Electrical Circuits II

Course Information

College Tsuyama College Year 2017
Course Title Electrical Circuits II
Course Code 0015 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Department of Computer and Information Engineering Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 文部省検定教科書 「電気基礎1(新訂版)」,西巻正郎ほか「電気回路の基礎」(森北出版)
Instructor

Course Objectives

学習目標: 電気現象を理解するために,電気回路の基本的な考え方を習得する。

到達目標
1.電磁誘導とインダクタンスの基本的な関係を理解する。
2.交流回路の計算法を修得する。
3.回路に関するいくつかの定理を理解する。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1電磁誘導とインダクタンスの関係について,交流発電の観点からも十分に説明できる。電磁誘導とインダクタンスの関係について十分に説明できる。電磁誘導とインダクタンスの基本的な関係について説明できる。電磁誘導とインダクタンスの基本的な関係について説明できない。
評価項目2微分方程式と関係付けて交流回路について説明できる。直列回路の周波数特性の解析ができる。交流の直並列回路の解析ができる。直列回路の周波数特性の式が立てられる。交流の直並列回路の電流と各インピーダンスの印加電圧を計算できる。交流電力を計算することができる。交流の直並列回路の電流と各インピーダンスの印加電圧を計算できない。
評価項目3網目電流法や行列式を使って直流回路の計算ができる。重ね合わせの理を説明できる。網目電流法や行列式を使って直流回路の電流と各抵抗の印加電圧を計算できる。網目電流法を使って直流回路の電流と各抵抗の印加電圧を計算できる。網目電流法を使って直流回路の電流と各抵抗の印加電圧を計算できない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
一般・専門の別: 専門 学習の分野: 電気・電子

必修・履修・履修選択・選択の別: 必修

基礎となる学問分野: 電気電子工学

学科学習目標との関連: 本科目は情報工学科学習目標「(2)情報・制御ならびに電気・電子の分 野に関する専門技術分野の知識を修得し,情報・通信等の分野に応用できる能力を身につける。」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連: 本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2:「電気・電子」,「情報・制御」に関する専門技術分野の知識を修得し,説明できること」である。

授業の概要: 本科目は電気回路Ⅰに続いて,電気系工学の基礎の役割とともに,コンピュータのハードウェアの基礎になるものである。交流回路の基礎,記号法を用いた交流回路の計算法,回路に関するいくつかの定理について学ぶ。
Style:
授業の方法: 板書を中心に授業を進めるが,電気回路Ⅰと同様,微分や積分をあまり用いずに,また,できるだけ学生に質問し,学生の理解度を確かめながら授業を進める。さらに,理解が深まるよう演習,レポートや小テストを課す。

成績評価方法: 
・理解度による評価(4回の定期試験を中心に評価)(80%)。小テスト,レポート,演習による評価(20%)。
・定期試験の結果が60点未満の場合,再試験により理解が確認できれば,点数を変更することがある。ただし,総合評価は60点を超えないものとする。
Notice:
履修上の注意: 学年の課程修了のためには履修(欠席時間数が所定授業時間数の3分の1以下)が必須である。

履修のアドバイス: 電気回路関係の単位数が少ないので,実力を付けてディジタル技術検定試験3級や2級に合格するためには,授業以外に自分で演習を十分行う必要がある。

受講上のアドバイス: 予習・復習を十分すること。他の科目で学習した知識と関連させて学習するよう心掛けること。また,演習のために電卓の準備を必ずすること。
また,出欠確認時以降の入室は遅刻とする。遅刻は2回で1単位時間の欠課として扱う。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st ガイダンス ガイダンス
2nd 磁性体と磁気回路 電磁誘導と誘導起電力
3rd 磁性体と磁気回路 自己インダクタンス
4th 磁性体と磁気回路 相互誘導と誘導起電力
5th 磁性体と磁気回路 相互インダクタンス
6th 交流の基礎 正弦波交流の発生と瞬時値
7th 交流の基礎 交流の表し方
8th (前期中間試験)
2nd Quarter
9th 交流の基礎 前期中間試験の返却と解答解説
位相差とベクトル
10th 交流の基礎 複素数表示と極座標表示
11th 交流の基礎 R,L,Cの働き
12th 交流の基礎 記号法による計算
13th 交流直列回路 RL,RC回路
14th 交流直列回路 RLC回路
15th (前期末試験)
16th 前期末試験の返却と解答解説
2nd Semester
3rd Quarter
1st 交流直並列回路 アドミタンスによる計算
2nd 交流直並列回路 RL回路
3rd 交流直並列回路 RC回路
4th 交流直並列回路 直並列回路
5th 交流直並列回路 演習
6th 交流電力 交流電力
7th 交流直並列回路と電力 演習
8th (後期中間試験)
4th Quarter
9th 後期中間試験の返却と解答解説
10th 直流回路網の諸定理 網目電流法
11th 直流回路網の諸定理 行列を用いた解法
12th 直流回路網の諸定理 重ね合わせの理
13th 共振回路 交流回路の周波数特性
14th 共振回路 直列共振回路
15th (後期末試験)
16th 後期末試験の返却と解答解説

Evaluation Method and Weight (%)

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他課題小テストTotal
Subtotal80000001010100
基礎的能力000000000
専門的能力80000001010100
分野横断的能力000000000