情報通信特論

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報通信特論
科目番号 0062 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「デジタル情報学概論」(共立出版株式会社)/参考書:必要に応じて資料を配付する
担当教員 佐竹伸介 (情報)

到達目標

学習目的:情報システム,ディジタルコンテンツ,サイバービジネスに関する基礎知識を修得する。

到達目標:
1. 情報通信を支える基礎技術を理解する。
2. 情報システムに関する基礎知識を理解する。
3. ディジタルコンテンツに関する基礎理論を理解する。
4. サイバービジネスに関する基礎知識を理解する。

ルーブリック

不可
評価項目1情報通信を支える基礎技術を理解し説明できる。情報通信を支える基礎技術を理解している。情報通信を支える基礎技術をおおよそ理解している。左記に達していない。
評価項目2情報システムに関する基礎知識を理解し説明できる。情報システムに関する基礎知識を理解している。情報システムに関する基礎知識をおおよそ理解している。左記に達していない。
評価項目3ディジタルコンテンツに関する基礎理論を理解し説明できる。ディジタルコンテンツに関する基礎理論を理解している。ディジタルコンテンツに関する基礎理論をおおよそ理解している。左記に達していない。
評価項目4サイバービジネスに関する基礎知識を理解し説明できる。サイバービジネスに関する基礎知識を理解している。サイバービジネスに関する基礎知識をおおよそ理解している。左記に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:情報・制御

基礎となる学問分野:工学/電気電子工学/通信・ネットワーク工学

学科学習目標との関連:本科目は情報工学科学習目標「(2)情報・制御ならびに電気・電子の分野に関する専門技術分野の知識を修得し,情報・通信等の分野に応用できる能力を身につける。」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化, A-2:「電気・電子」, 「情報・制御」に関する専門技術分野の知識を修得し, 説明できること」であるが,付随的には,「C-1」にも関与する。

授業の概要:ディジタル情報社会およびそれを支える技術に関して,講義を行う。
授業の進め方・方法:
授業の方法:講義を中心に,教科書を用いて授業を進める。また,関連する諸技術についても必要に応じて補足説明する。

成績評価方法:2回の定期試験(70%)およびレポート提出状況・内容(30%)により判断する。レポートの提出締め切りは,基本的に課題が与えられた1週間後の授業開始時とする。それ以降は受け付けない。試験には,教科書・ノートの持込を許可しない。

注意点:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:本科目・「経営と知的財産」・「制御工学II」の3科目から1つを選択して履修する。

基礎科目:3年までの数学各科目,電気磁気学I,II(3年,4),応用数学I,II(4),電子回路(4),情報ネットワーク(4),など

関連科目:情報通信工学(5年),情報理論(5)など

連絡教員:川波弘道・総合理工学科情報システム系

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
履修選択

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス

開講期間の授業時間外の学習内容:
授業内容を理解できるように,授業内容に即した問題をレポート課題として課すので,レポートを作成して提出すること。
2週 ディジタルの概念 ディジタルの概念が説明できる.
3週 衛星通信技術と利用法 衛星通信技術について説明できる.
4週 認証技術 認証技術について説明できる.
5週 著作権保護 著作権保護について説明できる.
6週 高度情報化社会がもたらす影響 高度情報化社会がもたらす影響につて説明できる.
7週 情報化具体例1(行政,学校,家庭) 情報化の具体例が説明できる.(1)
8週 (後期中間試験)
4thQ
9週 後期中間試験の返却と解答解説,情報化具体例2(医療,福祉) 情報化の具体例が説明できる.(2)
10週 情報化具体例3(気象,防災) 情報化の具体例が説明できる.(3)
11週 ディジタルコンテンツ(パッケージ型とネットワーク型) デジタルコンテンツについて説明できる.(1)
12週 ディジタルコンテンツ(CGとディジタルシネマ) デジタルコンテンツについて説明できる.(2)
13週 ディジタルコンテンツ(ディジタルマップとGIS) デジタルコンテンツについて説明できる.(3)
14週 サイバービジネス及び復習 サイバービジネスについて説明できる.
15週 (学年末試験)
16週 学年末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。4
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。4
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。4
インターネットの概念を説明できる。4
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。4
主要なサーバの構築方法を説明できる。4
情報通信ネットワークを利用したアプリケーションの作成方法を説明できる。4
ネットワークを構成するコンポーネントの基本的な設定内容について説明できる。4
無線通信の仕組みと規格について説明できる。4
有線通信の仕組みと規格について説明できる。4
SSH等のリモートアクセスの接続形態と仕組みについて説明できる。4
基本的なルーティング技術について説明できる。4
基本的なフィルタリング技術について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000