工業倫理学

Course Information

College Tsuyama College Year 2017
Course Title 工業倫理学
Course Code 0055 Course Category General / Compulsory
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 4
Department Department of Electronics and Control Engineering Student Grade 5th
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 稲田知己ほか著『技術者倫理』(学術図書出版社)
Instructor INADA Tomomi

Course Objectives

1.技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し,それを説明できる。
2.説明責任,内部告発,製造物責任,リスクマネージメントなど,社会における技術者の役割と責任を理解し,それを説明できる。
◎公共心を持ちながら他人や自分の独創性を尊重できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し,その詳細を発展的に説明できる。技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し,その重要事項を詳細かつ基本的に説明できる。技術者倫理が必要とされる背景や重要性を理解し,その基本事項を説明できない。
評価項目2説明責任等,社会における技術者の役割と責任を理解し,詳細かつ発展的に説明できる。説明責任等,社会における技術者の役割と責任を理解し,その重要事項を詳細かつ基本的に説明できる。説明責任等,社会における技術者の役割と責任を理解し,基本事項を説明できない。
評価項目3公共心を持ち,他人や自分の独創性について詳細かつ発展的に表現することができる。公共心を持ち,他人や自分の独創性について詳細かつ基本的に表現することができる。公共心を持ち,他人や自分の独創性について基本的に表現することができない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
科学技術の急速な進歩によって,これまでの人類が想像しえなかったような未曾有の倫理的諸問題に,現代のわれわれは直面している。この講義では,技術者倫理を体系的に概説する。
Style:
年2回の定期試験70%(その内訳は,35%×2)。年3回のレポート30%(その内訳は,10%×3)。それぞれの試験ないしレポートで,上記の達成目標の達成度を判定できる課題を課す。原則として,再試験は実施しない。
Notice:
課程修了のため履修が必須である。本科目は「授業時間外の学習を必修とする科目」である。1単位あたり授業時間として15単位時間開講するが,これ以外に30単位時間の学習が必修となる。これらの学習については担当教員の指示に従うこと。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st • ガイダンス
2nd • 近代の科学技術と哲学倫理
3rd • (1)17世紀の科学革命
4th • (2)近代哲学はデカルトとベーコンに始まった
5th • (2)デカルトとベーコンの続き(第3節は省略)
6th • (4)近代科学技術と合理主義哲学の限界,知の転換点
7th • (4)近代科学技術と合理主義哲学の限界,知の転換点
8th • 20世紀という時代(第1節から第3節は省略)
2nd Quarter
9th • (4)豊かな生活と環境への負荷,人間自身の変化
10th • (4)豊かな生活と環境への負荷,人間自身の変化
11th • (5)新しい倫理の課題:生活と倫理の問題
12th • (5)新しい倫理の課題:生活と倫理の問題
13th • (5)新しい倫理の課題:環境倫理
14th • (5)新しい倫理の課題:環境倫理
15th (前期末試験)
16th •前期末試験の返却と解答解説
2nd Semester
3rd Quarter
1st • (5)新しい倫理の課題:環境倫理
2nd • (5)新しい倫理の課題:生命倫理
3rd • (5)新しい倫理の課題:生命倫理
4th • (5)新しい倫理の課題:経済倫理
5th • (5)新しい倫理の課題:経済倫理
6th • 21世紀を生きる――技術者としてどう生きるか(第1節~第3節は省略)
7th • 21世紀を生きる――技術者としてどう生きるか(第1節~第3節は省略)
8th • (4)工学の倫理綱領と倫理規範(NSPE倫理規定等)
4th Quarter
9th • 事例研究――技術者として人間として自分ならどうするか
10th • 事例研究――(1)重大事故や失敗事例:タコマ橋,チャレンジャー号事故など
11th • (5)新しい倫理の課題:技術者倫理
12th • (5)新しい倫理の課題:技術者倫理
13th • (5)新しい倫理の課題:技術者倫理
14th • (5)新しい倫理の課題:技術者倫理
15th (後期末試験)
16th 後期末試験の返却と解答解説

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他Total
Subtotal70000300100
基礎的能力5000020070
専門的能力0000000
分野横断的能力2000010030