設計製作課題演習

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 設計製作課題演習
科目番号 0061 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 各教員指定の書籍,インターネット,物理や専門の教科書,専門参考書,友人など,自分の周辺が全て教材である。
担当教員 竹村 明洋

到達目標

◎1.解決すべき課題を見つけ,解決のために必要な情報収集・分析・整理して解決行動を提案できる.
◎2.情報を収集・分析し,適正に判断し,情報の加工・作成・整理,発信ができる.得られた情報を理解し,効果的に創造的に活用することができる.
◎3.組織力を身に付け,集団の中で合意形成のための基礎的技術を理解して,問題解決,アイディア創造等の活動ができる。
◎4.他のメンバーの意見を尊重し,コミュニケーションをもって共同作業ができる。
◎5.他のメンバーに対して,技術の指導,協調行動が促すことができる。

ルーブリック

不可
評価項目1組織やチームの目標や役割分担を理解し,役割を超えた行動をとることができる。チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し,自分の感情の抑制,コントロールをし,他者の意見を尊重し,適切なコミュニケーションを持つとともに,当事者意識をもち協調して共同作業を進めることが十分できる。チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し,自分の感情の抑制,コントロールをし,他者の意見を尊重し,適切なコミュニケーションを持つとともに,当事者意識をもち協調して共同作業を進めることがほぼできる。チームワークの必要性・ルール・マナーを理解することが困難であり,他者の意見を尊重し,適切なコミュニケーションを持って共同作業を進めることができない。
評価項目2組織として目指す方向性を示し,行動の規範を示しながら,チームとしての成果を生み出していくことができる。自らの行動の模範を示すことができ,他者に対して適切な協調行動を促し,共同作業を進めることが十分できる。自らの行動の模範を示すことができ,他者に対して適切な協調行動を促し,共同作業を進めることがほぼできる。自らの行動の模範を示すことが困難であり,他者に対して適切な協調行動を促すことができず,共同作業を進めることができない。
評価項目3解決すべき課題を見出し,収集した情報を活用して,解決するための行動を複数提案するとともに,状況に応じた最適な解決行動を判断できる。解決すべき課題を自ら見出し,収集した情報を分析・整理して,解決するための行動を提案できる。解決すべき課題を自ら見出し,解決するための行動を提案できる。解決すべき課題を把握し,課題を解決するための具体的な行動を自らとることができない。
評価項目4得られた情報を分析,適正に判断・整理し,また自ら加工・作成・発信できるとともに,これらの情報の最も効果的な活用方法を提案,実行できる。得られた情報を活用するとともに,自ら情報の加工・作成・整理・発信ができる。情報収集をすることができる。情報収集・分析能力が身に付いておらず,必要な情報を活用できない。
評価項目5組織・集団の中での合意形成を率先して進めることができ,問題解決のための具体的な行動を指導的に進めることができる。組織・集団の中で合意形成する手段を身に付けていて,問題解決のための具体的な行動が取れる。組織・集団の中で問題解決のための具体的な行動が取れる。組織・集団の中で合意形成する手段を理解できず,問題解決のための具体的な活動ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門,学習の分野:実験・実習
前期に実施する学科横断創造演習では,昨年度の機械創造演習Ⅱ(3年)で培われた問題を発見し解決する能力を生かし,後輩の指導を行いながら課題に取り組む。後期3時間は,これまでの学習成果や学内・外で得た知識,技術および情報をもとにより発展的な課題に取り組む。課題の内容は卒業研究にそのままつながることもあり得る。さらに,英文による自己PR文を作成する。
授業の進め方・方法:
前期に実施する学科横断創造演習では,昨年度の機械創造演習Ⅱで行っていたテーマに新たに後輩を加え現状の課題解決をチームで行うとともに,新たなテーマ目標の設定を行う。後期3時間は,指導教員の下で,課題ごとに,主体的に実験または解析的研究を行う。選択テーマ領域を,ゼミナール,文献調査,個人学習を通して,常に考えながら研究目的や研究の背景の理解を深めていく。取組みの中で,工学的研究の進め方,科学技術論文の書き方,発表・討論の仕方を適時指導・助言する。
注意点:
注意点:本科目は授業時間以外の自発的学習を含む科目であり,週2単位時間の時間数に対して4単位が設定されている。したがって,授業時間以外の自己学習が必要である。また,学年の課程修了のためには本科目の履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。
アドバイス:前期に実施する学科横断創造演習では,後輩の指導を行いながら課題に取り組むことを目的としている。積極的な姿勢で課題に取り組むことが大切。昨年度の機械創造演習Ⅱで身につけた知識,技術をチームメイトと共有し(チームワーク力の向上),後輩に対して技術の指導,協調行動が促す(リーダーシップ力)ことができる工夫をしてほしい。創造する楽しさを知り,感動して欲しい。そのためには自主的な行動が必要である。なお,遅刻の扱いについては,各担当教員の指示によるものとする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 テーマの内容について調査・検討
3週 テーマの内容について調査・検討
4週 テーマの内容について調査・検討
5週 演習計画を策定(後輩指導)
6週 演習計画を策定(後輩指導)
7週 演習計画書の作成・提出
8週 学習および製作・実験など各テーマの実現に向け作業開始(後輩指導)
2ndQ
9週 学習および製作・実験など各テーマの実現に向け作業開始(後輩指導)
10週 学習および製作・実験など各テーマの実現に向け作業開始(後輩指導)
11週 学習および製作・実験など各テーマの実現に向け作業開始(後輩指導)
12週 学習および製作・実験など各テーマの実現に向け作業開始(後輩指導)
13週 成果のまとめ
14週 最終報告書の作成
15週 前期期末試験
16週 最終報告書の作成・提出
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス〔テーマ説明と希望テーマ・アンケートの実施〕
2週 各指導教員から課題テーマとその進め方に関する説明を聞き,着手する課題テーマを決める。テーマごとに配属学生数には制限があるので,配属はアンケートにより決める。
3週 担当教員の指導のもとに自主的に学習を開始する。
4週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
5週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
6週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
7週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
8週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
4thQ
9週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
10週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
11週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
12週 課題に対する情報収集,文献調査,アイディア創出,実施計画の立案から作業日誌の作成。
13週 プレゼンテーション準備
14週 プレゼンテーション
15週 学年末試験
16週 報告書の作成

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

計画書・報告書(前期)最終成果の評価(前期)日報 (後期)報告書・プレゼン(後期)課題その他合計
総合評価割合1015156000100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力1015156000100