日本語Ⅲ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語Ⅲ
科目番号 0040 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 総合理工学科(情報システム系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 宮原彬、『留学生のための時代を読み解く上級日本語 第3版』、スリーエーネットワーク、2018年5月その他、教員が適宜準備し配付する。
担当教員 渡邊 朝美

到達目標

【学習目的】
 高専における学生生活を有意義に過ごすとともに大学院レベルの教育課程に進む可能性を伸ばすため、学術的な活動に対応できる総合的な日本語能力の育成を目指す。

【目標】
1.新聞や教科書に書かれている漢字・文章が理解できる。
2.相手やその場に応じた適切な日本語を使って話をすることができる。
3.日本語で情報を収集し、論理的に文章を書くことができる。
4.日本文化への理解を深めるとともに、それらに親しもうとすることができる。
◎.日本語の効果的な説明方法や手段を用いて自分の意見を伝え、円滑なコミュニケーションを図ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安(可)到達レベルの目安(不可)
評価項目1日本語能力試験N1程度の文章を読み理解できる。日本語能力試験N2級程度の文章を読み理解できる。日本語能力試験N2級程度の文章を概ね読み理解できる。日本語能力試験N2程度の文章が読んで理解できない。
評価項目2日本語能力試験N1程度の漢字を使いながら、テーマに沿った作文を書くことができる。日本語能力試験N2程度の漢字を使いながら、テーマに沿った作文を書くことができる。日本語能力試験N2程度の漢字を使いながら、概ねテーマに沿った作文を書くことができる。テーマに沿って、読み手が理解できるような作文を書くことができない。
評価項目3ディスカッションに積極的に参加することができる。また、スピーチを行うことができる。ディスカッションに参加することができる。また、スピーチを行うことができる。ディスカッションに参加することができる。また、概ねスピーチを行うことができる。ディスカッションで発言することができない。スピーチを行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:国際コミュニケーション
必修・必履修・履修選択・選択の別:必履修

基礎となる学問分野:言語学・日本語

学習・教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習目標「⑤グローバルな視点と社会性の養成」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(F)コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の育成、F-1:日本語による発表や討論・記述をとおして、自分の考えを相手に表現できること」である。

授業の概要:学校生活に必要な読解力・作文力を向上させるために、さまざまな日本語で書かれた日本語の文章を読み、身近な話題について作文を書く。同時に、日本での生活に必要な会話力・聴解力を伸ばすためにディベートやスピーチなども行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:教科書に沿って授業を進めながら、新聞記事やインターネットからの記事を使って漢字の練習やディスカッションなどを行う。

成績評価方法:年4回の定期試験の結果をそれぞれ同等に評価する。(80%)。課題提出・参加状況(20%)。再試は行わない。
注意点:
履修上の注意:課程修了のために履修が必須

履修のアドバイス:授業時間だけでなく、日常的に周囲で使われている日本語全般に注意を払い、吸収してゆく積極性が重要である。また授業ごとの課題を必ずやって授業の内容を復習すること。

基礎科目:留学生準備研修(出身国により異なる)
関連科目:理科用語(留学生3年)

受講上のアドバイス:授業開始後20分以内であれば遅刻とし、遅刻は3回で1単位時間の欠課とする。不明な点は積極的に質問してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Ⅰ 生活
1.遠距離結婚
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
2週 Ⅰ 生活
2.「輝く女性」とは何なのか-「女性活躍」の現場ー
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
3週 Ⅰ 生活
3.父親の育児参加
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
4週 Ⅰ 生活
4.社内結婚、企業が後押し
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
5週 Ⅰ 生活
5.働き方ー変わる・変える
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
6週 Ⅱ 少子高齢社会
6.なぜ少子化が社会問題なのか
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
7週 Ⅱ 少子高齢社会
7.「買い物弱者」
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 中間試験の返却とフィードバック これまで学んだことをきちんと理解できているか振り返る。
10週 Ⅱ 少子高齢社会
8.離れて暮らす親の見守り
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
11週 Ⅱ 少子高齢社会
9.ノーマライゼーションの地域をつくる
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
12週 Ⅱ 少子高齢社会
10.高齢社会は怖くない!?
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
13週 Ⅲ 教育
11.学歴とは別のものさしで
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
14週 Ⅱ 少子高齢社会
12.メディア機器・IT機器の影響
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
15週 (前期期末試験)
16週 前期末試験の返却と解答解説 これまで学んだことをきちんと理解し、応用することができる。
後期
3rdQ
1週 Ⅲ 教育
13.「主権者教育」
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
2週 Ⅳ 企業と労働
14.日本型雇用システム(1)
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
3週 Ⅳ 企業と労働
15.日本型雇用システム(2)
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
4週 Ⅳ 企業と労働
16.日本的性別分業とM字型雇用カーブ
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
5週 Ⅳ 企業と労働
17.どうする?長時間労働
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
6週 Ⅳ 企業と労働
18.なぜコミュニケーション能力か
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
7週 Ⅴ 科学技術と人間
19.インターネットの隆盛
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 中間試験の返却とフィードバック これまで学んだことをきちんと理解できているか振り返る。
10週 Ⅴ 科学技術と人間
20.ロボットの活用
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
11週 Ⅴ 科学技術と人間
21.AIは人間の仕事を奪ってしまうのか
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
12週 Ⅴ 科学技術と人間
22.「ビッグデータ社会」
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
13週 Ⅴ 科学技術と人間
23.本当に「原発は安い」のか
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
14週 Ⅵ 環境と人間
24.タバコのもたらすもの
・内容について理解し、日本語で文章の要点や言葉の意味を説明することができる。
・学んだ文法を用いて文章を作成することができる。
15週 (後期期末試験)
16週 後期末試験の答案返却と試験解説 これまで学んだことをきちんと理解し、応用することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価課題ポートフォリオその他合計
総合評価割合800010010100
基礎的能力800010010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000