応用化学・生物

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 応用化学・生物
科目番号 0155 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 総合理工学科(電気電子システム系) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は指定せず,適宜プリントを配布する。
参考書:化学(東京書籍、検定教科書),改訂 生物(東京書籍、検定教科書),Essential 細胞生物学 原書第5版(南江堂)
担当教員 粟井 貴子

到達目標

学習目的:化学や生物の知識を応用することが私たちの暮らしにどのように役立っているのかを理解する。

到達目標
1. 高分子化合物について理解する。
2. 生物の応用的分野について理解する。
3. 化学の応用的分野について理解する。

ルーブリック

不可
評価項目1高分子化合物について授業内容を理解し,具体的な例を示しながら自分の言葉で説明できる。高分子化合物について授業内容を理解し,具体的な例を示せる。高分子化合物について授業内容を理解している。左記に達していない。
評価項目2生物の応用的分野について授業内容を理解し,生活とのつながりを具体的な例を示しながら自分の言葉で説明できる。生物の応用的分野について授業内容を理解し,生活とのつながりについて具体的な例を示せる。生物の応用的分野について授業内容を理解している。左記に達していない。
評価項目3化学の応用的分野について授業内容を理解し,生活とのつながりを具体的な例を示しながら自分の言葉で説明できる。化学の応用的分野について授業内容を理解し,生活とのつながりについて具体的な例を示せる。化学の応用的分野について授業内容を理解している。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般

学習の分野:自然科学系共通・基礎

基礎となる学問分野:化学,生物学

学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科の学習教育目標「(2)確かな基礎科学の知識修得」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化および情報技術の修得とそれらを応用することができる,A-1:数学,物理を中心とした自然科学及び情報技術の幅広い分野の知識を修得し,これらの知識を組み合わせることも含めて応用することができる。」である。

授業の概要:化学や生物学の知識が生活にどのように役立つのか,実社会でどのように利用されているのかについて解説する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:図,表などの資料をプロジェクターに投影し,あるいは板書により解説しながら進める。適時,授業内容に則した小テスト等の課題を実施し,復習と自己学習を促す。

成績評価方法:2回の定期試験の得点をそれぞれ同等に評価(70%)し,定期試験までの小テストおよび授業態度をこれに加味(30%)して評価する。再試験は行わない。出席状況や授業態度が良好であれば,再試験の代わりに課題を課す。この場合,60点を最高点として最終成績に加える。
注意点:
履修上の注意:本科目は必修科目のため4学年の課程修了には履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。

履修のアドバイス:丸暗記するのではなく,科学を身近なものとして感じ,理解し身につけて欲しい。事前に行う学習準備として,前年度までの科目の復習を勧める。

基礎科目:生物(1年),化学Ⅰ(2年),化学Ⅱ(3年)

関連科目:一般生物学(先進科学系2年),分子生物学(先進科学系3年),生化学(先進科学系4年),細胞生物学(先進科学系4年),生命工学(専攻科1年),有機化学Ⅱ(先進科学系5年)

受講上のアドバイス:課題は期限を厳守すること。遅刻は授業開始時の出欠確認時に不在の場合欠席として扱う。講義やそれに関連したことで疑問があれば,積極的に質問し,理解を深めてほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 本科目で習得する内容について理解する。
2週 微生物との共生 人と微生物の共生,関連技術について理解する。
3週 微生物の利用 微生物の医療や工業等への応用について理解する。
4週 再生医療 再生医療について理解する。
5週 免疫と医療 免疫の仕組みを利用した医療について理解する。
6週 免疫と医療2 免疫の仕組みを利用した医療について理解する。
7週 試験対策
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験の返却と回答解説
10週 高分子化合物の特徴 高分子化合物とは何かを理解する。
11週 生体高分子-タンパク質- タンパク質が高分子化合物であること及びその応用について理解する。
12週 生体高分子-核酸- 核酸が高分子化合物であること及びその応用について理解する。
13週 機能性高分子 機能性高分子について理解する。
14週 試験対策
15週 期末試験
16週 期末試験の返却と回答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学化学代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。3
物質が原子からできていることを説明できる。3
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
共有結合について説明できる。3
ライフサイエンス・アースサイエンスライフサイエンス・アースサイエンス生物に共通する性質について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000