到達目標
学習目的:学生実験は実験研究への訓練であるという認識のもと,基本的な実験手法や結果の解析法・考察力を修得することを目的とする。
到達目標
(1)課題解決のために他者と共通認識を形成しながら,組織的な取り組みができること。
(2)実験計画立案の考え方や装置の取り扱い,およびデータ解析が適切にでき,工学的考察ができる。
◎構想したものを図,文章,式,プログラム等で表現する能力,およびこれらを報告書にまとめるコミュニケーション能力を習得する。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | ・自発的に課題を探求し、より革新的・合理的な解答を導き出すことができる。
・課題探求の過程で新しい問題を発見した時に、協力者と協議しながら問題に対応できる。 | ・社会の数々の事象に関連して、協力者との共通認識に基づいて、自発的に課題を設定し、探求できる。
・協力者と共通認識を形成しながら、組織的な取り組みができる。 | ・社会の数々の事象に関連して、自発的に課題を設定し、探求できる。
・協力者と共通認識を形成しながら、課題に取り組むことができる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | ・文献やインターネット等で情報を収集するとともに、自らの専門知識を駆使し、実験データを的確に分析できる。
・予想と反する結果に対して、原因を考察し的確な結論を導き出せる。 | ・実験内容を理解し、これに基づいて自ら適切かつ効率的な実験計画が立案できる。
・実験装置と方法を理解し、実験の過程および結果を論理的に説明できる。 | ・実験内容および実験計画立案の考え方を理解できる。
・実験装置を理解し、実験の過程や結果を説明できる。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | ・報告書の構成を立案し、実験方法や解析結果および考察を適切かつ簡潔にまとめることができる。
・各種コンピュータソフトウェアを融合的に活用し、見やすく理解し易い報告書が作成できる。 | ・報告書の構成を自ら立案
し、実験方法や解析結果を適切にまとめることができる。
・各種コンピュータソフトウェアを適切かつ有効に活用し、構想したものを図、文章、式、プログラム等で表現できる。 | ・報告書の基本的な構成を理解し、実験方法や解析結果をまとめることができる。
・コンピュータソフトウェアを利用して、構想したものを図、文章、式、プログラム等で表現できる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門・実験・実習
必修・履修・履修選択・選択の別:必修
基礎となる学問分野:工学/機械工学・電気電子全般
専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(3)特別実験の実践的学習を通じて,基礎学科に関連する知識理解を深化させると同時に,実験の遂行能力・データを解析・考察する能力を身につける」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(D)課題解決能力の育成,D-3:課題解決のために他者と共通認識を形成しながら,組織的な取り組みができること」であるが,付随的には「A-3」,「C-1」,「D―1」にも関与する。
授業の概要:機械システムは機械と制御技術が融合したものである場合が多く,機械と制御関連分野の知識を相互に理解しておかねばならない。このため,機械・制御システムに関する幅広い知識について実験を通じて確認する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:機械系学科と電子制御系学科の出身者が別々に行う実験と共通に行う実験,および課題解決のための取り組みとしてデザインプロジェクトがあるので注意すること。毎週の実験テーマは別途指示するのでそれに従うこと。デザインプロジェクトのテーマ設定や進め方,および実験の報告書の書き方や考察についても個別に指導する。
成績評価方法:いくつかの実験課題を提示し,各課題の内容理解や課題解決に組織的に取り組ませる。その中で,意見交換やディスカッションを通して,自己や他者の役割確認とそれぞれの役割を果たしたかどうかの判断をさせ,その結果を相互評価票や報告書などにまとめさせることによって評価する。また、実験(50%)およびデザインプロジェクト(50%)の総合平均点をもって合否を判定する。実験については,各担当教員が,実験レポートおよび実験装置の取り扱い等を総合的に判断して評価点を付けたものを各実験時間数で重み付け平均する。なお,全報告書の提出を必須とする。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:実験終了後は,とにかく早目に報告書作成に取り掛かること。
基礎科目:機械系および電子制御系学科の専門科目全般
関連科目:機械・制御システム工学専攻の専門科目全般
受講上のアドバイス:デザインプロジェクトは,先延ばしにすることなく早目に取り掛かること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、実験場所の案内 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
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2週 |
デザイン・プロジェクト取組み課題の検討、グループ分け作 業 |
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3週 |
以降、機械工学科出身者用/電子制御工学科出身者用、デザインプロジェクトの順に記述 電制実験Ⅱ-1/機械学実験 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
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4週 |
電制実験Ⅱ-2/機械学実験 デザイン・プロジェクト第1回 グループディスカッション |
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5週 |
電制実験Ⅱ-3/機械学実験 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
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6週 |
電制実験Ⅱ-4/制御実験 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
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7週 |
電制実験Ⅱ-5/制御実験 デザイン・プロジェクト年間計画の策定 |
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8週 |
熱工学実験/デザインプロジェクト年間計画の策定 デザインプロジェクト 第2回グループディスカッション |
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2ndQ |
9週 |
熱工学実験/デザイン・プロジェクト年間計画の策定 デザイン・プロジェクト年間計画の策定 |
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10週 |
電制実験Ⅱ-6/材料実験 デザイン・プロジェクトテーマ発表会の資料作成 |
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11週 |
電制実験Ⅱ-7/材料実験 デザイン・プロジェクトテーマ発表会 |
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12週 |
電制実験Ⅱ-8/材料実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
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13週 |
電制実験Ⅱ-9/熱工学実験 デザインプロジェクト調査・研究の推進 |
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14週 |
電制実験Ⅱ-10/熱工学実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
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15週 |
制御実験/レポート指導 デザイン・プロジェクト 第3回グループディスカッション |
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16週 |
制御実験/デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
電制実験Ⅱ-11/流体工学実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
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2週 |
デザイン・プロジェクト調査・研究の推進/流体工学実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
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3週 |
電制実験Ⅱ-12/熱工学実験 デザイン・プロジェクト中間報告会の資料作成 |
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4週 |
電制実験Ⅱ-13/熱工学実験 デザイン・プロジェクト中間報告会 |
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5週 |
電制実験Ⅱ-14/機械工作法実験 デザイン・プロジェクト第4回グループディスカッション |
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6週 |
電制実験Ⅱ-15/機械工作法実験 デザイン・プロジェクト結果の分析 |
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7週 |
レポート指導/機械工作法実験 デザイン・プロジェクト結果の分析 |
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8週 |
デザイン・プロジェクト結果の分析/レポート指導 デザイン・プロジェクト結果の分析 |
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4thQ |
9週 |
電制実験Ⅱ-16/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザインプロジェクト成果報告書の作成 |
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10週 |
電制実験Ⅱ-17/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザインプロジェクト成果報告書の作成 |
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11週 |
電制実験Ⅱ-18/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザインプロジェクト成果報告書の作成 |
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12週 |
電制実験Ⅱ-19/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザイン・プロジェクト 第5回グループディスカッション |
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13週 |
電制実験Ⅱ-20/デザイン・プロジェクト発表資料作成 デザイン・プロジェクト最終報告会の発表資料作成 |
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14週 |
以降、機械工学科出身者・電子制御工学科出身者共通 デザイン・プロジェクト最終報告会準備 デザイン・プロジェクト最終報告会 |
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15週 |
期末試験(本科目では試験は実施しない) |
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16週 |
デザイン・プロジェクト成果報告書・作業日誌・ディスカッ ション記録の提出 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 課題 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 45 | 5 | 50 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 45 | 5 | 50 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |