到達目標
学習目的:電子デバイスの一つである太陽電池を理解するのに必要な基礎知識を習得し,その発電原理を理解する。さらに変換効率の向上のために必要な技術について学び,アイディアを考える。
到達目標
1.電子デバイスの理解に必要な半導体物性の基礎を理解する。
2.電子デバイスの応用としての太陽電池を理解する。
3.英語の技術論文を原文で読み,その内容をまとめる力をつける。
◎4.技術論文をもとにディベイト力を身につける。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 半導体中の電子のエネルギーレベルについて定量的に説明できる。 | 半導体中の電子のエネルギーレベルについて定性的に説明できる。 | 半導体中の電子のエネルギーレベルについて大まかに説明できる。 | 左記に達していない |
評価項目2 | 太陽電池の発電メカニズムについてエネルギー準位図を用いて定量的に説明できる。 | 太陽電池の発電メカニズムについてエネルギー準位図を用いて定性的に説明できる。 | 太陽電池の発電メカニズムについてエネルギー準位図を用いて大まかに説明できる。 | 左記に達していない |
評価項目3 | 英語の技術論文を読み,その内容を発表できるだけでなく,それに関する周辺の技術も発表できる。 | 英語の技術論文を読み,その内容を日本語で発表できる。 | 英語の技術論文を読み,その内容を大まかに日本語で発表できる。 | 左記に達していない |
評価項目4 | 英語の技術論文に関する周辺の技術も発表できる。発表内容に関する質問に十分に答えられる。 | 英語の技術論文に関する質問に8割程度は程度答えられる。 | 英語の技術論文に関する質問に5割程度は答えられる。 | 左記に達していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:電気・電子
基礎となる学問分野:工学/電気電子工学/電子デバイス・電子機器
専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(2)電気・電子,情報・制御に関する専門分野技術の知識を修得し,機械やシステムの設計・政策・運用に活用できる能力を身につける」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(B) 専攻分野に関連する知識理解を深化させ,それらを応用することができる」である。
授業の概要:現在の科学技術の急速な進歩は,基幹部品である電子デバイスの発展なしには語れない。本講座では電子デバイスの例として太陽電池を取り上げ,原理や特徴を解説するとともに最新の技術について多くの時間を割いて解説する.さらに,英語の原著論文を講読する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:前半は板書あるいはパワーポイントを中心に進めていくが,後半は各学生が最新の技術英語論文を調べ,それを個人ごとにまとめて発表し,他の学生からの質問を受けることにより,技術プレゼンテーション力の向上を図る。興味喚起のため,毎回,太陽電池に関する英語の報道等から話題提供を行う。
成績評価方法:定期テストの成績(50%)。試験には自筆ノートの持ち込みのみ許可する。課題発表:レポート内容(40%),質問対応力(10%)。
成績不振者には,本校専攻科の方針にしたがって再試験を行う。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:事前に行う準備学習として,「物性物理」(総合理工学科4年)「電子工学」(電気電子システム系4年)「電気電子材料」の教科書を復習しておくこと。本科目は,これらの科目よりレベルが高い。
基礎科目:物性物理(4年),電気磁気学(3,4),電子回路(3,4),電気電子材料(5),光エレクトロニクス(5)など
関連科目:特別研究
受講上のアドバイス:授業の開始時に出欠をとり,その際に返事がなく,その後入室してきた者は遅刻とする。遅刻3回で1回の欠席とする。20分以上の遅刻は1欠課,65分以上の遅刻は2欠課とする。授業時間以外の学習(予習と復習およびレポート課題)は行わなければならない。論文は原文で読む必要があるので技術英語力の向上も心がけること。レポート課題は指定した期日までに必ず提出すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス
各自,太陽電池の作製に関する最新(おおむね2年以内)の英語技術論文を読み,内容をまとめ,紹介する。周辺技術の発表は認めない。 |
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2週 |
電子デバイスと半導体 |
左記を理解する
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3週 |
半導体物性の基礎 |
左記を理解する
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4週 |
太陽電池の動作原理と特性 |
左記を理解する
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5週 |
最近の技術動向 |
左記を理解する
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6週 |
最近の技術動向
発表用パワーポイント作成 |
左記を理解する
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7週 |
最近の技術動向 |
左記を理解する
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8週 |
最近の技術動向 |
左記を理解する
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2ndQ |
9週 |
各自課題の発表と質疑応答 |
左記を実行する
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10週 |
各自課題の発表と質疑応答 |
左記を実行する
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11週 |
各自課題の発表と質疑応答 |
左記を実行する
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12週 |
各自課題の発表と質疑応答 |
左記を実行する
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13週 |
各自課題の発表と質疑応答 |
左記を実行する
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14週 |
各自課題の発表と質疑応答 |
左記を実行する
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15週 |
後期末試験 |
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16週 |
期末試験の返却と解説
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左記を実行する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 質問対応 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |