学習目的:運動と健康の関係についての理解を深めるとともに,スポーツを通して,自主的・計画的に運動を行っていく力を身につけることが目的である。
到達目標
1.各種スポーツの実践に必要な準備やゲーム進行ができる。
2.他者の意見を正しく理解し,他者の意見に対する,自らの意見を明確に表現できる。
3.周囲の状況と自らの立場を照らし合わせ,自身の長所を活かしながら集団の中で行動ができる。
4.課題の解決や目標達成のために,自らの役割を認識し,率先して行動したり,他者と協調して行動したりすることができる。
概要:
一般・専門の別:一般 学習の分野:保健・体育
必修・履修・履修選択・選択の別:選択
基礎となる学問分野:複合領域/健康・スポーツ科学/
学科学習目標との関連:本科目は一般科目学習目標「(3)生きるための活力と,その自由な表現力を身につける。」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(B)地球的視野に立った人間性の育成,B-3:芸術やスポーツをとおして広く教養を身に付け,これに基づいて自己表現できること」である。付随的にD-3に関与する。
授業の概要:自分のライフスタイルの中にスポーツを取り込み,今以上の豊かな生活を送るために,運動と健康との関係を講義や実践を通して学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業の方法:講義を通して「運動と健康」,「運動技能の習得方法」,「運動の計画的な学び方」について学習し,自らが行う運動の「立案」,「実践」,「評価」を,繰り返しながら行っていく。開講時期は前期である。
成績評価方法:定期試験は行わない。授業に取り組む姿勢および態度(実技を伴うもの)を50%,課題に対するレポート(授業時間外の学習成果)を50%として,成績評価を行う。レポートの提出は次週の授業時までとする。
注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。
履修のアドバイス:積極的に授業に取り組むこと。
基礎科目:保健・体育Ⅰ(全系1年),保健・体育Ⅱ(全2),保健・体育Ⅲ(全3),体育(全4) 関連科目:なし
受講上のアドバイス:授業開始時間から5分を超えて授業に参加した場合は「遅刻」、25分を超えて授業に参加した場合は「欠課」扱いとする。さらに4回の遅刻で1回の欠課とみなす。実技系の授業内容も含み,「グループ学習」を前提とする科目であるので,毎回出席することは当然である。無断欠課のためにグループに迷惑をかける行為は厳禁である(当然,評価にも反映される)。また,実技を行う場合は服装にも気をつけて授業に参加すること。この授業では,いわゆる「模擬授業」の形式がメインとなります。それぞれが「先生役」,「生徒役」となって,自分が運動を行うため,またスポーツをする仲間を増やしていくために,自分がどのように行動すべきかを考えながら授業に参加しましょう。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |