到達目標
学習目的:情報システムの開発の流れをソフトウェア工学の基礎知識として学び,開発のプロセス,開発手法,分析・設計の方法,プロジェクトマネジメントの手法について理解する。
到達目標:
1.情報システムの開発の流れを理解し説明できる。
2.開発のプロセス,開発手法,分析・設計の方法について理解し説明できる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 情報システムの開発の流れを理解し,具体的に説明できる。 | 情報システムの開発の流れを理解し,説明できる。 | 情報システムの開発の流れを理解し,基本事項を説明できる。 | 情報システムの開発の流れを理解できず,説明できない。 |
評価項目2 | 開発のプロセス,開発手法,分析・設計の方法について理解し,具体的に説明できる。 | 開発のプロセス,開発手法,分析・設計の方法について理解し,説明できる。 | 開発のプロセス,開発手法,分析・設計の方法について理解し,基本事項を説明できる。 | 開発プロセス,開発手法,分析・設計の方法について理解できず,説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:情報システム・プログラミング・ネットワーク
基礎となる学問分野:情報学/情報科学,情報工学およびその関連分野/計算機システム関連,ソフトウェア関連,情報ネットワーク関連
学科学習目標との関連:本科目は総合理工学科学習・教育目標「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
授業の概要:情報システムの開発の流れをソフトウェア工学の基礎知識として説明する。ソフトウェア開発のプロセス,開発手法,分析・設計の方法,プロジェクトマネジメントの手法について説明する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:教科書の内容を受講者に分担して説明してもらい,これに対する質疑応答や教員による解説を通して,内容の理解を深めながら授業を進める。
成績評価方法:定期試験(中間と期末の各試験を同等に評価)2回の平均点(70%)と説明発表の評価点(30%)の合計で評価する。
期末段階の成績が60点未満の者には,出席状況や授業態度が良好であれば,事前指示を与えた上で再試験を実施する。実施後の成績は60点を超えないものとする。
注意点:
履修上の注意:学年の課程修了のためには履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。
履修のアドバイス:事前に行う準備学習として,1,2年生で学習する情報システムおよびプログラミングに関する知識をよく復習すること。
基礎科目:情報リテラシー(1年),プログラミング基礎(2),情報ネットワーク基礎(2)など
関連科目:情報システム(4年),システムプログラミング(5),eビジネス(5)など
受講上のアドバイス:情報処理技術者試験等で取り上げられる情報システムやソフトウェアに関する技術用語について理解しておくこと。
授業開始時刻を過ぎての入室は遅刻とする。遅刻2回で欠課1回として取り扱う。1授業単位ごとに確認する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
講義内容のガイダンス |
学習目標を説明できる。
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2週 |
ソフトウェア工学とは1 |
ソフトウェアについて説明できる。
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3週 |
ソフトウェア工学とは2 |
ソフトウェア工学の必要性について説明できる。
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4週 |
ソフトウェア開発のプロセス |
プロセスについて説明できる。
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5週 |
開発手法について1 |
簡潔な設計の重要性を説明できる。
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6週 |
開発手法について2 |
各プロセスモデルについて説明できる。
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7週 |
総合演習1 |
プロセスモデルに沿って設計できる。
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8週 |
(中間試験) |
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4thQ |
9週 |
中間試験の返却と解答解説 |
中間試験までの内容を理解しているかどうか確認する。
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10週 |
ソフトシステムアプローチ |
組織における課題解決の手法を説明できる。
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11週 |
構造化分析・設計 |
機能中心設計の特徴を説明できる。
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12週 |
データ中心設計 |
データ中心設計の特徴を説明できる。
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13週 |
オブジェクト指向分析・設計 |
オブジェクト指向の特徴を説明できる。
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14週 |
総合演習2 |
データ中心設計に沿って設計できる。
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15週 |
(期末試験) |
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16週 |
期末試験の返却と解答解説 |
期末試験までの内容を理解しているかどうか確認する。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | ソフトウェア | ソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6,後10,後11 |
コンピュータシステム | システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。 | 3 | 後2,後3,後12 |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 3 | 後11 |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 3 | 後5,後12,後13,後14 |
WBSやPERT図など、プロジェクト管理手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 3 | 後12,後13 |
ER図やDFD、待ち行列モデルなど、ビジネスフロー分析手法の少なくとも一つについて説明できる。 | 3 | 後12,後13 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |