム・ネットワーク
学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「③ 基盤となる専門性の深化」に相当する科目である.

授業の概要:3年に編入する留学生を対象に,コンピューターリテラシーならびにプログラミングの初歩に関する学習を行う.コンピュータの基本的な操作方法、日本語の入力方法,プレゼンテーションの基本,プログラミングの基礎としてC,C++言語の学習,その後C,C++言語での開発課題を設定し,その課題について学習し,知識を深める.
授業の進め方・方法:
授業の方法:板書と演習を中心に授業を進める.コンピュータの利用に関する基本的な操作方法等が習得できるよう演習を含める.また,理解が深まるよう演習やレポートを課す。

成績評価方法:講義の理解度を演習により確認する(60%),課題レポート(40%)
注意点:
履修上の注意:学年の課程修了のため履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必要である。

履修のアドバイス:事前に行う準備学習として,コンピュータリテラシーの基本を調べること.

基礎科目:なし
関連科目:なし

受講上のアドバイス:3年生の他の演習や講義をスムーズに受講するために,コンピューターリテラシー,プレゼンテーション及びプログラミング能力は不可欠であるので,積極的に参加してほしい.授業開始後15分以内は遅刻とみなす.それ以降は欠席とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・科目の位置づけ,学習内容,方法に関する説明〔ガイダンス〕 ・科目の位置付けについて理解でき,日本語入力で文書,プレゼンテーション書類を作成することができる.
2週 ・日本語によるOSの使い方,基本操作の学習,環境設定 ・日本語によるOSの基本操作ができる.
3週 ・日本語によるC,C++言語における環境設定 ・日本語によるC,C++言語の環境設定ができる.
4週 ・ポインタ演習 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
5週 ・ポインタ演習 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
6週 ・ポインタ演習 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
7週 ・ポインタ演習 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
8週 ・前期中間試験
2ndQ
9週 ・構造体 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
10週 ・構造体 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
11週 ・構造体 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
12週 ・構造体 ・与えられた課題に対して,C言語でプログラミングができる.
13週 ・C++言語の初歩に関する学習 ・与えられた課題に対して,C++言語でプログラミングができる.
14週 ・C++言語の初歩に関する学習 ・与えられた課題に対して,C++言語でプログラミングができる.
15週 ・前期期末試験
16週 ・C++言語の初歩に関する学習 ・与えられた課題に対して,C++言語でプログラミングができる.
後期
3rdQ
1週 ・C++言語の初歩に関する学習 ・与えられた課題に対して,C++言語でプログラミングができる.
2週 ・C++言語の初歩に関する学習 ・与えられた課題に対して,C++言語でプログラミングができる.
3週 ・各学生が自分の課題(プログラミング,分析方法他)を選択 ・自身で取り組む課題を決定できる.
4週 ・各学生が自分の課題(プログラミング,分析方法他)を選択 ・自身で取り組む課題を決定できる.
5週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
6週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
7週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
8週 ・後期中間試験
4thQ
9週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
10週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
11週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
12週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
13週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
14週 ・各自の課題についての調査・学習 ・自身の課題について必要な調査と学習ができる.
15週 ・後期期末試験
16週 ・結果のまとめとレポート提出 ・課題に関してまとめのレポートを作成し,提出できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験演習課題その他合計
総合評価割合060400100
基礎的能力02015035
専門的能力02015035
分野横断的能力02010030