現代哲学

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 現代哲学
科目番号 0003 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・制御システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 川原栄峰『哲学入門以前』(南窓社)
担当教員 稲田 知己

到達目標

1.哲学者の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
2.現代科学の考え方や科学技術の特質,科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。
◎人間性,教養,モラルなど,社会的・地球的観点から物事を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1現代哲学の歴史的背景や重要性を理解し,その詳細を発展的に説明できる。現代哲学の歴史的背景や重要性を理解し,その事項を詳細かつ基本的に説明できる。現代哲学の歴史的背景や重要性を理解し,その基本事項を説明できない。
評価項目2現代哲学が問題とする諸事項や諸概念を理解し,詳細かつ発展的に説明できる。現代哲学が問題とする諸事項や諸概念を理解し,その事項を詳細かつ基本的に説明できる。現代哲学が問題とする諸事項や諸概念を理解し,基本事項を説明できない。
評価項目3公共心を持ち,他人や自分の独創性について詳細かつ発展的に表現することができる。公共心を持ち,他人や自分の独創性について詳細かつ基本的に表現することができる。公共心を持ち,他人や自分の独創性について基本的に表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の工学技術者・工学研究者にとって倫理教育は不可欠の教養となっている。今年度の「現代哲学」では,哲学・倫理学の根本問題を取り上げることによって,科学技術文明について考察を深めたい。
授業の進め方・方法:
1回のレポート(50%)。授業中の発表あるいは授業内容を確認する報告書(50%)。
再試験は実施しない。
注意点:
平常点・出席点は成績評価で考慮しないが,必ず授業時間数の2/3は出席すること。
遅刻については,授業に大幅に遅れてやってきた学生は欠課とするが,何回かの遅刻を1欠課とするという措置はとらない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 • ガイダンス
2週 • 教科書第1章「自由」
3週 • 教科書第1章「自由」
4週 • 教科書第2章「歴史」
5週 • 教科書第2章「歴史」
6週 • 教科書第3章「個と普遍」
7週 • 教科書第4章「科学の勃興」
8週 • 教科書第5章「客観性」
2ndQ
9週 • 教科書第5章「客観性」
10週 • 教科書第6章「弁証法」
11週 • 教科書第7章「実存」
12週 • 教科書第7章「実存」
13週 • 教科書第8章「ニヒリズム」
14週 • 教科書第8章「ニヒリズム」
15週 • 報告書/レポート作成の指示
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05000500100
基礎的能力0400030070
専門的能力0000000
分野横断的能力0100020030