到達目標
学習目的:この授業は,倫理的課題と深く結びついた現代哲学の諸問題を系統的に学習することによって,技術者等として社会に対する責任を自覚する能力を身につけることを目標としている。
到達目標
1 哲学者の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
2 現代科学の考え方や科学技術の特質,科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。
◎3 人間性,教養,モラルなど,社会的・地球的観点から物事を考えることができる。
◎印がついているものは、分野横断的能力の到達目標です。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 哲学者の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかについて詳細かつ発展的に説明できる。 | 哲学者の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかについて詳細に説明できる。 | 哲学者の思想に触れ,人間とはどのような存在と考えられてきたかについて説明できる。 | 左記に達していない。 |
評価項目2 | 現代科学の考え方や科学技術の特質,科学技術が社会や自然環境に与える影響について詳細かつ発展的に説明できる。 | 現代科学の考え方や科学技術の特質,科学技術が社会や自然環境に与える影響について詳細に説明できる。 | 現代科学の考え方や科学技術の特質,科学技術が社会や自然環境に与える影響について説明できる。 | 左記に達していない。 |
評価項目3 | 人間性,教養,モラルなど,社会的・地球的観点から物事を詳細かつ発展的に考えることができる。 | 人間性,教養,モラルなど,社会的・地球的観点から物事を詳細に考えることができる。 | 人間性,教養,モラルなど,社会的・地球的観点から物事を考えることができる。 | 左記に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別:一般
学習の分野:人文・社会
基礎となる学問分野:哲学/倫理学
専攻科学習目標との関連:本科目は専攻科学習目標「(1) 数学、物理を中心とした自然科学系の科目に関する知識を深め、人文・社会科学に関する知見を広めて、機械・制御システム工学および電子・情報システム工学に関する基礎学力として応用できる。 」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(E)技術者倫理を理解することができる」である。
授業の概要:現代の工学技術者・工学研究者にとって不可欠の教養となっている哲学・倫理に関する根本問題を取り上げることによって,科学技術文明について考察を深めたい。
授業の進め方・方法:
授業の方法:後期開講。講義を中心に、受講生と議論を交えながら授業をすすめていく。課題提出を求めて授業時間外での追加学習を求める。
成績評価方法:1回の課題(100%)。それぞれの課題で,上記の達成目標の達成度を判定する。原則として,再試験による成績再評価は実施しない。授業時間外の学習については授業時間内で教授した内容と同様にその理解と応用能力を課題の内容によって授業時間内の学習の成果と一体的に評価する。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:課題が必ず課されるので,平素からニュース等を見る習慣をつけて,自分なりの問題関心をもつこと。事前に行う準備学習として、その時点までの講義内容と疑問点の整理をしておくこと。
基礎科目:倫理(全系1年),工業倫理学(全系5)
関連科目:工学倫理(専1年)
受講上のアドバイス:各授業開始時に出席を確認し、その時点で不在の者は少しの遅れで到着しても遅刻とする。授業に30分以上遅れてやってきた学生は欠課とするが,何回かの遅刻を1欠課とするという措置はとらない。遅れてきた学生は到着時に自分から申し出ること(申し出ない場合は欠課扱いとする)。
本科目は,本科5年次で学修した「技術者倫理」を基盤とし,現代哲学の諸問題を系統的に学習する科目である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
到達目標全般の説明
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2週 |
現代哲学の基礎(授業時間外の学習:授業中の指示に基づく資料等の学習〈以下同様〉) |
到達目標1と3
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3週 |
前項の続き |
到達目標1と3
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4週 |
前項の続き |
到達目標1と3
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5週 |
現代哲学の展開 |
到達目標1と3
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6週 |
前項の続き |
到達目標1と3
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7週 |
前項の続き |
到達目標1と3
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8週 |
前項の続き |
到達目標1と3
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4thQ |
9週 |
現代哲学と科学技術 |
到達目標2
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10週 |
前項の続き |
到達目標2
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11週 |
前項の続き |
到達目標2
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12週 |
現代哲学と社会 |
到達目標2と3
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13週 |
前項の続き |
到達目標2と3
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14週 |
前項の続き |
到達目標2と3
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15週 |
前項の続き |
到達目標2と3
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16週 |
成績評価の解説 |
到達目標3
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 自己評価 | 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 | 0 | 80 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 20 |