情報工学演習

科目基礎情報

学校 津山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報工学演習
科目番号 0063 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:なし/参考書:各学年(1~3年)で使用した基礎科目の教科書
担当教員 寺元 貴幸,川波 弘道

到達目標

学習目的:これまでの低学年(1年~3年)で履修した専門科目の知識の理解度をより深め確実にし,これからの高学年に於ける種々の課題に自ら取り組み解決を図る能力を養うことを目的とする。

到達目標:
1.ディジタル工学の選択した事項について基礎を理解している。
2.プログラミングの選択した事項について基礎を理解している。
3.電気回路の選択した事項について基礎を理解している。
4.電気磁気の選択した事項について基礎を理解している。

ルーブリック

不可
評価項目1ディジタル工学の選択した事項について他人に適切に説明できる。ディジタル工学の選択した事項について十分に理解している。ディジタル工学の選択した事項について必要最低限は理解している。ディジタル工学の選択した事項について理解していない。
評価項目2プログラミングの選択した事項について他人に適切に説明できる。プログラミングの選択した事項について十分に理解している。プログラミングの選択した事項について必要最低限は理解している。プログラミングの選択した事項について理解していない。
評価項目3電気回路の選択した事項について他人に適切に説明できる。電気回路の選択した事項について十分に理解している。電気回路の選択した事項について必要最低限は理解している。電気回路の選択した事項について理解していない。
評価項目4電気磁気の選択した事項について他人に適切に説明できる。電気磁気の選択した事項について十分に理解している。電気磁気の選択した事項について必要最低限は理解している。電気磁気の選択した事項について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
一般・専門の別:専門 学習の分野:実験・実習

必修・履修・履修選択・選択の別:履修選択

基礎となる学問分野:総合系/情報学 工学/電気電子工学

学科学習目標との関連:本科目は情報工学科学習目標「(2) 情報・制御ならびに電気・電子の分野に関する専門技術分野の知識を修得し,情報・通信等の技術分野に応用できる能力を身につける。」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2:「電気・電子」,「情報・制御」に関する専門分野の知識を修得し,説明できること」である。

授業の概要:これまでの低学年(1年~3年)で履修した専門科目の知識の理解度をより深め確実にし,これからの高学年に於ける種々の課題に自ら取り組み解決を図る能力を養うために,今まで履修した専門科目の演習を主要テーマに取り上げ実施する。
授業の進め方・方法:
授業の方法:3学年までに履修した電気回路・電子回路系,コンピュータのハードウェア系, ソフトウェア系の専門科目3領域における基本的な学習事項から, 理解の浅い事項を選択し,その事項についての解説,および演習を実施する。

成績評価方法:
演習課題への取り組みに対する評価 40% 
定期試験 60%(4回の試験結果を同等に評価する) 再試験は行わない。
注意点:
履修上の注意:なし

履修のアドバイス:同時に開講される「応用物理Ⅱ」と本科目のいずれかを選択し,履修しなければならない。

基礎科目:電気回路Ⅰ,Ⅱ(2,3年),電気磁気学Ⅰ(3),ディジタル基礎(1),ディジタル工学Ⅰ,Ⅱ(2,3),プログラミングⅠ,Ⅱ(1,2)

関連科目:回路システム(4年),電気磁気学Ⅱ(4),電子回路(4),情報工学実験V(5)

受講上のアドバイス:1~3年で履修した専門知識を基に演習を行うので,事前に教科書を使って予習し,以前習った基礎知識を把握しておくこと。
遅刻の扱い:授業開始時の出席確認以降の入室は遅刻として扱う。1時限の半分の時間経過後は欠課として扱う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 ディジタル工学1(2進数と16進数,数値の表現)
3週 ディジタル工学2(論理式,論理回路,加算器,減算器(1))
4週 ディジタル工学2(論理式,論理回路,加算器,減算器(2))
5週 ディジタル工学3(エンコーダとデコーダ,フリップフロップ,カウンタ(1))
6週 ディジタル工学3(エンコーダとデコーダ,フリップフロップ,カウンタ(2))
7週 コンピュータ概論(コンピュータの種類,機能,構成要素,記憶装置)
8週 (前期中間試験)
2ndQ
9週 前期中間試験の返却と解答解説
10週 プログラミング1(演算と型,制御文)
11週 プログラミング2(関数(1))
12週 プログラミング2(関数(2))
13週 プログラミング3(配列)
14週 プログラミング4(ポインタ,文字列)
15週 (前期末試験)
16週 前期末試験の返却と解答解説
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,電気回路1(電流と抵抗,オームの法則,合成抵抗)
2週 電気回路2(分担電圧,分路電流,キルヒホッフの法則,消費電力)
3週 電気回路3(交流の基礎)
4週 電気回路4(記号法による計算,交流電力(1))
5週 電気回路4(記号法による計算,交流電力(2))
6週 電気回路5(重ね合わせの理)
7週 電気回路6(鳳・テブナンの定理)
8週 (前期中間試験)
4thQ
9週 前期中間試験の返却と解答解説
10週 電気磁気1(静電気,電荷と静電容量)
11週 電気磁気2(コンデンサ回路(1))
12週 電気磁気2(コンデンサ回路(2))
13週 電気磁気3(電流と磁界)
14週 電子回路(半導体とダイオード,トランジスタ)
15週 (前期末試験)
16週 後期末試験の返却と解答解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価自己評価課題小テスト合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000