日中比較文化論

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日中比較文化論
科目番号 0002 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子・情報システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:特になし(プリント配付),参考書:『中国語学習&異文化理解ハンドブック』(アルク)
担当教員 杉山 明

到達目標

学習目的:文化的偏見を捨て,今後さらに発展するであろう日中交流に寄与できる能力を身につける。

到達目標
1.中国社会の,日本とは違った側面を理解する。
◎自国の文化を理解し誇りを持つつともに,異文化を許容し尊重する人間性を涵養する。

ルーブリック

不可
評価項目1自分たちと異なる文化を理解,許容しそれとの協力,共生の心を持つことが出来る。自分たちと異なる文化を理解,許容しすることが出来る。自分たちと異なる文化を理解,許容しすることが出来る。自分たちと異なる文化を理解,許容することができない
評価項目2隣国中国の文化,社会事情を理解し,日本及び日本人の採るべき思考,行動を考えることが出来る。日本との比較を通じて,隣国中国の文化,社会事情を理解することが出来る。日本との比較を通じて,隣国中国の文化,社会事情を理解することが出来る。隣国中国の文化,社会事情を理解することが出来ない。
評価項目3自己の主張,考えを,情熱と説得力を持って記述することが出来る。自己の主張,考えを,情熱を持って記述することが出来る。自己の主張,考えを,情熱を持って記述することが出来る。自己の主張,考えを,うまく記述することが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般 学習の分野:人文・社会

必修・履修・履修選択・選択の別:選択

基礎となる学問分野:中国語/東洋史/中国哲学/中国文学

専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(4)プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力をを身につける」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(B)地球的視野に立った人間性の育成,B-2:地球上の多様な歴史観・文化・習慣の違いを理解し,説明できること」であるが、付随的には「B-1」にも関与する。

授業の概要:伝統的な中国文化とともに現代中国事情を解説する。適宜,課題図書も与える。
授業の進め方・方法:
授業の方法:15週を後期に集中して行う。1回の授業の中で,中国文化に関連するテーマひとつを講義する。試験は中間考査と期末考査の2回実施する。レポートも2本課す予定。

成績評価方法:2回の試験の結果が70%,課題レポート2本で30%の比重とする。課題レポートは,中国語および中国社会をどれだけ理解し,かつ自身とは異なった価値観をどの程度許容する視点を身につけることができたかが評価の基準となる。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:学士の認定を受けるためには必要な講座なので,その点をよく理解して受講すること。

基礎科目:世界史(1年),政治経済(2),国際文化論(4),人間と歴史(5) 関連科目:国際コミュニケーション演習(専1年),社会科学概論(専2)

受講上のアドバイス:平素から中国に関係する新聞やテレビ等の報道やニュースに関心を払うことが大切である。遅刻時間が20分を過ぎれば欠課扱いとする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 なぜ中国を学ぶか
2週 地理と言語,民族等

参考文献の購読(具体的な書名は,授業を通じて適宜指示),課題レポートの作成
3週 戦後中国の歴史と文化大革命

参考文献の購読,課題レポートの作成
4週 国家意識と一族主義

参考文献の購読,課題レポートの作成
5週 中華思想 儒家と道家

参考文献の購読,課題レポートの作成
6週 性悪説と性善説 歴史観

参考文献の購読,課題レポートの作成
7週 中間試験
8週 中間試験の返却と解説
4thQ
9週 一人っ子政策と高齢化問題

参考文献の購読,課題レポートの作成
10週 格差社会

参考文献の購読,課題レポートの作成
11週 台湾と香港

参考文献の購読,課題レポートの作成
12週 環境破壊

参考文献の購読,課題レポートの作成
13週 偽ブランド

参考文献の購読,課題レポートの作成
14週 中国企業の現在

参考文献の購読,課題レポートの作成
15週 期末試験
16週 期末試験の返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力70000300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000