生活支援工学

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 生活支援工学
科目番号 0153 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:日本生活支援工学会編、日本リハビリテーション工学協会編「生活支援工学概論」(コロナ社)
担当教員 薮木 登

到達目標

学習目的:生活支援工学の基本理念が理解でき、生活場面での支援に必要な技術や環境等を説明できる。
到達目標
1.生活支援工学の基本理念が理解できる。
2.機器設計・環境整備の基本的な考え方について説明できる。
3.日常生活動作、コミュニケーションなど、各生活場面での支援に必要とされることについて説明できる。

ルーブリック

不可
評価項目1生活支援工学の基本理念がを利用できる。生活支援工学の基本理念が説明できる。生活支援工学の基本理念が理解できている。(試験)生活支援工学の基本理念が理解できていない。
評価項目2機器設計・環境整備の基本的な考え方を利用できる。機器設計・環境整備の基本的な考え方について説明できる。機器設計・環境整備の基本的な考え方について理解できている。(試験)機器設計・環境整備の基本的な考え方について理解できていない。
評価項目3日常生活動作、コミュニケーションなど、各生活場面での支援に必要とされることについて説明でき、応用について考えることができる。日常生活動作、コミュニケーションなど、各生活場面での支援に必要とされることについて説明できる。日常生活動作、コミュニケーションなど、各生活場面での支援に必要とされることについて理解できている。(試験)日常生活動作、コミュニケーションなど、各生活場面での支援に必要とされることについて理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門:医療福祉推進プログラム
基礎となる学問分野:人間医工学およびその関連分野/医療福祉工学関連
学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「④分野横断的な融合力の育成」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-1:工学に関する基礎知識として,自然科学の幅広い分野の知識を修得し,説明できること」である。本科目は大学相当の内容を含む科目で,技術者教育プログラムの履修認定に関係する。
授業の概要:本科目では、これからの高齢者と障害者を支えるのは,人材と福祉用具を基本とする生活支援技術である。本科目では、高齢者と障害者の自立支援・介護支援に必要な基本的事項や生活・就労を支援する技術や環境整備について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業の方法:板書を中心に授業を進めていく。理解を深めるために,適宜演習を解かせながら授業を進めていく。また,状況に応じてレポート・課題を与える。(本科目は半期科目である)
成績評価方法:
・2回の定期試験の結果を同等に評価する(70%)。演習およびレポートを評価する(30%)。
・各試験はノートの持ち込みを許可しない。
・各定期試験の結果が60点未満の人には補習,再試験により理解が確認できれば,点数を変更することがある。ただし,変更した後の評価は60点を超えないものとする。
注意点:
履修上の注意:本科目を選択した者は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:事前に行う準備学習として,医療福祉での生活支援に関する例を調べておくこと。
基礎科目:これまでに学んだ科目
関連科目:医療福祉工学(5),人間工学(5),福祉心理学(5),福祉機器設計(5),生体情報処理(5),生体計測工学(5),インターフェイスデザイン(5)など
受講上のアドバイス:授業時間外に予習・復習や課題への取り組みを必ず行い,レポートを提出すること。授業内容で理解できない場合は,教員に聞きにくること。
25分以上の遅刻は1欠課、75分以上の遅刻は2欠課として扱う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 本年度は開講しない
ガイダンス,生活支援工学の概念(1)
授業の計画を確認する。また、生活支援工学の定義について理解する
2週 生活支援工学の概念(2) 生活支援工学の概念について理解する
3週 障害の概念(1) 障害者の定義について理解する
4週 障害の概念(2) 障害者の実態を理解する
5週 生活機器による生活支援(1) 支援機器の活用のポイントと日常生活動作の支援を理解する
6週 生活機器による生活支援(2) 姿勢保持・移動の支援について理解する
7週 各種支援(1) コミュニケーション、機器操作等の支援を理解する
8週 (前期中間試験) ここまでの学習内容を確認する。
2ndQ
9週 中間試験の返却と解答解説,各種支援(3) 学習が不十分な箇所を確認,補習する。
情報収集・発信の支援を理解する。
10週 各種支援(3) 認知障害に対する支援について理解する
11週 アクセシブルデザイン(1) アクセシブルデザインの概要を理解する
12週 アクセシブルデザイン(2) アクセシブルデザインにするポイントについて理解する
13週 人に優しい生活環境(1) 住環境について理解する
14週 人に優しい生活環境(2) 都市環境について理解する
15週 (前期末試験) 学習内容を確認する
16週 前期末試験の答案返却と試験解説 学習が不十分な箇所を確認し,補習する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験演習・レポート課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力000
専門的能力7030100
分野横断的能力000