到達目標
学習目的:英文で記載された論文の内容を理解して仕事に活用したり,これを要約して分かりやすく伝えるための素養を育成する。
到達目標
1.適切な英文論文を検索でき,その内容について理解できる。
2.英文技術論文の内容について英語でスライドを作成することができ,日本語で紹介プレゼンテーションができる。
3.英語による質問を理解して日本語による応答ができる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 適切な英文論文を検索でき,その内容について理解でき,自身の活動に反映させる計画が立てられる。 | 適切な英文論文を検索でき,その内容について理解できる。 | 適切な英文論文を検索できる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 英文論文の内容について英語でスライドを作成することができ,英語(日本語でも可)で紹介プレゼンテーションができる。 | 英文論文の内容について英語でスライドを作成することができ,日本語で紹介プレゼンテーションができる。 | 英文論文の内容について英語で発表スライドを作成することができる。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | 英語により,自身の研究内容についてプレゼンテーションでき,英語(日本語でも可)により質疑応答ができる。 | 英語により,自身の研究内容についてプレゼンテーションでる。 | 英語により,自身の研究内容について発表スライドを作成することができる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
※実務との関係:この科目は団体職員として、機能性材料の基礎研究や実用化技術開発を担当していた教員が,その経験を活かし,英語で記載された論文の工学的利用に関する基礎能力を養うことも目的として,講義形式で授業を行うものである。
一般・専門の別:専門
学習の分野:自然科学系共通・基礎
基礎となる学問分野:工学/機械工学
学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(2) 次の専門技術分野の知識を修得し、機械やシステムの設計・製作・運用に活用できる。
機械・制御システム工学専攻:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産・管理、機械とシステムなどの専門技術分野および数学・物理分野、化学・バイオの技術分野」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(B)専攻分野に関連する知識理解を深化させ,それらを応用することができる」である。
授業の概要:英文で記載された論文を中心に論文の講読と文献紹介を行う。専門知識を確認しながら読解力の育成を図るとともに,英文論文の内容をまとめて発表する文献紹介を通してプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力の育成を図る。
授業の進め方・方法:
授業の方法:英文論文に関するリテラシーおよび英語によるプレゼンに関する教育を実施した後,パワーポイントや各種のメディア,板書など中心にした発表方法で学生が選定した英文論文概要のプレゼンを実施する形で授業を進める。また,教員が選定した課題レポート(①~③)を実施する。教員および学生間の議論(プレゼンテーション含む)に多くの時間を割り当てながら授業を進める。専門基礎知識の確認を併せて実施し,質疑応答を通して内容の理解を深める。4週以降:次週発表予定の学生は,選定した論文を公表し,他の学生は,次週の質問を英語にて準備する(レポートとして提出)。論文概要の発表の前に自身の研究について,英語で発表する(発表時間3分程度)。
成績評価方法:プレゼンテーション(発表内容20%,スライド内容20%,ディスカッションへの取組姿勢20%)60%,レポート内容30%,小テスト(筆記試験)10%として総合的に評価する。再試験は実施しない。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。概要発表を必ず行うことを単認定要件とする。
履修のアドバイス:英語Ⅴなど本科科目を基礎として、実際に専門分野の英文論文の理解に挑戦するため、専門分野の基礎知識が前提となる。事前に行う準備学習として、必ず予習をし,毎日英語に触れる機会を持つように心掛けること。
基礎科目:英語Ⅳ(4)・Ⅴ(5),機械工学・電子制御工学に関する専門基礎知識。
関連科目:実践英語Ⅰ(専1年),実践英語Ⅱ(専2)。
受講上のアドバイス:エンジニアに英語は必須である。授業には,各自で自発的,積極的に取り組むとともに,英語に触れる機会を多く持つように心掛けること。15分を越える遅刻は,欠課とみなす。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,研究活動について(授業時間外の学習:課題(1)研究不正について①) |
研究不正について
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2週 |
研究活動と論文(授業時間外の学習:課題(2)研究室について②) |
研究室について
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3週 |
学術文献に関するリテラシー教育(授業時間外の学習:課題(3)投稿規程について,概要発表論文の決定③) |
投稿規程について
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4週 |
英語によるプレゼン技術(授業時間外の学習:課題(4)自分の研究ついて(英文),英文質問準備(1)) |
自分の研究についての英語プレゼン,選定論文の理解(1)
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5週 |
英文論文の 概要発表(1)(授業時間外の学習:課題(5)英文質問準備(2)) |
選定論文の理解(1)
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6週 |
英文論文の 概要発表(2)(授業時間外の学習:課題(6)英文質問準備(3)) |
選定論文の理解(2)
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7週 |
英文論文の 概要発表(3)(授業時間外の学習:課題(7)英文質問準備(4)) |
選定論文の理解(3)
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8週 |
英文論文の 概要発表(4)(授業時間外の学習:課題(8)英文質問準備(5)) |
選定論文の理解(4)
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2ndQ |
9週 |
英文論文の 概要発表(5)(授業時間外の学習:課題(9)英文質問準備(6)) |
選定論文の理解(5)
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10週 |
英文論文の 概要発表(6)(授業時間外の学習:課題(10)英文質問準備(7)) |
選定論文の理解(6)
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11週 |
英文論文の 概要発表(7)(授業時間外の学習:課題(11)英文質問準備(8)) |
選定論文の理解(7)
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12週 |
英文論文の 概要発表(8)(授業時間外の学習:課題(12)英文質問準備(9)) |
選定論文の理解(8)
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13週 |
英文論文の 概要発表(9)(授業時間外の学習:課題(13)英文質問準備(10)) |
選定論文の理解(9)
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14週 |
英文論文の 概要発表(10)(授業時間外の学習:これまでの質問のまとめ) |
選定論文の理解(10)
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15週 |
(前期期末試験) |
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16週 |
総括 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 20 | 20 | 0 | 30 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 20 | 20 | 20 | 0 | 30 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |