ネットワークセキュリティ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 ネットワークセキュリティ
科目番号 0145 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 令和06年 情報セキュリティマネジメント合格教本(技術評論社)
担当教員 寺元 貴幸

到達目標

学習目的:ネットワークセキュリティに関して技術的な仕組みを含めて概要を学習する。また,具体的な攻撃手口や防御方法についても事例を含めて学習する。

到達目標
1.ネットワークセキュリティの要素とその重要性と説明できる。
2.ネットワークセキュリティの確保に必要な基礎知識を説明できる。
3.攻撃を検知し解析するための仕組みを具体的に説明できる。
4. ネットワークセキュリティの戦略について説明できる。

ルーブリック

不可
評価項目1 ネットワークセキュリティの要素とその重要性について具体的に説明できる。ネットワークセキュリティの要素とその重要性について概念を説明できる。ネットワークセキュリティの要素とその重要性について例示できる。左記に達していない。
評価項目2ネットワークセキュリティの確保に必要な基礎知識を具体的に説明できる。ネットワークセキュリティの確保に必要な基礎知識の概要を説明できる。ネットワークセキュリティの確保に必要な基礎知識を例示できる。左記に達していない。
評価項目3攻撃を検知し解析するための仕組みを具体的に説明できる。攻撃を検知し解析するための仕組みの概念を説明できる。攻撃を検知し解析するための仕組みを例示することができる。左記に達していない。
評価項目4ネットワークセキュリティの戦略について具体的に説明することができる。ネットワークセキュリティの戦略について概要を説明できる。ネットワークセキュリティの戦略について例示することができる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:情報システム・プログラミング・ネットワーク

基礎となる学問分野:工学/情報科学,情報工学およびその関連分野/情報セキュリティ関連

学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。

授業の概要:前半はネットワークセキュリティ全般の概要を学習する。後半は具体的な攻撃手口や防御手法そして情報システム戦略や関連する法律等に関して学習する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:各学生にテキストの担当を与え,その内容をまとめてPowerPointを作成し,その内容を10分程度で発表する。また,関連する諸技術にやできごとについても補足説明する。また,理解が深まるよう担当者が演習問題を作成し,それを他の学生が解くことで内容の確認を行う。発表に関して,学生間で質疑応答を行い,相互の理解を深める。毎回学習内容をまとめた報告書を作成し提出する。

成績評価方法:
2回の定期試験の結果に重みを付けて評価する(60%,後中:後末=1:1)。
・各試験はノートの持ち込みを許可しない。
・各定期試験の結果が60点未満の人には補習,再試験により理解が確認できれば,点数を変更することがある。ただし,変更した後の評価は60点を超えないものとする。
演習・レポート課題で評価する(40%)。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:教科書に出てくる用語の意味や定義をよく確認し正確に理解すること。また,例題や各章の最後に用意されている演習問題を一つずつ自分で解いて内容をよく確認すること。
事前に行う準備学習として,基礎科目である情報リテラシー(1),情報ネットワーク基礎(2)の内容を復習しておくこと。
基礎科目:総合理工基礎(1年),情報リテラシー(1),情報ネットワーク基礎(2),ディジタル工学(3)など

関連科目:eビジネス(5年),情報セキュリティ(4)など

受講上のアドバイス:基礎知識に加え,現代社会で使われている通信機器,無線機器についても学習するので,日常生活とも関わっている事を念頭に起き興味を持って学習すること。遅刻は授業時間(=2コマ)の4分の1(=0.5コマ)刻みで取り扱う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 講義の概要を理解する
2週 情報のCIA
情報のCIAを理解する
3週 情報資産・脅威・脆弱性 情報資産・脅威・脆弱性の存在を理解する
4週 サイバー攻撃手法(1)
不正アクセス,盗聴,なりすまし
サイバー攻撃手法の基礎を理解する
5週 サイバー攻撃手法(2)
サービス妨害,ソーシャルエンジニアリング,その他
サイバー攻撃手法の基礎を理解する
6週 暗号 暗号の基礎を理解する
7週 認証 認証の基礎を理解する
8週 後期中間試験 後期中華試験を受ける
4thQ
9週 後期中間試験の返却と解答解説 後期中間試験の問題および解答を理解する
10週 ネットワークセキュリティ(1)
ネットワークの基礎,TCP/IP,IPアドレス
ネットワークセキュリティの基礎について理解する
11週 ネットワークセキュリティ(2)
ポート番号,通信装置
ネットワークセキュリティの基礎について理解する
12週 ネットワークセキュリティ(3)
NAT,アプリケーション層のプロトコル,無線LAN
ネットワークセキュリティの基礎について理解する
13週 データベースのモデル データベースのモデルを理解する
14週 情報システム戦略と構成要素 情報システム戦略と構成要素の基礎を理解する
15週 後期末試験 後期末試験
16週 後期末験の返却と解答解説 後期末試験の問題および解答を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価自己 評価課題小テスト合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000