生化学

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 生化学
科目番号 0106 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教科書:基礎からしっかり学ぶ生化学(編著:山口雄輝、著:成田央、羊土社)
担当教員 高木 賢治

到達目標

生体内における化学物質の機能を学び、それらの代謝についても理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1糖代謝について理解し、エネルギー産生について説明できる糖代謝について説明できる糖代謝について説明できない
評価項目2光合成について理解し、エネルギー産生について説明できる光合成について説明できる光合成について説明できない
評価項目3脂質代謝について理解し、合成と分解の経路の違いを説明できる脂質代謝について説明できる脂質代謝について説明できない
評価項目3アミノ酸とヌクレオチドの代謝について理解し、代謝産物の働きについて説明できるアミノ酸とヌクレオチドの代謝について説明できるアミノ酸とヌクレオチドの代謝について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門

学習の分野:生物

基礎となる学問分野:生物学/生命科学

学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科の学習教育目標「(3) 基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。

授業の概要:生化学は生物学と化学の融合科目である。生体内での化学物質の構造およびその機能を概説する。また、それらの合成経路についても説明する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:教科書に沿って, 図・表などの資料をプロジェクターにより投影, あるいは板書により解説しながら要点を解説する。適時, 授業内容に即したレポート課題を出し, 復習と自主学習を促す。なお,本科目は半期開講科目である。

成績評価方法:2回の定期試験の得点をそれぞれ同等に評価(50%)し,各定期試験までの小テスト,レポートおよび授業態度をこれに加味(50%)して、その都度評価する。試験には教科書•ノートの持ち込みを許可しない。成績不振者に対しては再試験もしくはレポート課題などを設定し、60点を上限に成績評価を行う。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:生物の知識について丸暗記するのではなく, 生命現象の仕組みを理解して身につけて欲しい。また事前に教科書の該当部分を読んでおくこと。

基礎科目:生物Ⅰ(1年)化学Ⅰ(2年),化学Ⅱ(3), 理科実験(2), 一般生物学(2), 分子生物学(3)

関連科目:有機化学I(4年), 有機科学II(5), 応用生物学(4), 発生生物学(4), 生物学実験(4), 生化学(4), 細胞生物学(4), 生命情報学(5)

受講上のアドバイス:レポート課題は期限を厳守すること。遅刻は授業の時間の半分を経過した時点で欠席として扱う。講義やそれに関連したことで疑問があれば,積極的に質問し,理解を深めて欲しい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
生化学的な視点から捉えた生物のデザイン(教科書p.12-22)
生化学の分野を理解する
2週 単糖と多糖、脂質と膜(p.58-75) 単糖と多糖、脂質と膜について説明できる
3週 糖代謝1(教科書p.90-108) 解糖系を説明できる
4週 糖代謝1(教科書p.90-108) 糖新生を説明できる
5週 糖代謝2(教科書p.109-123) クエン酸サイクルを説明できる
6週 糖代謝2(教科書p.109-123) 電子伝達系を説明できる
7週 光合成(教科書p.124-135) 光合成の明反応を説明できる
8週 (中間試験)
4thQ
9週 中間試験の返却と解答解説
10週 光合成(教科書p.124-135) 光合成の暗反応を説明できる
11週 脂質代謝(教科書p.136-153) 脂肪酸の代謝を説明できる。
12週 脂質代謝(教科書p.136-153) リン脂質と糖脂質の代謝を説明できる。
13週 アミノ酸とヌクレオチドの代謝(教科書p.154-170) アミノ酸代謝を説明できる
14週 アミノ酸とヌクレオチドの代謝(教科書p.154-170) ヌクレオチド代謝を説明できる
15週 (前期末試験)
16週 前期末試験の返却と解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力0000000
専門的能力50000050100
分野横断的能力0000000