コミュニケーション学Ⅰ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 コミュニケーション学Ⅰ
科目番号 0129 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 陳淑梅、劉渇氷、『初めての異文化おもしろ体験 初級中国語』(朝日出版社)
その他,教員が準備した教材を適宜用いる。
担当教員 渡邊 朝美

到達目標

学習目的:中国語の発音や初級文法を学び,中国語で簡単なコミュニケーションをとることができるようになる。また,中国や中華圏の生活や文化について理解を深め,視野を広げる。

到達目標
1.ピンインと声調を理解し,中国語の発音ができるようになる。
2.初級中国語のリスニングができるようになる。
3.初級中国語文法を理解し,中国語で表現することができるようになる。

ルーブリック

不可
評価項目1ピンインと声調を理解したうえで自分のものとし,正しい中国語の発音ができる。ピンインと声調を理解し,中国語の発音ができる。ピンインと声調記号から中国語の発音を推測できる。左記に達していない。
評価項目2簡単な中国語を聴いて,それを理解し,書きとることができる。簡単な中国語を聴いて,それをある程度理解し,多少書きとることができる。簡単な中国語を聴いて,単語レベルで意味を理解し,その単語を書きとることができる。左記に達していない。
評価項目3初級文法を理解し,中国語で簡単なコミュニケーションをとることができる。初級文法をある程度理解し,中国語で自己紹介や身の周りについて簡単な表現ができる。中国語で挨拶や自己紹介ができる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:人文・社会

基礎となる学問分野:人文学/文学・言語学

学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「①教養豊かな実践的人間力の養成 ⑤グローバルな視点と社会性の養成 ⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

授業の概要:テキストを用いて,中国語で簡単なコミュニケーションをとることができるようになるよう,中国語の学習を行う。また,中国の生活習慣や文化などについても紹介する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:テキストを用いて,初級中国語の学習を行う。中国語で簡単なコミュニケーションがとれるようになることが目的であるため,発音練習,会話練習を重点的に行う。授業中の指示には中国語を用いることもある。また,学習事項定着のため,毎時間小テストを実施する。

成績評価方法:
・成績は,定期試験(70%)+口述試験(20%)+小テスト(10%)の合計から評価する。
・定期試験と口述試験は各2回実施し,その評価割合は同等である。前期末段階の成績が60点未満の者には,出席状況や授業態度が良好であれば,事前指示を与えたうえで再試験を実施する。再試験の結果は,最終成績の上限を60点として,当該定期試験の結果と読み替える。
・小テストは毎週行い,その平均点を成績に算入する。再テストは実施しない。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:
・授業時間で行う発音練習や会話練習に積極的に参加すること。
・授業内容の復習をしっかり行い,身につくまで繰り返しテキストや資料の中国語を音読すること。
・ジャンルは問わないので中国や中華圏に関する本を一冊読み,中国文化への理解を深めておくこと。

基礎科目:国語Ⅰ(1),国語Ⅱ(2),国語Ⅲ(3),歴史Ⅰ(1),歴史Ⅱ(2)
関連科目:コミュニケーション学Ⅱ(4年),国際文化論(専1),国際コミュニケーション演習(専1),社会科学概論(専2)

受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・欠課する(した)場合は,欠課届あるいは公認欠課届を提出すること。小テストは,欠課の届け出がなかった場合,当該のテストが0点となる。
・日々の取り組みが言語能力を向上させるため,テキストを繰り返し音読し,中国語を身につけられるように心掛けること。
・授業時間中の携帯電話やスマートフォンの使用は認めない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業内:ガイダンス,第1課 発音(1)
授業外:発音練習
授業内:中国語や中国文化について紹介し,声調と単母音について学ぶ。
授業外:正しい声調を発声できるように練習を行う。第1課の挨拶や単語を覚える。
2週 授業内:第2課 発音(2)
授業外:発音練習,ピンインを覚える
授業内:中国語の母音について学ぶ。
授業外:正しい母音を発声できるように練習を行う。第2課の挨拶や単語を覚える。
3週 授業内:第3課 発音(3)
授業外:発音練習,ピンインを覚える
授業内:中国語の子音について学ぶ。
授業外:正しい子音を発声できるように練習を行う。第3課の会話や単語を覚える。
4週 授業内:第4課 発音(4)
授業外:発音練習,ピンインを覚える
授業内:中国語の子音,鼻音について学ぶ。
授業外:正しい子音,鼻音を発声できるように練習を行う。第4課の会話や単語を覚える。
5週 授業内:第5課 初対面の自己紹介
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える
授業内:第5課の内容を学ぶ。
授業外:正しい発音で話すことができるように練習を行う。第5課の会話や単語を覚える。
6週 授業内:第5課の復習,第6課 誕生祝いに何を食べる?
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える
授業内:第5課の復習問題をする。第6課の内容を学ぶ。
授業外:正しい発音で話すことができるように練習を行う。第6課の会話や単語を覚える。
7週 授業内:第6課の復習,これまでの学習内容のふりかえり
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える,試験に備える
授業内:第6課の復習問題をする。これまでの学習内容のふりかえりを行う。
授業外:口述試験に向けて正しい発音で中国語を話すことができるように練習を行う。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 授業内:前期中間試験の返却と解説,口述試験
授業外:発音練習,試験で間違えた箇所を復習する
授業内:前期中間試験の答案返却と解説を行う。口述試験を実施する。
授業外:正しい発音で中国語を話すことができるように練習を行う。
10週 授業内:第7課 家族の話
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える
授業内:第7課の内容を学ぶ。
授業外:正しい発音で話すことができるように練習を行う。第7課の会話や単語を覚える。
11週 授業内:第7課の復習,第8課 パンダを見に行こう!
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える
授業内:第7課の復習問題をする。第8課の内容を学ぶ。
授業外:正しい発音で話すことができるように練習を行う。第7課の会話や単語を覚える。
12週 授業内:第8課の復習,第9課 ショッピング
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える
授業内:第8課の復習問題をする。第9課の内容を学ぶ。
授業外:正しい発音で話すことができるように練習を行う。第9課の会話や単語を覚える。
13週 授業内:第9課の復習,第10課 一緒に昼ご飯を食べましょう
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える
授業内:第9課の復習問題をする。第10課の内容を学ぶ。
授業外:正しい発音で話すことができるように練習を行う。第10課の会話や単語を覚える。
14週 授業内:第10課の復習,これまでの学習内容のふりかえり
授業外:発音練習,会話内容や単語を覚える,試験に備える
授業内:第10課の復習問題をする。これまでの学習内容のふりかえりを行う。
授業外:口述試験に向けて正しい発音で中国語を話すことができるように練習を行う。
15週 前期末試験
16週 授業内:前期末試験の返却と解説,口述試験
授業外:発音練習,試験で間違えた箇所を復習する
授業内:前期末試験の答案返却と解説を行う。口述試験を実施する。
授業外:正しい発音で中国語を話すことができるように練習を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験口述試験小テスト態度ポートフォリオその他レポート合計
総合評価割合7020100000100
基礎的能力7020100000100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000