到達目標
学習目的: 実務の現場で実習を行うことによって,会社人としての心構えを学ぶとともに,技術者としての素養を広める。また,実習報告書の作成や実習内容についての口頭発表によりプレゼンテーション能力を高める。
到達目標:
◎ 就業体験を通して,企業活動を円滑に進めるために個人に必要な能力や知識を認識できる。
◎ 企業における多様な価値観や自身の将来像を認識し,仕事への適性を判断することができる。
ルーブリック
| 優 | 良 | 可 | 不可 |
評価項目1 | 就業体験を通して,企業活動を円滑に進めるために個人に必要な能力や知識を,十分認識できる。 | 就業体験を通して,企業活動を円滑に進めるために個人に必要な能力や知識を認識できる。 | 就業体験を通して,個人に必要な能力や知識を認識できる。 | 左記内容に達していない。 |
評価項目2 | 企業における多様な価値観や自身の将来像を認識し,仕事への適性を,大変よく判断することができる。 | 企業における多様な価値観や自身の将来像を認識し,仕事への適性を判断することができる。 | 企業における多様な価値観を認識し,仕事への適性を判断することができる。 | 左記内容に達していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
基礎となる学問分野: 工学/機械工学 工学/電気電子工学
電子制御工学科学習目標との関連: 本科目は電子制御工学科学習目標「(3)実験・実習等の体験学習を通じて,知識理解を深化させると同時に,実験の遂行能力・データを解析・考察する能力を身につける。」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連: 本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(F)コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力の育成,F-1:日本語による発表や討論・記述をとおして,自分の考えを相手に表現できること」であるが,付随的には「F-2」,「H-1」,「D-3」にも関与する。
授業の概要:本科目は,会社や研究所などに実習生として派遣し,実務経験を踏ませることが主な目的である。社会のニーズをリアルタイムで感じ,将来に対する目的意識の構築に役立たせようとするものである。派遣後に実習内容についての口頭発表と実習報告書の提出を課す。
授業の進め方・方法:
授業の方法: 派遣前にガイダンスを実施する。実習先は主に,国・地方公共団体の機関および民間企業である。受入可能な実習先を随時提示するので,この中から希望する会社等を選定させる。派遣中には,実習先でそれぞれ異なる内容の実務を経験させ,派遣後に実習報告書の提出と実習内容に関する口頭発表を課す。
成績評価方法:1日の履修時間の上限を8時間とし60時間以上の履修が必要である。これを前提として以下の評価を行う。口頭発表の審査結果(75%),実習先の評価(25%)。履修時間が不足するとき54時間以上履修している場合には学内措置を実施することがある。詳細はガイダンスで説明する。
注意点:
履修上の注意: 実習は原則として学業に差障りのない期間とする。実習期間中は傷害保険及び賠償責任保険に必ず加入すること。選択科目(自発的学習科目を除く)の内,教務委員会で認定できる単位数は,専門科目については学外実習AまたはBを含む6単位以内(一般科目については4単位以内)である。
履修のアドバイス: 学外実習Aとの違いは実習時間(成績評価方法参照)にあり,認定される単位数は学外実習Aが1単位,学外実習Bは2単位である。
基礎科目: これまでの全専門科目
関連科目:学外実習A(4年),卒業研究(5),長期インターンシップ(専1)等
受講上のアドバイス: 実習先は,実習内容等を事前に良く調べて選定すること。また,実習先では社内の規則や規律を遵守すること。選択科目であるが,積極的に修得して欲しい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実習期間は学業に差し障りのない期間とする。 |
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2週 |
派遣中のスケジュールは実習先で異なるので,この前後を示すと以下のようになる。 |
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3週 |
派遣前 |
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4週 |
ガイダンス(履修に関する詳細説明が全学科共通の日程で実施されるので必ず参加すること。) |
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5週 |
受入可能な実習先の提示(希望先の実習内容をよく調査してから申し込むこと。 |
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6週 |
希望者が重なった場合,抽選で決定することもある。) |
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7週 |
個々の受入先からの指示事項の提示(通勤手段等について確認すること。) |
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8週 |
派遣中 |
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2ndQ |
9週 |
実習先での計画に従う(実習生担当者の指示に従うこと。 |
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10週 |
終了時までに実習証明書に必要事項を記入してもらうよう依頼すること。 |
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11週 |
また,許可が得られれば,実習先で提出した報告書等を複写し保管しておくこと。) |
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12週 |
同上 |
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13週 |
同上 |
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14週 |
同上 |
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15週 |
同上 |
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16週 |
同上 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
同上 |
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2週 |
同上 |
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3週 |
同上 |
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4週 |
同上 |
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5週 |
同上 |
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6週 |
同上 |
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7週 |
同上 |
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8週 |
同上 |
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4thQ |
9週 |
同上 |
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10週 |
同上 |
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11週 |
同上 |
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12週 |
派遣後 |
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13週 |
実習報告書の受理(派遣後直ちに実習報告書を作成し,実習先で提出した報告書等とともに提出すること。) |
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14週 |
口頭発表に関する指導(学科内教員で数人ずつ担当するので,担当教員の指導に従い口頭発表の準備を行うこと。) |
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15週 |
口頭発表に関する指導(学科内教員で数人ずつ担当するので,担当教員の指導に従い口頭発表の準備を行うこと。) |
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16週 |
実習内容に関する口頭発表の審査 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| | 派遣先企業評価 | 発表 | 報告書 | | | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 30 | 40 | 30 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 30 | 40 | 30 | 0 | 0 | 100 |