概要:
一般・専門の別:専門・実験・実習
必修・履修・履修選択・選択の別:必修
基礎となる学問分野:工学/機械工学・電気電子全般
専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(3)特別実験の実践的学習を通じて,基礎学科に関連する知識理解を深化させると同時に,実験の遂行能力・データを解析・考察する能力を身につける」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(D)課題解決能力の育成,D-3:課題解決のために他者と共通認識を形成しながら,組織的な取り組みができること」であるが,付随的には「A-3」,「C-1」,「D―1」にも関与する。
授業の概要:機械システムは機械と制御技術が融合したものである場合が多く,機械と制御関連分野の知識を相互に理解しておかねばならない。このため,機械・制御システムに関する幅広い知識について実験を通じて確認する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:機械系学科と電子制御系学科の出身者が別々に行う実験と共通に行う実験,および課題解決のための取り組みとしてデザインプロジェクトがあるので注意すること。毎週の実験テーマは別途指示するのでそれに従うこと。デザインプロジェクトのテーマ設定や進め方,および実験の報告書の書き方や考察についても個別に指導する。
成績評価方法:いくつかの実験課題を提示し,各課題の内容理解や課題解決に組織的に取り組ませる。その中で,意見交換やディスカッションを通して,自己や他者の役割確認とそれぞれの役割を果たしたかどうかの判断をさせ,その結果を相互評価票や報告書などにまとめさせることによって評価する。また、実験(50%)およびデザインプロジェクト(50%)の総合平均点をもって合否を判定する。実験については,各担当教員が,実験レポートおよび実験装置の取り扱い等を総合的に判断して評価点を付けたものを各実験時間数で重み付け平均する。なお,全報告書の提出を必須とする。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:実験終了後は,とにかく早目に報告書作成に取り掛かること。
基礎科目:機械系および電子制御系学科の専門科目全般
関連科目:機械・制御システム工学専攻の専門科目全般
受講上のアドバイス:デザインプロジェクトは,先延ばしにすることなく早目に取り掛かること。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、実験場所の案内 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
ガイダンスに従い,目標と心構えを理解し年間計画を立てることができる。
|
2週 |
デザイン・プロジェクト取組み課題の検討、グループ分け作業 |
協力者との共通認識を持ちながらデザイン・プロジェクトの年間計画を立てることができる。
|
3週 |
以降、機械工学科出身者用/電子制御工学科出身者用、デザインプロジェクトの順に記述 電制実験Ⅱ-1/機械学実験 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
電制実験Ⅱ-1/機械学実験の実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。文献やインターネット等で情報を収集できる。
|
4週 |
電制実験Ⅱ-2/機械学実験 デザイン・プロジェクト第1回 グループディスカッション |
電制実験Ⅱ-2/機械学実験の実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。他者と協調しながら自らの役割を説明できる。
|
5週 |
電制実験Ⅱ-3/機械学実験 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
電制実験Ⅱ-3/機械学実験の実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。課題解決のための方法を説明できる。
|
6週 |
電制実験Ⅱ-4/制御実験 デザイン・プロジェクト取組み課題の検討 |
電制実験Ⅱ-4/制御実験の実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。課題解決のための方法を説明できる。
|
7週 |
電制実験Ⅱ-5/制御実験 デザイン・プロジェクト年間計画の策定 |
電制実験Ⅱ-5/制御実験の実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクト全体の年間計画を立てることができる。
|
8週 |
熱工学実験/デザインプロジェクト年間計画の策定 デザインプロジェクト 第2回グループディスカッション |
熱工学実験の実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。グループで共通認識をもって年間計画を立てることができる。
|
2ndQ |
9週 |
熱工学実験/デザイン・プロジェクト年間計画の策定 デザイン・プロジェクト年間計画の策定 |
熱工学実験の実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。グループで共通認識をもって年間計画を立てることができる。
|
10週 |
電制実験Ⅱ-6/材料実験 デザイン・プロジェクトテーマ発表会の資料作成 |
電制実験Ⅱ-6/材料実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。。グループで共通認識をもって年間計画を立てることができる。
|
11週 |
電制実験Ⅱ-7/材料実験 デザイン・プロジェクトテーマ発表会 |
電制実験Ⅱ-7/材料実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトの内容を他者にわかりやすく説明できる。
|
12週 |
電制実験Ⅱ-8/材料実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
電制実験Ⅱ-8/材料実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトの背景を調査し技術的な意義を示すことができる。
|
13週 |
電制実験Ⅱ-9/熱工学実験 デザインプロジェクト調査・研究の推進 |
電制実験Ⅱ-9/熱工学実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトの背景を調査し技術的な意義を示すことができる。
|
14週 |
電制実験Ⅱ-10/熱工学実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
電制実験Ⅱ-10/熱工学実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。課題解決のための方法を見出すことができる。
|
15週 |
制御実験/レポート指導 デザイン・プロジェクト 第3回グループディスカッション |
制御実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。グループで課題解決の方策と必要な実験について示すことができる。
|
16週 |
制御実験/デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
制御実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。課題解決の方策と必要な実験について示すことができる。
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
電制実験Ⅱ-11/流体工学実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
電制実験Ⅱ-11/流体工学実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。課題解決の方策と必要な実験について示すことができる。
|
2週 |
デザイン・プロジェクト調査・研究の推進/流体工学実験 デザイン・プロジェクト調査・研究の推進 |
流体工学実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトに必要な実験を行いまとめることができる。
|
3週 |
電制実験Ⅱ-12/熱工学実験 デザイン・プロジェクト中間報告会の資料作成 |
電制実験Ⅱ-12/熱工学実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトの進捗状況をまとめることができる。
|
4週 |
電制実験Ⅱ-13/熱工学実験 デザイン・プロジェクト中間報告会 |
電制実験Ⅱ-13/熱工学実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトの進捗状況をわかりやすく説明することができる。
|
5週 |
電制実験Ⅱ-14/機械工作法実験 デザイン・プロジェクト第4回グループディスカッション |
電制実験Ⅱ-14/機械工作法実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。グループでプロジェクトのまとめ方について示すことができる。
|
6週 |
電制実験Ⅱ-15/機械工作法実験 デザイン・プロジェクト結果の分析 |
電制実験Ⅱ-15/機械工作法実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトの結果をまとめ考察することができる。
|
7週 |
レポート指導/機械工作法実験 デザイン・プロジェクト結果の分析 |
機械工作法実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。プロジェクトの結果をまとめ考察することができる。
|
8週 |
デザイン・プロジェクト結果の分析/レポート指導 デザイン・プロジェクト結果の分析 |
プロジェクトの結果をまとめ考察することができる。
|
4thQ |
9週 |
電制実験Ⅱ-16/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザインプロジェクト成果報告書の作成 |
電制実験Ⅱ-16の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。各種コンピュータソフトウェアを融合的に活用し、見やすく理解し易い報告書が作成できる。
|
10週 |
電制実験Ⅱ-17/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザインプロジェクト成果報告書の作成 |
電制実験Ⅱ-17の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。各種コンピュータソフトウェアを融合的に活用し、見やすく理解し易い報告書が作成できる。
|
11週 |
電制実験Ⅱ-18/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザインプロジェクト成果報告書の作成 |
電制実験Ⅱ-18の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。各種コンピュータソフトウェアを融合的に活用し、見やすく理解し易い報告書が作成できる。
|
12週 |
電制実験Ⅱ-19/デザイン・プロジェクト成果報告書作成 デザイン・プロジェクト 第5回グループディスカッション |
電制実験Ⅱ-19の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。各種コンピュータソフトウェアを融合的に活用し、見やすく理解し易い報告書が作成できる。
|
13週 |
電制実験Ⅱ-20/デザイン・プロジェクト発表資料作成 デザイン・プロジェクト最終報告会の発表資料作成 |
プレゼンテーションソフトを使って報告会用の発表原稿を作ることができる。
|
14週 |
以降、機械工学科出身者・電子制御工学科出身者共通 デザイン・プロジェクト最終報告会準備 デザイン・プロジェクト最終報告会 |
プロジェクトの成果を他者にわかりやすく説明できる。
|
15週 |
期末試験(本科目では試験は実施しない) |
プロジェクトの成果を他者にわかりやすく説明できる。プロジェクトの成果報告書等をまとめることができる。
|
16週 |
デザイン・プロジェクト成果報告書・作業日誌・ディスカッション記録の提出 |
完成度の高い成果報告書等を作成できる。
|