到達目標
学習目的:インターネット事業を行う企業の戦略とビジネスモデルについて学び、eビジネスに使われる情報処理技術を習得する。
到達目標
1.ネット企業の経営戦略とビジネスモデルに理解すること。
2.Pythonによるオブジェクト指向プログラミングの仕組みに理解すること。
3.情報検索と情報推薦を含むeビジネスに使われる情報処理技術の基礎に理解すること。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1
経営戦略とビジネスモデルの基礎 | ネット企業の戦略とビジネスモデルに他人に説明できるレベルで理解し、新たなインターネットサービスを提案できる。 | 既存のネット企業の戦略とビジネスモデルに十分理解し、他人に説明できる。 | 既存のネット企業の戦略とビジネスモデルに理解している。 | 左記に達していない。 |
評価項目2
オブジェクト指向プログラミング | JAVAによるプログラミングの仕組みに他人に説明できるレベルで理解し、ウェブプロジェクトを構築できる。 | JAVAによるプログラミングの仕組みに十分理解し、他人に説明できる。 | JAVAによるプログラミングの基礎に理解している。 | 左記に達していない。 |
評価項目3
eビジネスの情報処理技術 | 主流となる情報検索と情報推薦手法に他人に説明できるレベルで理解し、ネットサービスに応用できる。 | 主流となる情報検索と情報推薦手法に十分理解し、他人に説明できる。 | 情報検索と情報推薦手法の基礎に理解している。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:情報システム・プログラミング・ネットワーク
基礎となる学問分野:情報科学、情報工学およびその関連分野/ソフトウェア関連
学習教育目標との関連:本科目は総合理工学科学習教育目標「③基盤となる専門性の深化」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2. 「電気・電子」,「情報・制御」に関する専門技術分野の知識を修得し,説明できること」である。
授業の概要:まずインターネット事業に取り組む企業の戦略とビジネスモデルに学び、インターネットサービスの分類と特徴について学ぶ。次にPythonのオブジェクト指向プログラミングの基礎を学び、ウェブプロジェクトの構築方法を習得する。更に、インターネットサービスに広く使われる情報処理技術である情報検索と情報推薦の方法について学ぶ。最後に、新技術の活用とeビジネスの変革について説明し、見識を広める。
本講義は実務経験のある教員により実施する。情報通信分野の会社におけるシステム構築の流れ、経験が紹介される。また、グループワークではシステム開発の工程を体験し、実践する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:本科目は三部分より成り立ち,主に英語で実施される。必要となる場合日本語での補足説明を行う。学生が3人のグループ事前に分け,発表や演習を行う。
1.企業戦略とビジネスモデルに関しては,まずスライドの提示や板書により解説し,その後,事前に決められたテーマにめぐりグループごとに発表する。
2.オブジェクト指向プログラミング基礎部分に関しては,解説に演習を挟んで講義を進める。この部分では全員がグループに関係せず,同じ課題に取り組むこと。
3.情報処理技術部分について,まず解説が行われ,その後,理解が深まるよう演習を課す。配布されたサンプルプログラムを用い、ウェブサービス開発のグループワークを行う。期末の成果物としてグループごとに発表とプログラムを提出する。
成績評価方法:1回定期試験(中間試験)の結果を同等に評価する(40%)。また一回の発表状況(20%),レポート課題と成果物(30%)で評価し,最終的な成績を算出する。
注意点:
履修上の注意:本科目は,学年の課程修了のために履修(欠課時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。また,本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:英語で行われるので事前に積極的に英語を学び,練習すること。グループメンバーとコミュニケーションし,協力してしっかり発表や演習に取り組むこと。
基礎科目:英語Ⅰ(1年),英語Ⅱ(2年),英語Ⅲ(3年),アルゴリズムとデータ構造(3年)
関連科目:プログラミング応用(4年),データベース(5年)
受講上のアドバイス:学習内容は,講義を受け身でただ聴くだけでわかるといったレベルではない。復習が必須である。積極的な学習態度で臨んで欲しい。また,英語の解説なので集中に聞くこと。英語が分からない場合は積極的に質問すること。
遅刻は授業時間(=2コマ)の4分の1(=0.5コマ)刻みで取り扱う。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
講義の目的,内容,評価方法に理解する。eビジネスの定義に理解する。インターネットの発展に理解する。
|
2週 |
B to C |
B to C事業の特徴,使われる技術の概要に理解する。
|
3週 |
C to CとB to C |
C to CとB to C事業の特徴,使われる技術の概要に理解する。
|
4週 |
ネット広告とeマーケティング |
ネット広告の仕組みに理解する。従来のマーケティングとeマーケティングの違い,及びSNSの影響に理解する。
|
5週 |
Pythonによるオブジェクト指向プログラミング(1) |
Python言語のIDE,仕組みに理解する。
|
6週 |
Pythonによるオブジェクト指向プログラミング(2) |
Pythonでの各データ構造,データの扱い方に理解する。
|
7週 |
中間試験 |
|
8週 |
中間験の答案返却と試験解説 |
中間試験の内容を理解する。
|
4thQ |
9週 |
Pythonによるウェブプロジェクトの構築 |
Pythonによる基づくウェブプロジェクトの構築方法に理解する。サンプルプログラムに理解する。
|
10週 |
情報検索の基礎(1) |
情報検索の目的,主な手法に理解する。Bag of wordの文書の処理方法に理解する。
|
11週 |
情報検索の基礎(2) |
ウェブ検索の目的と主な手法に理解する。PageRankアルゴリズムに理解する。
|
12週 |
ソーシャルネットワーク分析 |
ソーシャルネットワークの構造と主な分析手法に理解する。
|
13週 |
グループワーク: ウェブプロジェクトの構築(1) |
ウェブサービスの要件定義と設計を行える。
|
14週 |
グループワーク: ウェブプロジェクトの構築(2) |
設計したウェブサービスを構築できる。
|
15週 |
グループワーク: ウェブプロジェクトの構築(3) |
構築したウェブサービスに対してテストを行い、発表資料を準備する。
|
16週 |
期末グループ発表 |
ウェブサービスの発表を行い、他グループの発表を評価する。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 課題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 20 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 20 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |