Course Objectives
学習目的:イーサネットとTCP/IPを例に取り,LAN(構内通信網)とWAN(広域通信網,インターネット)それぞれの視点で,データがやりとりされる仕組みを理解する。また,データのやりとりを確実に行うための仕組みを理解する。
到達目標:
1.LAN上でデータをやりとりする仕組みを説明できる。
2.インターネット上でデータをやりとりする仕組みを説明できる。
3.データのやりとりを確実に行うための仕組みを説明できる。
Rubric
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | LAN上でデータをやりとりする仕組みを完璧に説明できる。 | いくらかミスや漏れが見られるものの,LAN上でデータをやりとりする仕組みを概ね説明できる。 | LAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できる。 | LAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できない。 |
評価項目2 | WAN上でデータをやりとりする仕組みを完璧に説明できる。 | いくらかミスや漏れが見られるものの,WAN上でデータをやりとりする仕組みを概ね説明できる。 | WAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できる。 | WAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できない。 |
評価項目3 | データのやりとりを確実に行うための仕組みを完璧に説明できる。 | いくらかミスや漏れが見られるものの,データのやりとりを確実に行うための仕組みを概ね説明できる | データのやりとりを確実に行うための仕組みの要点を説明できる。 | データのやりとりを確実に行うための仕組みの要点を説明できない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
一般・専門の別:専門
学習の分野:情報システム・プログラミング・ネットワーク
必修・必履修・履修選択・選択の別:必履修
基礎となる学問分野:情報科学,情報工学およびその関連分野/情報ネットワーク関連
学習・教育目標との関連:本科目は「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化」である。
授業の概要:広く利用されているイーサネットとTCP/IPを例に取り,視覚的に確認することが難しいコンピュータネットワーク上でどのようにしてデータがやりとりされているか,通信技術の基礎的な部分を理解する。
Style:
授業の方法:板書を中心に授業を行う。また,理解が深まるよう演習やレポートを課す。
成績評価方法:4回の定期試験の結果をそれぞれ同等に評価する(70%)。レポート・演習(30%)。試験には教科書・ノートの持込みを許可しない。基本的に再試験は実施しないが,正しい成績評定ができていないと判断したときは再試験を実施する。
Notice:
履修上の注意:学年の課程修了のためには履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。
履修のアドバイス:次回の授業に向け,教科書に目を通したり履修済みの関連科目の教科書に目を通したりして,予習を行うこと。
基礎科目:情報リテラシー(1年)
関連科目:情報ネットワーク応用(4),情報通信工学(4),通信プロトコル(5)
受講上のアドバイス:情報通信に関する話題は日常目にする機会が多いので,その機会ごとに本科目での学習内容との関係について考えてみること。授業開始時に行う出席確認完了までに入室しなかった場合を遅刻とし,遅刻2回で2欠課(1回授業分)とする。
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
ガイダンス |
それぞれ以下の内容について理解する
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2nd |
ネットワークとは,ネットワークの利点 |
コンピュータネットワーク,コンピュータネットワークの利点
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3rd |
データ通信の基礎,回線交換とパケット交換 |
データ表現,プロトコル,回線交換,パケット交換
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4th |
ネットワークの構造,LANとWAN |
マルチアクセスネットワーク,ポイントツーポイント,LAN,WAN
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5th |
OSI参照モデル,カプセル化 |
OSI参照モデル,カプセル化
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6th |
プロトコル,TCP/IPモデル |
プロトコル,TCP/IPモデル
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7th |
レイヤー1の役割と概要 |
レイヤー1の役割,具体的な規格内容
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8th |
(前期中間試験) |
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2nd Quarter |
9th |
前期中間試験の返却と解答解説 |
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10th |
信号と衝突,ハブ |
アナログ信号,ディジタル信号,通信速度,信号の減衰,ノイズ・干渉,衝突,ハブ,フラッディング,衝突ドメイン
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11th |
レイヤー2の役割と概要 |
レイヤー2の役割,セグメント,イーサネット
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12th |
レイヤー2アドレスとイーサネット |
ユニキャスト,ブロードキャスト,マルチキャスト,MACアドレス,イーサネット
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13th |
イーサネット,スイッチ |
イーサネット,フレーム,CSMA/CD,スイッチ,MACアドレスフィルタリング
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14th |
全二重イーサネット |
バッファリング,半二重通信,全二重通信,衝突ドメイン
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15th |
(前期末試験) |
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16th |
前期末試験の返却と解答解説 |
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2nd Semester |
3rd Quarter |
1st |
レイヤー3の役割と概要,インターネットプロトコル |
レイヤー3の役割,インターネットワーク,論理アドレス,インターネットプロトコル,IPデータグラム
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2nd |
IPアドレス |
IPアドレス,クラスフルアドレッシング,ネットワークアドレス,ブロードキャストアドレス
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3rd |
サブネッティング,クラスレスアドレッシング |
サブネットワーク,サブネットマスク,クラスレスアドレッシング,プレフィックス長
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4th |
DHCP,ARP,DNS |
DHCP,ARP,DNS
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5th |
アドレスと経路,ルータ |
ルーティング,ルータ,ルーティングテーブル
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6th |
デフォルトゲートウェイ,ルーティング |
デフォルトゲートウェイ,ブロードキャストドメイン,ルーティングテーブル,コンバージェンス
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7th |
ルーティングプロトコル,RIP |
ルーティングプロトコル,自律システム,RIP
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8th |
(後期中間試験) |
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4th Quarter |
9th |
後期中間試験の返却と解答解説 |
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10th |
ICMP,EchoとTime Exceeded |
ICMP,ICMPタイプ,TTL,ping,traceroute
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11th |
レイヤー4の役割と概要,コネクションとセグメント |
レイヤー4の役割,エラー回復,フロー制御,ポート番号,コネクション,スリーウェイハンドシェーク,シーケンス番号
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12th |
ウィンドウ制御,ポート番号 |
ウィンドウ,ウィンドウ制御,ポート番号
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13th |
UDP,ネットワークアドレス変換 |
UDP,グローバルIPアドレス,プライベートIPアドレス,NAT
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14th |
NAPT,レイヤー5~7,OSI参照モデルのまとめ |
NAPT,レイヤー5の役割,レイヤー6の役割,レイヤー7の役割
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15th |
(後期末試験) |
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16th |
後期末試験の返却と解答解説 |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | Total |
Subtotal | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |