電気エネルギー工学

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電気エネルギー工学
科目番号 0037 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械・制御システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「電気エネルギー概論」(オーム社),参考書:「発変電工学総論」(電気学会)
担当教員 桶 真一郎

到達目標

学習目的:専攻科で学んだ知識や技術を企業や大学院において利用・応用するために,現代社会の基盤をなす電気エネルギーの需給や変換について幅広く理解すること。

到達目標:
1.我が国および世界のエネルギー需給の現状と課題について説明できる。
2.水力,火力,原子力,および再生可能エネルギーを用いたエネルギー供給やその利用について説明できる。
3.各種の電気エネルギーに関する基本的な計算ができる。
4.調べた内容を整理し,分かりやすく説明できる。

ルーブリック

不可
評価項目1我が国および世界のエネルギー需給の概要や課題について説明できる。我が国および世界のエネルギー需給の概要や課題について基本的な事項を説明できる。我が国および世界のエネルギー需給の概要や課題についてとくに基本的な事項を説明できる。左記に達していない。
評価項目2水力,火力,原子力,および再生可能エネルギーを用いたエネルギー供給やその利用について説明できる。水力,火力,原子力,および再生可能エネルギーを用いたエネルギー供給やその利用について基本的な事項を説明できる。水力,火力,原子力,および再生可能エネルギーを用いたエネルギー供給やその利用についてとくに基本的な事項を説明できる。左記に達していない。
評価項目3各種の電気エネルギーに関する基本的な計算ができる。各種の電気エネルギーに関するとくに基本的な計算ができる。各種の電気エネルギーに関するとくに基本的かつ簡単な計算ができる。左記に達していない。
評価項目4調べた内容を整理し,分かりやすく説明できる。調べた内容を整理し,すこし分かりやすく説明できる。調べた内容を整理し,説明できる。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門

学習の分野:機械とシステム

基礎となる学問分野:工学/総合工学/エネルギー学,工学/電気電子工学/電力工学・電力変換・電気機器

専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(2)材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と生産・管理,機械とシステムなどの専門技術の知識を習得し,機械やシステムの設計・製作・運用に活用できる能力を身につける」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,「A-2」:「材料と構造」,「運動と振動」,「エネルギーと流れ」,「情報と計測・制御」,「設計とシステム」に関する専門技術分野の知識を修得し,説明できること」であるが,付随的にはA-1にも関与する。

授業の概要:水力,火力,原子力,および再生可能エネルギーによる電気エネルギーの発生原理や利用技術の現状と今後の課題について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業の方法:教科書に基づき,グループで調べ学習とポスター発表をおこなう。毎回の授業の冒頭で,あらかじめ割り当てられた担当者がキーノートプレゼンをおこなう。

成績評価方法:成績の評価は,ポスター発表:50%,レポート:40%,キーノートプレゼン:10%。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:プレゼン課題を課すので,割り当てに従って学習し発表すること。なお,本科目では専門分野の知識・能力だけでなく,ジェネリックスキルの向上に資する授業をおこなう。

基礎科目:電気工学(機械2年),電気基礎II(電子制御2),熱力学(機械4,電子制御4),流体工学(機械4,電子制御4),工学総論(専1)

関連科目:エネルギーシステム工学(専1年)

受講上のアドバイス:本科目は環境教育ならびに原子力コア人材育成関連科目である。授業冒頭の出席確認時に不在の場合,遅刻とし,授業開始から単位時間の半分を超過して入室した場合は欠課とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 【授業】授業の実施方法や概要について理解する。
【授業時間外】授業の準備ができる。
2週 世界のエネルギー情勢と日本 【授業】世界のエネルギー情勢と日本について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
3週 限りあるエネルギー資源 【授業】限りあるエネルギー資源について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
4週 エネルギーと環境 【授業】エネルギーと環境について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
5週 発電機のしくみ 【授業】発電機のしくみについて説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
6週 熱力学と火力発電のしくみ 【授業】熱力学と火力発電のしくみについて説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
7週 中間まとめレポート 【授業】ここまでの内容をレポートにまとめて報告できる。
【授業時間外】ここまでの内容を整理できる。
8週 核エネルギーの利用 【授業】核エネルギーの利用について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
4thQ
9週 力学的エネルギーと水力発電のしくみ 【授業】力学的エネルギーと水力発電のしくみについて説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
10週 化学エネルギーから電気エネルギーへの変換 【授業】化学エネルギーから電気エネルギーへの変換について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
11週 光から電気エネルギーへの変換 【授業】光から電気エネルギーへの変換について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
12週 再生可能エネルギーを用いた種々の発電システム 【授業】再生可能エネルギーを用いた種々の発電システムについて説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
13週 電力系統の運用 【授業】電力系統の運用について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
14週 電気エネルギーの伝送 【授業】電気エネルギーの伝送について説明できる。
【授業時間外】予習に基づきキーノートプレゼンを作成できる。
15週 (期末まとめレポートの作成) 【授業】ここまでの内容をレポートにまとめて報告できる。
【授業時間外】ここまでの内容を整理できる。
16週 期末まとめレポートの提出 【授業】ここまでの内容をまとめたレポートを提出できる。
【授業時間外】ここまでの内容を整理できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合06000400100
基礎的能力0000000
専門的能力000040040
分野横断的能力060000060