実践英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 実践英語Ⅰ
科目番号 0007 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・制御システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:配布プリント(映画スクリプト). 参考書:辞書(電子辞書可), MP3音声. 参考映画 :『ボーイ・ソプラノ―ただひとつの歌声』 (2014)
担当教員 住田 光子

到達目標

[学習目的]
研究結果を学会などで発表し, 他の研究者や技術者との交流を通じて, プレゼンテーション・コミュニケーション能力を身につけていること。
[到達目標]
1. 本科で修得した英語コミュニケーション能力を発展させ, 身近な事柄及び自分の専門に関する基本的な情報や考えを理解したり伝えたりする基礎的な英語運用能力を身につける。
2. 国際会議で通用するレベルのプレゼンテーションができる。
3. 文法的に正しく, 論理性のある英文で書かれたスピーチ原稿を用意することができる。
4. 自分の到達度を測る手段としてTOEICをはじめとした語学試験のスコアを上げることができる。
◎: 技術者や一般市民など,コミュニケーションの対象者によらず相手を理解したうえで,説明の方法を工夫しながら,自分の意見や考えをわかりやすく伝え,十分な理解を得ることができる。

ルーブリック

不可
評価項目1身近な事柄及び自分の専門に関する基本的な情報や考えを理解したり伝えたりする基礎的な英語運用能力をよく身に付いている。身近な事柄及び自分の専門に関する基本的な情報や考えを理解したり伝えたりする基礎的な英語運用能力を身に付いている。身近な事柄及び自分の専門に関する基本的な情報や考えを理解したり伝えたりする基礎的な英語運用能力をおおむね身に付いている。身近な事柄及び自分の専門に関する基本的な情報や考えを理解したり伝えたりする基礎的な英語運用能力を身についていない。
評価項目2国際会議で通用するレベルのプレゼンテーションがスムーズにできる。国際会議で通用するレベルのプレゼンテーションができる。国際会議で通用するレベルのプレゼンテーションがなんとかできる。国際会議で通用するレベルのプレゼンテーションができない。
評価項目3文法的に正しく, 論理性のある英文で書かれたスピーチ原稿を用意することができる。文法的に正しく, 論理性のある英文で書かれたスピーチ原稿をおおむね用意することができる。文法的に正しく, 論理性のある英文で書かれたスピーチ原稿をかろうじて用意することができる。文法的に正しく, 論理性のある英文で書かれたスピーチ原稿を用意することができない。
評価項目4TOEIC400点レベルの語彙,文法,読解,聴解問題を十分に解くことができる。TOEIC400点レベルの語彙,文法,読解,聴解問題をおおむね解くことができる。TOEIC400点レベルの語彙,文法,読解,聴解問題をいくらか解くことが最低限できる。TOEIC400点レベルの語彙,文法,読解,聴解問題を解くことができない。
評価項目5説明の方法を工夫して自分の意見や考えをわか りやすく伝えることが十分にできる。説明の方法を工夫して自分の意見や考えをわか りやすく伝えることがおおむねできる。説明の方法を工夫して自分の意見や考えをわか りやすく伝えることが最低限できる。説明の方法を工夫して自分の意見や考えをわか りやすく伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:外国語
必修・選択の別 : 選択
基礎となる学問分野 : 英語・英米文学・言語学・音声学

専攻科学習目標との関連 :
本科目は専攻科学習目標「(6) 校外実習,先端技術特別講義や学協会への参加を通じて,地域社会との連携を図るとともに,地球的視点からものを見ることの大切さを理解する。」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連 : 本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(F)コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の育成,F-3:技術者に必須の外国語である英語でコミュニケーションができること」である。

授業の概要 :
さまざまな場面で使用される英語の表現を学び,理工系大学生として必要なコミュニケーション能力を伸ばす。とくに, 映画音声をつかって, リスニング演習を行う。
授業の進め方・方法:
授業の内容・方法 : : 英語での発表で必要となる表現を学び,実際に発表も行っていく。また映画音声をつかって, 受講生が授業外でリスニング練習をすすめていく。授業では, 聴解の学習到達度を確認する。扱う映画は, アメリカ映画 『ボーイ・ソプラノ ―ただひとつの歌声』 (2014)。映画は、少年が、親と離れ、東海岸にある全寮制の学校で音楽を学ぶという成長物語である。
成績評価方法 : 2回の口頭発表を50%, 授業での演習を50%(授業内Quiz, Dictation Quiz, Writing課題, 積極性など)とし,合計により総合的に評価する。
注意点:
履修上の注意 : 本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。前期開講科目である。
日ごろの授業参加に重きをおく。特に, 毎回おこなわれる ①Dictation Quizと ② グループ課題をおこたると点数が下がることに留意すること。理由があって休む場合は、事前に相談してほしい。

履修のアドバイス : 授業には積極的に参加し,課題は必ず期限内に提出すること。基礎的な英語によるコミュニケーション能力を身につけ,TOEICテストで良いスコアを取得しておくと就職そして就職後の昇進の際にも有利である。

基礎科目 : 英語IV(4年),選択英語I(4),英語V(5),選択英語Ⅱ(5)
関連科目 : 技術英語講読(専1年),実践英語Ⅱ(専2)

受講のアドバイス : 聴解演習では, 毎週2時間以上練習してのぞむこと。 授業開始後の入室は, 学習の妨げになるので慎むこと。60分以上の遅刻は欠課扱いとする。

受講上の注意 : テキストわすれ, 私語, PCで他の作業をする学生に対しては, きびしく減点する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション, テキスト(配布プリント)及びすすめかたの説明 授業の形式・進度, テキストの使い方, Quizのしくみ, 受講上の留意点について把握する。
2週 グループ・ワーク,
映画Boychoir (2014) 聴解演習 (pp.1-8から)
口頭練習を通して、英語を積極的にはなすようになる。
ナチュラル・スピードの英語(抜粋)を理解する。
3週 グループ・ワーク,
Boychoir 聴解演習 (pp.9-16から)
4週 グループ・ワーク,
Boychoir 聴解演習 (pp.17-24から)
5週 グループ・ワーク,
Boychoir 聴解演習 (pp.25-32から)
6週 映画Boychoir 聴解演習 (pp.33-40から), ガイダンス ”               
プレゼンの準備をする。
7週 プレゼンテーション① / 授業内Quiz 各自, 発表の準備を行なった上で, その成果を示す。
8週 プレゼンテーション① 各自, 発表の準備を行なった上で, その成果を示す。授業前半をふりかえる。
2ndQ
9週 グループ・ワーク,
映画Boychoir 聴解演習 (pp.41-48から)
口頭練習を通して、英語を積極的にはなすようになる。
ナチュラル・スピードの英語(抜粋)を理解する。
10週 グループ・ワーク,
映画Boychoir 聴解演習 (pp.49-56から)
11週 グループ・ワーク,
映画Boychoir 聴解演習 (pp.57-64から)
12週 映画Boychoir 聴解演習 (pp.65-69から), ガイダンス
13週 ふりかえり / 授業内Quiz 授業後半をふりかえり, 到達度を確認する。。
14週 プレゼンテーション② 各自, 発表の準備を行なった上で, その成果を示す。
15週 (期末試験週) プレゼンテーション②
*なお, 期末試験はおこなわない。
16週 総合成績の提示 / 本科目のまとめ 科目全体のふりかえりをする。これからの課題をみつけることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合050003020100
基礎的能力04500252090
専門的能力0000000
分野横断的能力05005010