Fundamentals of Computer Network

Course Information

College Tsuyama College Year 2019
Course Title Fundamentals of Computer Network
Course Code 0025 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Integrated Science and Technology Communication and Informations System Program Student Grade 2nd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 教科書:網野衛二「改訂新版 3分間ネットワーク基礎講座」(技術評論社) 参考書:三上信男「ネットワーク超入門講座第3版」(ソフトバンククリエイティブ)など
Instructor ONISHI Atsushi

Course Objectives

学習目的:イーサネットとTCP/IPを例に取り,LAN(構内通信網)とWAN(広域通信網,インターネット)それぞれの視点で,データがやりとりされる仕組みを理解する。また,データのやりとりを確実に行うための仕組みを理解する。
到達目標:
1.LAN上でデータをやりとりする仕組みを説明できる。
2.インターネット上でデータをやりとりする仕組みを説明できる。
3.データのやりとりを確実に行うための仕組みを説明できる。

Rubric

不可
評価項目1LAN上でデータをやりとりする仕組みを完璧に説明できる。いくらかミスや漏れが見られるものの,LAN上でデータをやりとりする仕組みを概ね説明できる。LAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できる。LAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できない。
評価項目2WAN上でデータをやりとりする仕組みを完璧に説明できる。いくらかミスや漏れが見られるものの,WAN上でデータをやりとりする仕組みを概ね説明できる。WAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できる。WAN上でデータをやりとりする仕組みの要点を説明できない。
評価項目3データのやりとりを確実に行うための仕組みを完璧に説明できる。いくらかミスや漏れが見られるものの,データのやりとりを確実に行うための仕組みを概ね説明できるデータのやりとりを確実に行うための仕組みの要点を説明できる。データのやりとりを確実に行うための仕組みの要点を説明できない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
一般・専門の別:専門
学習の分野:情報システム・プログラミング・ネットワーク
必修・必履修・履修選択・選択の別:必履修
基礎となる学問分野:情報科学,情報工学およびその関連分野/情報ネットワーク関連
学習・教育目標との関連:本科目は「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化」である。
授業の概要:広く利用されているイーサネットとTCP/IPを例に取り,視覚的に確認することが難しいコンピュータネットワーク上でどのようにしてデータがやりとりされているか,通信技術の基礎的な部分を理解する。


Style:
授業の方法:板書を中心に授業を行う。また,理解が深まるよう演習やレポートを課す。
成績評価方法:4回の定期試験の結果をそれぞれ同等に評価する(70%)。レポート・演習(30%)。試験には教科書・ノートの持込みを許可しない。基本的に再試験は実施しないが,正しい成績評定ができていないと判断したときは再試験を実施する。
Notice:
履修上の注意:学年の課程修了のためには履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。
履修のアドバイス:次回の授業に向け,教科書に目を通したり履修済みの関連科目の教科書に目を通したりして,予習を行うこと。
基礎科目:情報リテラシー(1年)
関連科目:情報ネットワーク応用(4),情報通信工学(4),通信プロトコル(5)
受講上のアドバイス:情報通信に関する話題は日常目にする機会が多いので,その機会ごとに本科目での学習内容との関係について考えてみること。授業開始時に行う出席確認完了までに入室しなかった場合を遅刻とし,遅刻2回で2欠課(1回授業分)とする。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ガイダンス それぞれ以下の内容について理解する
2nd ネットワークとは,ネットワークの利点 コンピュータネットワーク,コンピュータネットワークの利点
3rd データ通信の基礎,回線交換とパケット交換 データ表現,プロトコル,回線交換,パケット交換
4th ネットワークの構造,LANとWAN マルチアクセスネットワーク,ポイントツーポイント,LAN,WAN
5th OSI参照モデル,カプセル化 OSI参照モデル,カプセル化
6th プロトコル,TCP/IPモデル プロトコル,TCP/IPモデル
7th レイヤー1の役割と概要 レイヤー1の役割,具体的な規格内容
8th (前期中間試験)
2nd Quarter
9th 前期中間試験の返却と解答解説
10th 信号と衝突,ハブ アナログ信号,ディジタル信号,通信速度,信号の減衰,ノイズ・干渉,衝突,ハブ,フラッディング,衝突ドメイン
11th レイヤー2の役割と概要 レイヤー2の役割,セグメント,イーサネット
12th レイヤー2アドレスとイーサネット ユニキャスト,ブロードキャスト,マルチキャスト,MACアドレス,イーサネット
13th イーサネット,スイッチ イーサネット,フレーム,CSMA/CD,スイッチ,MACアドレスフィルタリング
14th 全二重イーサネット バッファリング,半二重通信,全二重通信,衝突ドメイン
15th (前期末試験)
16th 前期末試験の返却と解答解説
2nd Semester
3rd Quarter
1st レイヤー3の役割と概要,インターネットプロトコル レイヤー3の役割,インターネットワーク,論理アドレス,インターネットプロトコル,IPデータグラム
2nd IPアドレス IPアドレス,クラスフルアドレッシング,ネットワークアドレス,ブロードキャストアドレス
3rd サブネッティング,クラスレスアドレッシング サブネットワーク,サブネットマスク,クラスレスアドレッシング,プレフィックス長
4th DHCP,ARP,DNS DHCP,ARP,DNS
5th アドレスと経路,ルータ ルーティング,ルータ,ルーティングテーブル
6th デフォルトゲートウェイ,ルーティング デフォルトゲートウェイ,ブロードキャストドメイン,ルーティングテーブル,コンバージェンス
7th ルーティングプロトコル,RIP ルーティングプロトコル,自律システム,RIP
8th (後期中間試験)
4th Quarter
9th 後期中間試験の返却と解答解説
10th ICMP,EchoとTime Exceeded ICMP,ICMPタイプ,TTL,ping,traceroute
11th レイヤー4の役割と概要,コネクションとセグメント レイヤー4の役割,エラー回復,フロー制御,ポート番号,コネクション,スリーウェイハンドシェーク,シーケンス番号
12th ウィンドウ制御,ポート番号 ウィンドウ,ウィンドウ制御,ポート番号
13th UDP,ネットワークアドレス変換 UDP,グローバルIPアドレス,プライベートIPアドレス,NAT
14th NAPT,レイヤー5~7,OSI参照モデルのまとめ NAPT,レイヤー5の役割,レイヤー6の役割,レイヤー7の役割
15th (後期末試験)
16th 後期末試験の返却と解答解説

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価自己評価課題小テストTotal
Subtotal70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000