到達目標
学習目的:演習を通して情報処理技術を身につけるとともに,情報を判断したり評価するために必要な知識や技術を深化させる。
到達目標
1. 各自の研究テーマについて必要となるドキュメントを作成することができる。
2. 各自の研究テーマについて表計算ソフトを活用してデータ整理や有効なグラフが作成できる。
3. 与えられた課題に対して問題を解決することができる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 各自の研究テーマに関して学会に投稿するレベルのドキュメントが作成できる。 | 各自の研究テーマに関して学会のフォーマットに沿ったドキュメントが作成できる。 | 各自の研究テーマに関してフォーマット変更したドキュメントが作成できる。 | 各自の研究テーマに関して目的に合わせたドキュメントを作成する事ができない |
評価項目2 | 各自の研究テーマに関して表計算ソフトを活用して論文に利用できるレベルでデータ整理や有効なグラフ作成ができる。 | 各自の研究テーマに関して表計算ソフトを活用して一般的なデータ整理や有効なグラフ作成ができる。 | 各自の研究テーマに関して表計算ソフトを活用してある程度データ整理や有効なグラフ作成ができる。 | 各自の研究テーマに関して表計算ソフトを活用しても目的のデータ整理やグラフの作成がおこなえない。 |
評価項目3 | 与えられた課題に対して,ソフトウェアを十分に駆使し,問題を解決することができる。 | 与えられた課題に対して,ソフトウェアを使用して問題を解決することができる。 | 与えられた課題に対して,ソフトウェアを使用して、課題を解決する方法を提案することができる。 | 与えられた課題に対して課題を解決すること,また解決する方法を提案することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門
学習の分野:情報・制御
基礎となる学問分野:情報科学,情報工学およびその関連分野/統計科学関連,計算機システム関連,ソフトウェア関連
専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(1) 数学,物理を中心とした自然科学系の科目に関する知識を深め,人文・社会科学に関する知見を広めて,機械・制御システム工学および電子・情報システム工学に関する基礎学力として応用できる。」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化および情報技術の習得とそれらを応用することができる」であり、付随的に(C)に関連する。
授業の概要:IT技術を利用した情報の検索,整理,管理統合,プレゼンテーション,情報発信などは現代の技術者のリテラシー能力である。本演習では,すでに基本的なリテラシー能力を習得した学生を対象に,さらに高度な応用技術やカスタマイズ能力,表現力を身につけるための演習を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:演習を中心に授業を進める。情報処理に必要とされる知識全般が習得できるよう演習を進める。また,理解が深まるようレポートを課す。さらにまとめた情報を整理発表できるようプレゼンテーションや発表を行う。
成績評価方法:演習の計画性と実施状況,課題の提出状況 50%,
プレゼンテーションと議論への参加態度 40%
発表・提出された課題を学生が相互に評価した結果 10%
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:情報処理基礎演習Ⅰと同時に履修する事はできないが,情報処理基礎演習Ⅱもしくは情報処理応用演習Ⅱを履修することは可能。
また「情報処理基礎演習Ⅰまたは情報処理応用演習Ⅰ」(各1単位),「情報処理基礎演習Ⅱまたは情報処理応用演習Ⅱ」(各1単位)から1単位以上修得すること。
本科目は,本科5年次で学修した「情報システム」を基礎(基盤)とし,より研究を発表するために必要な情報技術を習得する科目である。(ただし、「情報システム系」は除く)
事前に行う準備学習として、所属する学会の論文に関する情報を調査しておくこと。また,演習室の利用方法を復習しておくこと。
基礎科目:各学科の情報処理に関連する科目および演習
関連科目:工学倫理(専1年),情報処理応用演習Ⅱ(専1年),情報処理基礎演習Ⅱ(専1年)
受講上のアドバイス:内容はそれぞれ独立しており,どこからでも自学独習ができるような構成になっている。科目の性格上,必ずしもすべての項目にわたって精通する必要はないが,技術者が報告書や論文を作成する場合や学会発表を行う際に必要な情報処理技術が中心となっている。自分のテーマにあわせて必要部分を深化させてほしい。演習環境に慣れると同時に,各研究室でも同様の演習が行える環境を整備する努力が必要である。
遅刻の扱い:授業開始時の出席確認以降の入室は遅刻として扱う。なお,1時限の半分の時間経過後は欠課として扱う。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
概要説明および情報処理基礎演習Ⅰとの情報交換〔ガイダンス〕 |
概要を理解する
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2週 |
演習システムへの登録作業及び個人情報・演習環境の設定作業〔設定〕 |
演習環境を設定し、演習を始める事ができる
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3週 |
ドキュメント作成の基礎技術(書式設定,文書スタイルの統一)の修得のための演習。 |
ドキュメント作成の基礎技術(書式設定,文書スタイルの統一)を理解し、演習でその内容を確認する
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4週 |
ドキュメント作成の基礎技術(相互参照)の修得のための演習。 |
ドキュメント作成の基礎技術(相互参照)を理解し、演習でその内容を確認する
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5週 |
ドキュメント作成の基礎技術(画像処理等)の修得のための演習。 |
ドキュメント作成の基礎技術(画像処理等)を理解し、演習でその内容を確認する
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6週 |
業務フローの作成演習。 |
業務フローの作成を理解し、演習でその内容を確認する
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7週 |
PDFファイルの作成などフリーソフトウェアによる演習。 |
PDFファイルの作成などフリーソフトウェアを理解し、演習でその内容を確認する
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8週 |
表計算ソフトの基本技術の演習ならびにマクロ言語の演習① |
表計算ソフトの基本技術の演習ならびにマクロ言語の演習①を理解し、演習でその内容を確認する
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2ndQ |
9週 |
表計算ソフトの基本技術の演習ならびにマクロ言語の演習② |
表計算ソフトの基本技術の演習ならびにマクロ言語の演習②を理解し、演習でその内容を確認する
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10週 |
表計算ソフトの応用例題の演習① |
表計算ソフトの応用例題の演習①を理解し、演習でその内容を確認する
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11週 |
表計算ソフトの応用例題の演習② |
表計算ソフトの応用例題の演習②を理解し、演習でその内容を確認する
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12週 |
表計算ソフトの応用例題の演習③ |
表計算ソフトの応用例題の演習③を理解し、演習でその内容を確認する
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13週 |
総合的な課題の作成と発表① |
総合的な発表を行い理解を確認し相互に評価する①
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14週 |
総合的な課題の作成と発表② |
総合的な発表を行い理解を確認し相互に評価する②
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | プレゼンテーション | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 40 | 10 | 0 | 50 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 40 | 10 | 0 | 50 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |