理科用語

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 理科用語
科目番号 0008 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:山崎信寿他「科学技術日本語案内・改訂版」慶應義塾大学出版会教材等:3年次の物理の教科書、専門科目で使用する教科書
担当教員 下西二郎 (留学生)

到達目標

学習目的:基礎的な理科用語を修得する。専門の教科書に用いられる技術用語を修得する。

到達目標:
1.用語の意味を把握できるようになる。
2.理工系の教科書を正しく読み,書き,聞き取れるようになる。
3.◎日本語を用いて,工学系技術用語について,読み,書き,聞き,話すことができる。

ルーブリック

不可
評価項目1基本的科学技術用語の聞く、読む、書きが正確にできる。 基本的科学技術用語の聞く、読む、書きが十分できる。 基本的科学技術用語の聞く、読む、書きがほぼできる。基本的科学技術用語の聞く、読む、書きができない。
評価項目2基本的表現・文型が正確に理解でき使える。基本的表現・文型が十分理解でき使える。基本的表現・文型が理解でき,ほぼ使える。基本的表現・文型が理解できない。
評価項目3科学技術文章が正確に作成できる。科学技術文章が作成できる。科学技術文章がほぼ作成できる。科学技術文章が作成できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:一般・留学生

必修・履修・履修選択・選択の別:必修

基礎となる学問分野:物理学・数学

学科学習目標との関連:本科目は一般科目学習目標「(1)実践的技術と工学の基礎を学び,深く専門の学芸・技術を身につける」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A―1:工学に関する基礎知識として,自然科学の幅広い分野の知識を修得し,説明できること」である。

授業の概要:各学科の専門科目に共通的に用いられる物理および工学系技術用語について「読み」「書き」「意味」を中心とした演習を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:テキストや資料を用いて「読み」「書き」「意味」の演習を行う。適宜,新聞等を用いて技術用語,産業用語の解説も行う。
また,この科目以外の数学,物理,専門科目の授業でわからなかった用語についての質問に対応する。

成績評価方法:定期試験(年間4回)の結果を70%,演習を30%として評価する。4回の定期試験は同等に評価する。状況により再試験を行うこともある。これにより用語の習得が確認できれば当該試験の点数を修正することがある。
注意点:
履修上の注意:学年の課程修了のため履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必要である。

履修のアドバイス:なし

基礎科目:物理Ⅱ(2年),これまでに各自が学んできた物理,数学および専門の科目
関連科目:3年次以降の各学科専門科目

受講上のアドバイス:用語の意味の分からない時は質問すること。また,専門科目の用語,あるいは履修等について何でも不明な点があれば質問すること。文章は声を出して読むこと。復習を必ずすること。授業開始後15分以内は遅刻とみなす。それ以降は欠席とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス
2週 1.基本的な記号・用語
 1.1数・アルファベット・数式
3週  1.2 数学用語
4週  1.3 化学用語
5週 2. 表・図・道具・装置の用語
 2.1 表・図
6週  2.2 道具・装置
7週 3.状態を表す用語
 3.1 形
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 前期中間試験の返却と解答解説
10週  3.2 位置・方向・距離
11週  3.3 力学用語
12週  3.4 状況・性質
13週  3.5 程度・量
14週 練習問題
15週 (前期末試験)
16週 前期末試験の返却と解答解説
後期
3rdQ
1週 4. 基本的な表現・文型
 4.1 二つのものを比較する場合
2週  4.2 三つ以上のものを比較する場合
3週  4.3 図・表を用いて比較する場合
4週 5. 対比
  5.1 二つのものを質的に比較する場合
5週  5.2 一つのものを別の面について説明する場合
6週  5.3 二つのものの違いを説明する場合
7週 練習問題
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 後期中間試験の返却と解答解説
10週 6. 科学技術文章
 6.1 レポート作成の基本 
11週  6.2 「目的」の書き方
12週  6.3 「実験方法」の書き方
13週  6.4 「結果」の書き方
14週  6.5 「考察」の書き方
15週 (後期末試験)
16週 後期試験の返却と解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価ポートフォリオその他合計
総合評価割合70003000100
基礎的能力6000200080
専門的能力0000000
分野横断的能力1000100020