到達目標
学習目的:コンピュータの構成や実際に用いられる構成要素の機能を理解し,その中で利用されている主要な技術を理解すること。また,論理式と論理回路の対応を説明でき,論理回路を設計することができること。
到達目標
1. 5大装置それぞれの役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。
2. 簡単な組合せ論理回路,及び,簡単な順序回路を設計することができる。
3. コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムの位置づけを説明できる。
4. コンパイラの役割と仕組みについて説明できる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 5大装置だけでなく、周辺機器も含めて、それぞれの役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 5大装置それぞれの役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 5大装置のそれぞれについて、簡単な説明はできる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 応用的な組合せ論理回路,及び,簡単な順序回路を設計することができる。 | 簡単な組合せ論理回路,及び,簡単な順序回路を設計することができる。 | 与えられた簡単な組み合わせ回路の動作を説明することができる。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | コンピュータシステムにおけるオペレーティングシステムが担う機能や役割について、具体的に説明できる。 | オペレーティングシステムの位置づけを説明できる。 | 軽微なミスが見られるものの,オペレーティングシステムの概要を説明できる。 | 左記に達していない。 |
評価項目4 | コンパイラを用いたプログラミングについて、具体的に説明できる。 | コンパイラの役割と仕組みについて概要を説明できる。 | コンパイラ,インタプリタ,アセンブラの相違を説明できる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:情報・制御
必修・履修・履修選択・選択の別:選択
基礎となる学問分野:情報学/情報科学、情報工学およびその関連分野/計算機システム関連
専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(2) 電気・電子,情報・制御に関する専門技術分野の知識を修得し,機械やシステムの設計・製作・運用に活用できる能力を身につける」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2:「電気・電子」,「情報・制御」に関する専門技術分野の知識を修得し,説明できること」である。
授業の概要:ソフトウェアに関する基本的技術,及び,論理式や論理回路等のハードウェアに関する基礎知識について講義を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:板書を中心に,できるだけ学生の理解度を確かめながら講義を行う。また,理解が深まるよう演習やレポートを課す。
成績評価方法:
中間試験と期末試験を同等に評価する。(80%)
・ 各試験はノートの持ち込みを許可しない。
・ 各定期試験の結果が60点未満の人には補習,再試験により理解が確認できれば,点数を変更することがある。ただし,変更した後の評価は60点を超えないものとする。
レポート課題(20%)
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:自分の専門以外の分野に関する内容も出てくるが,技術者としての視野を広げる意味で,興味を持って学習してほしい。
基礎科目:本科における電子情報回路(電気電子3年),電子情報回路特論(電気電子5),コンピュータ概論(情報3),ディジタル工学Ⅰ(情報2),ディジタル工学II(情報3)などマイコンや電子計算機に関係する科目
関連科目:情報システム演習I,II(専2年),数値解析特論(専2)
受講上のアドバイス:学習内容はすでに本科で学んだ事項であるが,表面的な浅い学習・理解ではなく,深く考え,本質を学びとってほしい。
遅刻は授業時間(=2コマ)の4分の1(=0.5コマ)刻みで取り扱う。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,コンピュータの概要
授業時間外の学習内容:学習内容ごとに適宜レポート課題を課す。レポートは指定された期日までに提出すること。 |
教育目的や学習内容、評価方法などについて理解する。また,コンピュータの概要について理解する。
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2週 |
コンピュータでのデータ表現 |
2進数などの変換および扱い方について理解する。
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3週 |
ブール代数とディジタル回路 (1) |
簡単な組み合わせ論理回路について理解する。
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4週 |
ブール代数とディジタル回路 (2) |
簡単な順序回路について理解する。
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5週 |
2進演算と算術回路 |
2進数の加算器や減算器を理解する。
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6週 |
マイクロプロセッサのアーキテクチャ |
マイクロプロセッサの命令セットなどについて理解する。
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7週 |
マイクロプロセッサの命令とアドレス指定 |
様々なアドレッシングを理解する。
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8週 |
メモリ |
メモリの種類や特徴を理解する。
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4thQ |
9週 |
(中間試験) |
ここまでの学習内容を確認する
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10週 |
インタフェース |
コンピュータと周辺機器との接続関係を理解する。
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11週 |
周辺装置 |
具体例をもとにして周辺機器を理解する。
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12週 |
ソフトウェア |
ソフトウェアの構成や特徴について理解する。
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13週 |
ネットワーク |
IPアドレスなどをもとにネットワークの概要を理解する。
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14週 |
コンピュータシステム |
故障率とシステムの信頼性の関係について,解析的に理解する。
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15週 |
(期末試験) |
ここまでの学習内容を確認する
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16週 |
期末試験の返却と解答解説 |
学習が不十分な箇所を確認し、補修する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |