到達目標
学習目的:学内外で得た種々の学問・技術等の総合応用能力を養う。また,問題に対する構想力や,これら構想した問題点を図,文章,式,プログラム等で表現する能力も中間発表等により養うとともに,これらを継続的に計画し,実施する能力を養う。
到達目標:
1.技術者としての自覚のもと,情報収集と分析により技術動向を把握し,自ら問題
を設定することができる。
2.機械装置,電気電子回路や数値モデル等の種々の学問,技術を総合的に応用
することができる。
3.与えられたテーマを継続して計画し,実施することができる。
◎ 実験や理論・数値解析から得られるデータや成果を図,文章,式,プログラム
等を用いて報告書や口頭で表現する能力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 技術者としての自覚の
もと,情報収集と分析により技術動向を把握し,自ら問題を設定することができる。 | 技術者としての自覚のもと,情報収集と分析により技術動向を把握できる。 | 技術者としての自覚のもと,情報収集と分析により技術動向を把握し,自ら問題を設定することができない。 |
評価項目2 | 機械装置,電気電子回
路や数値モデル等の種々の学問,技術を総合的に応用することができる。 | 機械装置,電気電子回路や数値モデル等の種々の学問や技術を総合的に理解している。 | 機械装置,電気電子回路や数値モデル等の種々の学問,技術を総合的に理解できない。 |
評価項目3 | 与えられたテーマを継
続して計画し,実施することができる。 | 与えられたテーマを継続して,実施することができる。 | 与えられたテーマを継続して計画し,実施することができない。 |
評価項目4 | 実験や理論・数値解析
から得られるデータや成果を図,文章,式,プログラム等を用いて報告書や口頭で表現できる。 | 実験や理論・数値解析から得られるデータや成果を報告書や口頭で表現できる。 | 実験や理論・数値解析から得られるデータや成果を図,文章,式,プログラム等を用いて報告書や口頭で表現できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別・学習の分野:専門・全ての分野
必修・履修・履修選択・選択の別:必修
基礎となる学問分:工学/機械工学・電気電子工学・総合系/複合領域
学科学習目標との関連:本科目は電子制御工学科学習目標「卒業研究を通じて,研究の背景や目的を適切に理解し,課題解決能力を育成し,研究の基本的過程を身に付けるとともに発表や討論ができるプレゼンテーション能力を身につける。」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は,「(D)課題解決能力の育成,D-1:学内外で得た科学・技術に関する知識や種々の情報を用い,問題を明確にとらえ,複数の解決策を考え出し,それらの解決策を多面的に評価し,適切な解決策や方法を見つけ,示せること」であるが,付随的に「A-2」,「C-1」,「E-1」,「E-2],「F-1」,「G-2」にも関与する。また,技術者倫理に関する講演会を必ず聴講すること。
授業の概要:機械工学,電気電子工学,情報工学及び計測・制御工学に関する分野における専門性の深化を目的とし,与えられたテーマに基づき,研究室ごとのゼミナールにより,研究テーマへの構想,問題を自主的に設定・解決していく。実験研究を継続的に計画・実施し,得られた成果を報告書にまとめ,口頭でも発表する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:教員側で予定される研究テーマを提示・説明する。これに対して,学生側が希望テーマのアンケートをとり,人数の調整を行いつつ配属を決める。研究は,指導教員の指導を受け,学生が自主的かつ創造的に行う。研究過程の途中で中間発表を行い,アドバイスを受ける。研究発表は審査会と,研究の公表を目的とした発表会に分ける場合もある。
成績評価方法:上記授業計画であげた中間審査項目と最終審査用提出物の達成度を電子制御工学科教職員で評価し,最終審査において合格,不合格の判定を行う。なお,授業計画であげた提出物がすべて提出されていること及び中間審査および最終審査を受審していることを前提とする。
注意点:
履修上の注意:本科目は実技を主体とする科目で,学年の課程終了のため履修(欠課時間数が所定授業時間数の 3 分の 1 以下)及び修得(60 点以上の評点)を要する。また,週 6 時間の時間数に対して 9 単位が設定されている。したがって,授業時間以外の自発的学習が必要である。
履修のアドバイス:授業時間外の学習等を要する科目であり,また,本科での学習の総仕上げの科目であるから,与えられたものを処理するだけでなく探究心をもって自発的かつ積極的な取り組みが必要である。
基礎科目:これまで学んだすべての科目
受講上のアドバイス:研究室に配属後は,指導教員の指導や指示に従って研究を行うが,積極的に自発学習をして欲しい。また,1月中旬以降電子制御工学実験Ⅲを卒業研究と一体運営するので担当教員の指示に従うこと。遅刻が多い場合は,審査評価に影響する場合があるので注意すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス〔卒業研究の心構え・日程及びシラバスの説明〕 |
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2週 |
卒業研究テーマ説明会〔指導教員のテーマ説明・アンケートの実施・配属先の決定〕 |
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3週 |
キャリア教育1〔模擬面接練習等〕 |
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4週 |
キャリア教育2〔模擬面接練習等〕 |
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5週 |
技術者倫理講演会(課題・感想文の提出) |
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6週 |
研究室内計画の遂行1(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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7週 |
〔研究背景の調査1〕〔研究の位置付けの掌握〕 |
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8週 |
〔研究背景の調査2〕〔研究の位置付けの掌握〕 |
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2ndQ |
9週 |
〔研究背景の調査3〕〔研究の位置付けの掌握〕 |
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10週 |
〔研究手法の設定1〕〔研究計画の設定〕 |
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11週 |
〔研究手法の設定2〕〔研究計画の設定〕 |
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12週 |
〔研究手法の設定3〕〔研究計画の設定〕 |
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13週 |
〔研究に必要な専門知識の習得1〕 |
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14週 |
〔研究に必要な専門知識の習得2〕 |
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15週 |
〔研究に必要な専門知識の習得3〕 |
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16週 |
〔研究に必要な専門知識の習得4〕 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
研究室内計画の遂行1(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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2週 |
研究室内計画の遂行2(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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3週 |
研究室内計画の遂行3(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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4週 |
研究室内計画の遂行〔上記に加え中間審査準備〕(プレゼン資料の準備) |
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5週 |
中間審査〔主に上記項目と指示事項の審査〕 (審査チームごとに審査を受け,不十分であると審査された学生は,改善指導を受けること) |
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6週 |
研究室内計画の遂行4(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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7週 |
研究室内計画の遂行5(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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8週 |
研究室内計画の遂行6(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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4thQ |
9週 |
研究室内計画の遂行7(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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10週 |
研究室内計画の遂行8(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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11週 |
・研究室内計画の遂行9(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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12週 |
研究室内計画の遂行10(計画に基づき継続的に遂行すること) |
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13週 |
研究室内計画の遂行11〔研究結果のまとめ〕〔最終審査準備〕 |
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14週 |
(卒業研究概要(英文要旨を含む)の提出)(卒業論文査読原稿の提出) |
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15週 |
(査読回答書の提出)(プレゼン資料の準備)(卒業論文正原稿の提出) |
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16週 |
最終審査(S-4 学生が聴講する場で学科教職員による一斉審査を受けること) |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |