日本文化論

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本文化論
科目番号 0110 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:なし(プリントを配布),参考書:『国語便覧』,『国語辞典』(どの出版社のものでも良い)
担当教員 江原 由美子

到達目標

学習目的:
様々な文学作品の解釈・鑑賞を通して,視野を広げ,思考力を高める。
日本語・日本文学に関する教養を身に付け,日本文化に対する理解の深化をはかる。

到達目標
1.様々な作品や文献を読み,多角的に物事を考える力,柔軟に発想する力を育む。
2.日本語・日本文学に関する知識を増やす。
3.日本文化について自らの意見や考えを持ち,それを自身の言葉で説明できるようになる。
◎4.効果的な説明方法や手段を用いて,コミュニケーションを図ることができる。

ルーブリック

不可
評価項目1文学作品の内容や日本語の歴史について調査・考察を行い,その結果を説明することができる。文学作品の内容や日本語の歴史について調査・考察を行い,その結果を述べることができる。文学作品の内容や日本語の歴史について考察を行い,その結果を述べることができる。文学作品の内容や日本語の歴史について,考察を行おうとしない。
評価項目2代表的な日本文学作品について,概要を説明できる。代表的な日本文学作品について,タイトル,作者名,成立時代,ジャンル等を答えられる。代表的な日本文学作品について,タイトルや作者名を答えられる。代表的な文学作品について知ろうとしない。
評価項目3日本文化に関する自らの意見や考えを持ち,説得力のあることばで他者に説明できる。日本文化に関する自らの意見や考えを持ち,他者に説明することができる。日本文化に関する自らの意見や考えを持ち,他者に説明する努力をすることができる。日本文化に関する自らの意見や考えを持とうとしない。
評価項目4臨機応変に方法や手段を選択し,より良いコミュニケーションを行うことができる。的確な方法や手段を考え,円滑なコミュニケーションを行うことができる。適切な方法や手段を考え,コミュニケーションを行う努力をすることができる。効果的なコミュニケーションについて考えない。また,コミュニケーションを行おうとしない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:国語

必修・必履修・履修選択・選択の別:履修選択

基礎となる学問分野:人文学/文学/日本文学,人文学/言語学/日本語学

学習・教育目標との関連:本科目は「①教養豊かな実践的人間力の養成」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(B)地球的視野に立った人間性の育成,B-2:地球上の多様な歴史観・文化・習慣の違いを理解し,説明できること」であるが,付随的には,「B-1」「B-3」「D-3」「F-1」「F-2」にも関与する。

授業の概要:文学作品や言語資料を読み,各時代の日本語・日本文学について概観する。また,そこに見られることばの変化に着目し,背景にある日本文化の様相について考察する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:
各時代の文学作品や言語資料を読み,日本語・日本文学史の講義を行う。時代や内容ごとにテーマを設定し,課題提出物やレポートを課す。

成績評価方法:
・成績は,課題提出物(50%)+最終レポート(50%)により評価する。
・定期試験は実施しない。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:積極的に授業に参加し,自身の表現力を高める努力をすること。常日頃から様々な文章に触れ,柔軟に思考する練習をすると共に,日本語・日本文学に関する知識を増やす努力をすること。

基礎科目:国語Ⅰ(1年),国語Ⅱ(2),国語Ⅲ(3) 関連科目:国語Ⅳ(4年),異文化社会論Ⅰ(4)

受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・授業に積極的に参加し,期限を守って忘れずに課題を提出すること。
・授業中に辞書を引く場合,携帯電話やスマートフォンの辞書を使用することは認めない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 授業内容・方法等について知る。
2週 上代のことばと文学1 上代の代表的な文学作品について知る。
3週 上代のことばと文学2 上代の日本語の概要について知る。
4週 中古のことばと文学1 中古の代表的な文学作品について知る。
5週 中古のことばと文学2 中古の日本語の概要について知る。
6週 中世のことばと文学1 中世の代表的な文学作品について知る。
7週 中世のことばと文学2 中世の日本語の概要について知る。
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 近世のことばと文学1 近世の代表的な文学作品について知る。
10週 近世のことばと文学2 近世の日本語の概要について知る。
11週 近現代のことばと文学1 近代の代表的な文学作品について知る。
12週 近現代のことばと文学2 現代の代表的な文学作品について知る。
13週 近現代のことばと文学3 現代の日本語の概要について知る。
14週 日本語の変化と日本文化の様相 日本文学の流れや,日本語の歴史の大まかな流れをつかむ。
15週 (後期末試験)
16週 まとめ まとめを行い,日本語・日本文学や日本文化への理解を深める。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力00001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000