全系横断演習Ⅰ

Course Information

College Tsuyama College Year 2019
Course Title 全系横断演習Ⅰ
Course Code 0034 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Seminar Credits Academic Credit: 4
Department Department of Integrated Science and Technology Communication and Informations System Program Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 各教員指定の書籍,インターネット,授業で使用した教科書や参考書,友人など,自分の周辺が全て教材である。
Instructor KAWANAMI Hiromichi

Course Objectives

学習目的:テーマの目的を把握し,準備すべき事柄を認識し,発生した問題点に対し,自分の専門性を活かしながら,かつ他の専門技術とコミュニケーションを取りながら,解決に向けての創意・工夫を行うことによりエンジニアリングデザイン能力やチームワーク力を身につける。

到達目標
◎1 準備すべき事柄を認識し,学習を進めることができる。
◎2 解決すべき課題を把握し,自律的に学習することができる。
◎3 ゴールを意識しながら計画的にものごとを進めることができる。
◎4 他のメンバーとの役割分担を意識しながら創意・工夫ができる。
◎5 最終発表において理解しやすく工夫した発表ができ,的確な討論をすることができる。

Rubric

不可
評価項目1・現状と目標を把握し,その乖離の中に課題を見つけ,課題の因果関係や優先度を理解し,そこから主要な原因を見出そうと努力し,解決行動の提案をすることができる。 ・複雑な事象の本質を要約・整理し構造化できる。・現状と目標を把握し,その乖離の中に課題を見つけ,解決のために必要な情報収集・分析・整理のための基本的な方法を理解できる。 ・事象の本質を客観的・論理的にとらえることができ,最良の選択肢を選ぶことができる。・現状と目標を把握し,その乖離の中に課題を見つけ,解決のために必要な情報収集・分析・整理のための基本的な方法を理解できる。 ・事象の本質を客観的・論理的にとらえることができ,ほぼ適当な選択肢を選ぶことができる。左記に達していない。
評価項目2・現状と目標を把握し,その乖離の中に課題を見つけ,課題の因果関係や優先度を理解し,そこから主要な原因を見出そうと努力し,解決行動の提案をすることができる。 ・複雑な事象の本質を要約・整理し構造化できる。・現状と目標を把握し,その乖離の中に課題を見つけ,解決のために必要な情報収集・分析・整理のための基本的な方法を理解できる。 ・事象の本質を客観的・論理的にとらえることができ,最良の選択肢を選ぶことができる。・現状と目標を把握し,その乖離の中に課題を見つけ,解決のために必要な情報収集・分析・整理のための基本的な方法を理解できる。 ・事象の本質を客観的・論理的にとらえることができ,ほぼ適当な選択肢を選ぶことができる。左記に達していない。
評価項目3・身内の中で,周囲の状況を改善すべく自身の能力を発揮できる。 ・日常生活の管理ができ,常に良い状態を維持するための努力を怠らない。・自身で主体的な行動の重要性を理解し,行動がとれる。 ・日常生活の管理ができ,責任ある行動がとれる。・自身で主体的な行動の重要性を理解し,ほぼ満足な行動がとれる。 ・日常生活の管理ができ,概ね責任ある行動がとれる。左記に達していない。
評価項目4・集団において,集団の意見を聞き,自分の意見も述べ,目的のために合意形成ができる。 ・社会全体を構成している一員としての意識を持って,行動することができる。 ・チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し,自分の感情の抑制,コントロールをし,他者の意見を尊重し,適切なコミュニケーションを持つとともに,当事者意識をもち協調して共同作業・研究を進めることができる。 ・先に立って行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し,他者に対し適切な協調行動を促し,共同作業・研究を進めることができる。・集団において,集団の意見を聞き,自分の意見を述べ,集団における個々の役割を理解できる。 ・責任感の重要性を理解することができ,基本的な行動がとれる。 ・組織が効果的に機能するためのチームワークに必要な項目を理解している。 ・組織が効果的に機能するためのリーダーの役割を理解している。・集団において,集団の意見を聞き,自分の意見を述べ,集団における個々の役割を概ね理解できる。 ・責任感の重要性を理解することができ,基本的な行動がとれる。 ・組織が効果的に機能するためのチームワークに必要な項目を概ね理解している。 ・組織が効果的に機能するためのリーダーの役割を理解している。左記に達していない。
評価項目5・ICTやICTツール,文章等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。・ICTやICTツール,文章等を情報収集・活用・発信に扱うことができ,ICTの応用・将来性を理解できる。・ICTやICTツール,文章等を情報収集・活用・発信に扱うことができる。左記に達していない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
一般・専門の別:専門 学習の分野:実験・実習

必修・必履修・履修選択・選択の別:必修

基礎となる学問分野:1,2年生で学習した科目

学習・教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習・教育目標「(4)分野横断的な融合力の育成」「(5)グローバルな視点と社会性の養成」「(6)課題探求・解決能力の育成」「(7)コミュニケーション力・プレゼンテーション力の育成」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:
(先進科学系)
 本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(D) 課題解決能力の育成」である。
(機械システム系)
 本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A) 技術に関する基礎知識の深化,A-3:実験・実習をとおして,技術に関する基礎知識の理解を深めるとともに,関連した技能や手法を修得し,説明できること」であるが,付随的には「D-1」,「F-2」にも関与する。
本科目は大学相当の内容を含む科目で,技術者教育プログラム履修認定に関連する。
(電気電子システム系)
本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(D)課題解決能力の育成,D-1: 学内外で得た科学・技術に関する知識や種々の情報を用い,問題を明確にとらえ,複数の解決策を考え出し,それらの解決策を多面的に評価し,適切な解決策や方法を見つけ,示せること」であるが,付随的には「F-1」にも関与する。
本科目は大学相当の内容を含む科目で,技術者教育プログラム履修認定に関係する。
(情報システム系)
本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(D)課題解決能力の育成,D-2:ハードウェア・ソフトウェアを利用した適切な方法を用いて,要求された課題を制約の下でデザインできること」であるが,付随的には「F-1」にも関与する。
本科目は大学相当の内容を含む科目で,技術者教育プログラム履修認定に関連する。

授業の概要:教員が提示したテーマあるいは自ら設定したテーマに,専門分野の異なる数人のチームで取り組み,目標実現のために解決すべき課題を発見し,課題解決方法をチームで実践的に体験する。この演習では,すでに習得している技術・知識を更に深める,あるいは,専門分野外の技術・知識を新たに習得することができる。
Style:
授業の方法:各教員より提示された課題テーマをもとに学生に配属希望調査を実施し,課題テーマを決定する。学生は1年間かけて課題テーマに取り組み,最後に成果をまとめ発表する。
課題テーマに対して,専門分野の異なる数人(状況によっては10数人)のチームで取り組み,目標実現のために解決すべき課題を発見し,課題解決方法をチームで検討し,計画的に実行する。

成績評価方法:
グループディスカッションおよびポスター発表を行うこと、ならびに期日までに報告書を提出していることが必須条件であり,
・指導教員による演習計画書,中間報告書,最終報告書の評価(30%)
・指導教員による演習等状況の評価(40%)
・審査員によるポスター発表の評価(30%)
 なお,指導教員による演習等状況に対する評価には,時間割以外の時間も含めた自発的な取り組みの状況(遅刻や欠課の状況を含む)や,技術指導やコミュニケーションへの取り組みの状況に対する評価が含まれる。また,審査員による評価の一部として,質疑応答などを通して同様の評価が含まれる。
Notice:
履修上の注意:学年の課程修了のために履修(欠席時間数が所定授業時間数の5分の1以下)および単位習得が必須である。本科目は授業時間以外の自発的学習を含む科目であり,週1単位時間の時間数に対して2単位が設定されている。したがって,時間割の1単位の授業時間以外に,自己学習として放課後等の時間を自主的にこの演習に充て,2単位分を確保すること。

履修のアドバイス:本授業では,課題テーマを自ら作り出し,それを解決する能力や新しいものを創造する能力,そして限られた制約条件下で(チーム全体で協力しながら)課題解決を行うエンジニアリングデザイン能力を養うことを目的としている。

基礎科目:総合理工入門(1年共通),チャレンジゼミナール基礎(先進2),2学年までに学習してきた科目全般など

関連科目:全系横断演習Ⅱ(4年共通),他系融合科目(5)など

受講上のアドバイス:他の専門分野のチームメイトと課題を共有する(コミュニケーション能力を向上させる)ことで,自分の専門を意識した学習(自己の専門性の高度化)を行うと同時に,他の専門分野と自分の専門分野の接点を見出し(異分野融合能力の向上),課題解決策を生み出す工夫をしてほしい。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ・ガイダンス,課題テーマの説明と配属調整
2nd ・課題テーマの内容について調査・検討,演習計画を策定
3rd ・課題テーマの内容について調査・検討,演習計画を策定
4th ・課題テーマの内容について調査・検討,演習計画を策定
5th ・課題テーマの内容について調査・検討,演習計画を策定
6th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
7th (前期中間試験)
8th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
2nd Quarter
9th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
10th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
11th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
12th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
13th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
14th ・グループミーティング(複数のテーマグループでの報告・ディスカッション)
15th (前期末試験)
16th ・中間成果のまとめ(中間報告書の作成・提出)
2nd Semester
3rd Quarter
1st ・中間報告結果をもとに問題点および計画修正などの検討
2nd ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
3rd ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
4th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
5th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
6th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
7th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
8th (後期中間試験)
4th Quarter
9th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
10th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
11th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
12th ・学習および製作・実験など各テーマの実現に向けた作業
13th ・ポスター発表準備と発表会の実施(ポスター作成)
14th ・ポスター発表準備と発表会の実施(ポスター作成)
15th (後期末試験)
16th ・成果のまとめ(最終報告書の作成・提出)

Evaluation Method and Weight (%)

報告書演習等状況発表Total
Subtotal304030100
基礎的能力0
専門的能力0
分野横断的能力304030100