異文化社会論Ⅰ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 異文化社会論Ⅰ
科目番号 0131 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:理系のための中国語入門(好文出版)
担当教員 江原 由美子,杉山明 (一般)

到達目標

学習目的:
入門から初級の中国語を身につける。
中国語の背景にある中国文化を学ぶ。
異文化を許容する心を涵養する。

到達目標
1.初歩的な中国語の運用能力を身につける。
2.現代中国社会、中国人の価値観を理解する。
◎3.日本とは違う文化を持つ人々の存在を許容する心を持つ。

ルーブリック

不可
評価項目1基礎的な文法を理解し,入門~初級の単語約300語とともに正しい中国語を運用できる。基礎的な文法を理解し,入門~初級の単語約200語とともに正しいを運用できる。基礎的な文法を概ね理解し入門~初級の単語約150語程度とともに意味の通る中国語を運用できる。基礎的な文法が理解できず,意味の通る中国語を運用できない。
評価項目2漢族文化と中国社会に興味を持ち,自ら理解しようと努力できる。漢族文化と中国社会に興味を持ち,偏見を持つことなく理解できる。漢族文化と中国社会を理解することができる。漢族文化と中国社会を許容することができない。
評価項目3異文化に関心を持ち,また異なる文化を持つ人々を理解し,許容できる姿勢を身につける。自分とは異る文化を持つ人々の存在を受入れ,許容しようとする姿勢を身につける。自分とは異る文化を持つ人々の存在を理解する。自分とは異る文化を持つ人々の存在を受け入れようとしない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:国際コミュニケーション

基礎となる学問分野:人文学/文学・言語学

学習教育目標との関連:本科目は「⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」,「①教養豊かな実践的人間力の養成」及び「⑤グローバルな視点と社会性の養成」に相当する科目である。

授業の概要:中国語の運用能力を身につけるために、講義、会話練習、確認テストなどを行う。講義では、中国の伝統文化や現代社会の状況を紹介する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:
テキストを使い,講義・演習を行う。原則として毎時間小テストを行う。文法・文型のほかに,聞き取り,発音練習,文化紹介にも重点を置く。

成績評価方法:
・定期考査(80%)+小テスト(10%)+授業時の口頭試問(10%)により評価する。
・前期末段階の成績が60点未満の者には,出席状況や授業態度が良好であれば,事前指示を与えた上で再試験を実施する。再試験の結果は,最終成績の上限を60点として,当該定期試験の結果と読み替える。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:事前に行う準備学習として,新聞等の中国に関するニュースに注意を払っておくこと。また次回の授業に向け,内容を復習し,知識の定着を図ること。中国語は発音が難しいので、テキスト附属CDを繰り返しよく聞くこと。義務づけないが辞書を購入してもよい。

基礎科目:国語Ⅰ(1年),国語Ⅱ(2),国語Ⅲ(3) 関連科目:異文化社会論Ⅱ(4年),日本文化論(4)

受講上のアドバイス:
・授業開始時刻に遅れた場合,20分までは遅刻,それ以降は欠課として扱う。
・欠課する(した)場合は,欠課届あるいは公認欠課届を提出すること。小テストは,欠課の届け出がなかった場合,当該のテストが0点となる。
・授業に積極的に参加し,期限を守って忘れずに課題を提出すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス  発音編第1課 発音入門            授業の概観を知るとともに,中国語の発音に触れる。
2週 発音編第2課 母音と子音 数字 
中国語の発音構造を知る。数字の読み方を身につける。
3週 発音編第3課 有気音と無気音 半音の変化 中国語の発音を身につける。
4週 本編第1課 第2課 日付の言い方 「是」の用法 日付の言い方を身につける。「是」を使った構文を理解し身につける。
5週 第3課 曜日の言い方 曜日の言い方を身につける。「叫」「姓」の用法を理解する。
6週 第4課 SVOの文型 SVOの文型を理解する。こそあど言葉を身につける。
7週 第5課 「在」の用法 第5課 「在」の用法を身につける。重さ、長さの単位を知る。
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 試験の返却と解説 課題レポートに関する説明と,第5課復習 試験を答案を受け取り自らの理解度を確認する。課題レポートについて理解する。第5課の内容を復習する。
10週 第6課 形容詞の用法 形容詞の用法を身につける。助動詞「想」「要」「応該」の使い方。
11週 第6課 助動詞の用法 助動詞「想」「要」「応該」の使い方。
12週 第7課 時間の言い方と可能の助動詞 時間の言い方を知り,可能の助動詞の用法を身につける。
13週 第8課 時間量の言い方 時点と時間量の区別を理解し,時間量の言い方を身につける。
14週 第8課 完了時制 完了時制の用法を理解する。
15週 (前期末試験)
16週 試験の返却と解説 課題レポート提出に関する説明 試験を答案を受け取り自らの理解度を確認する。課題レポートについて理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合801000010100
基礎的能力801000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000