異文化社会論Ⅱ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 異文化社会論Ⅱ
科目番号 0113 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『理系のための中国語入門』『理系のための中国語・発展編』(好文出版)
担当教員 杉山 明

到達目標

学習目的:
初級レベルの中国語を身につける。
中国語の背景にある中国文化を学ぶ。
異文化を許容する心を涵養する。

到達目標
1.基礎的な中国語の運用能力を身につける。
2.現代中国社会、中国人の価値観を理解する。
◎3.日本とは違う文化を持つ人々の存在を許容する心を持つ。

ルーブリック

不可
評価項目1基礎的な文法を理解し,初級レベルの単語約400語とともに正しく運用できる。基礎的な文法を理解し,初級レベルの単語約350語とともに正しく運用できる。基礎的な文法を理解し,初級レベルの単語約300語とともに正しく運用できる。基礎的な文法が理解できず,語彙が狭いため中国語を正しく運用できない。
評価項目2漢族文化と中国社会に興味を持ち,偏見を持つことなく理解できる。漢族文化と中国社会に興味を持ち,理解しようと努力できる。漢族文化と中国社会に触れ,日本文化,日本社会との相違を客観的に理解できる。漢族文化と中国社会の,日本文化,日本社会との相違を許容できない。
評価項目3異文化に関心を持ち,異文化人材と積極的に交流しようとする。自分とは異る文化を持つ人々の存在を受入れ,許容することができる。自分とは異る文化を持つ人々の存在を認め,許容しようとする。自分とは異る文化を持つ人々の存在を受け入れられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:国際コミュニケーション

基礎となる学問分野:人文学/文学・言語学

学習教育目標との関連:本科目は「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」,「①教養豊かな実践的人間力の養成」及び「⑤グローバルな視点と社会性の養成」に相当する科目である。

授業の概要:テキストを用いて、中国語の学習、演習を行う。また中国文化、現代中国社会の概要を講義する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:後期開講科目である。テキストを用いて中国語を学ぶ。理解度の確認と講義内容の定着のために、毎回小テストを行う。中国文化については、レポートの提出を求める。

成績評価方法:定期考査70%,小テスト10%,授業時の口頭試問10%,課題レポート10%で評価をおこなう。但し、課題レポートは本校または他高専主催の中国及び台湾への海外研修で代替できる。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修上のアドバイス:事前に行う準備学習として,異文化社会論Ⅰの内容をよく確認しておく。異文化社会論Ⅰの続編となるため、履修者は以下のいずれかに該当する者に限定される。①前期に異文化社会論Ⅰを履修した者,②令和2年度の全系横断演習で杉山ゼミに在籍した者,③海外研修等で初級段階の中国語を身につけていると判定される者,④中国語の素養はないが夏季休業中に実施される8回の事前補習をすべて受講する者。

基礎科目:国語Ⅰ(1年),国語Ⅱ(2),国語Ⅲ(3),異文化社会論Ⅰ(4) 関連科目:日本文化論(4年)

受講上のアドバイス:・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・欠課する(した)場合は,欠課届あるいは公認欠課届を提出すること。小テストは,欠課の届け出がなかった場合,当該のテストが0点となる。
・授業に積極的に参加し,期限を守って忘れずに課題を提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス  入門篇第9課 進行形 授業の概要を知る。 進行を表す方法を学ぶ。
2週 入門篇第9課 進行形と語気助詞 進行形の言い方を復習する。語気助詞の意味を学ぶ。
3週 入門篇第10課 完了時制 完了時制の用法を理解する。
4週 入門篇第10課 完了時制 第11課 経験時制 完了表現を確認する。 経験時制の用法を理解する。
5週 入門篇第11課 経験時制    経験時制の用法を学ぶ。
6週 入門篇第12課 二重目的語構文 二重目的語を取る構文を学ぶ。
7週 入門篇第12課 総復習 ここまでの学習内容を確認し、中間考査への準備を行う。
8週 (後期中間考査)
4thQ
9週 試験の返却と解説 課題レポートについて解説 発展篇第1課 試験の答案を点検し,自らの理解度を確認する。課題レポートについて理解する。発展篇テキストに触れる。
10週 発展篇第1課 様態補語 様態補語の用法を理解する。
11週 発展篇第1課 越~越~の構文 先~後~の構文 第2課 結果補語 越~越~の構文 先~後~の構文を理解する。結果補語の用法を理解する。
12週 発展篇第2課 可能補語 結果補語の用法を確認すると共に、可能補語の使い方を理解する。
13週 発展篇第3課 仮定表現 仮定表現の方法を学び理解する。
14週 発展篇第3課 「把」構文 「把」構文の構造を学び,理解する。
15週 (学年末考査)
16週 試験の返却と解説 課題レポート提出 試験の答案を点検し,自らの理解度を確認する。課題レポートを提出する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3

評価割合

試験発表相互評価課題小テストその他合計
総合評価割合7000101010100
基礎的能力7000101010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000