人間工学

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 人間工学
科目番号 0146 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:岡田明他「初めて学ぶ人間工学」(理工図書)  参考書:横溝克己「エンジニアのための人間工学」(日本出版サービス)
担当教員 趙 菲菲

到達目標

学習目的:人間に適した製品・生活環境を設計するなど,人間工学の発展の流れを重視し、その科学的理念への理解を求めることを目的とする。

到達目標
1.人にやさしい技術,使いやすい機器,生活しやすい環境(特に労働環境)を考えることができる。
2.QWL(Quality of Working Life)の向上を目指して,働く人の健康と福祉を考えることができる。
3.作業環境管理,作業管理および健康管理の立場から,解決策を考えることができる。
4.身近な環境のリスク評価ができる(課題レポートの作成)。

ルーブリック

不可
評価項目1人にやさしい技術,使いやすい機器,生活しやすい環境(特に労働環境)を考えることがよくできる人にやさしい技術,使いやすい機器,生活しやすい環境(特に労働環境)を考えることが概ねできる人にやさしい技術,使いやすい機器,生活しやすい環境(特に労働環境)を考えることができる左記に達していない。
評価項目2QWL(Quality of Working Life)の向上を目指して,働く人の健康と福祉を考えることがよくできるQWL(Quality of Working Life)の向上を目指して,働く人の健康と福祉を考えることが概ねできるQWL(Quality of Working Life)の向上を目指して,働く人の健康と福祉を考えることができる左記に達していない。
評価項目3作業環境管理,作業管理および健康管理の立場から,解決策を考えることがよくできる作業環境管理,作業管理および健康管理の立場から,解決策を考えることが概ねできる作業環境管理,作業管理および健康管理の立場から,解決策を考えることができる左記に達していない。
評価項目4身近な環境のリスク評価がよくできる身近な環境のリスク評価が概ねできる身近な環境のリスク評価ができる左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:融合科目・その他

必修・必履修・履修選択・選択の別:履修選択

基礎となる学問分野:工学/機械工学/知能機械学・機械システム

学習・教育目標との関連:④分野横断的な融合力の育成
            ⑤グローバルな視点と社会性の養成
            ⑥課題探求・解決能力の育成
            ⑦コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-1:工学に関する基礎知識として,自然科学の幅広い分野の知識を修得し,説明できること」である。

授業の概要:本授業では、人間工学を学ぶ上で基礎となる思想、思考法や知識、応用例を紹介する。人間工学は「人間とその生活環境との関係を人間の形態学的・生理学的・心理学的・行動学的側面から学習する。

授業の進め方・方法:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:特になし

基礎科目:応用数学Ⅰ(4年),力学Ⅰ(3年),メカトロニクスⅠ(3年),

関連科目:医療福祉工学(5年),福祉機器設計(5年)
注意点:
受講上のアドバイス:授業時間外に予習・復習や課題への取り組みを必ず行い,レポートを提出すること。授業内容で理解できない場合は,教員に聞きにくること。25分以上の遅刻は1欠課、75分以上の遅刻は2欠課として扱う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス:人間工学の概観

人間工学の概観について理解する
2週 エルゴデザイン、エコデザイン
エルゴデザイン、エコデザインについて理解する
3週 ユニバーサルデザイン、アクセシブルデザイン
ユニバーサルデザイン、アクセシブルデザインについて理解する
4週 働きやすさと環境
働きやすさと環境について理解する
5週 ヒトを測る
ヒトを測るについて理解する
6週 ハザードとリスクおよびヒューマンエラー ハザードとリスクおよびヒューマンエラーについて理解する
7週 リスクマネジメント リスクマネジメントについて理解する
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 後期中間試験の答案返却と試験解説
10週 リスクアセスメント リスクアセスメントについて理解する
11週 空気・光・音環境 空気・光・音環境について理解する
12週 メンタルヘルス メンタルヘルスについて理解する
13週 VDT作業と人間工学 VDT作業と人間工学について理解する
14週 快適作業環境 快適作業環境について理解する
15週 (後期末試験)
16週 後期末試験の答案返却と試験解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合50101001020100
基礎的能力0000000
専門的能力50101001020100
分野横断的能力0000000