到達目標
学習目標: 大量のデータを,互いに関連や構造を持たせて効率的に記憶し,それから有用な情報を効率的に取り出すためのソフトウェアについて学ぶ。SQLの基本レベルをマスターする。
到達目標
◎情報技術に精通した技術者が活動する上で知っておくべきデータベースに関する必須事項を理解していること。
1.データモデルについて理解する。
2.データベースのプログラミング言語の基本を習得する。
3.データベース管理システムの機能について基本を習得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 色々なデータモデルの基本について説明できる。 | リレーショナルデータモデルやERモデルの基本について説明できる。 | リレーショナルデータモデルの表や操作の基本について説明できる。 | リレーショナルデータモデルの表や操作の基本について説明できない。 |
評価項目2 | SQLのプログラミングでの活用法を含めて説明できる。 | SQLのデータ更新などの命令の機能を含めて説明できる。 | SELECT 命令の機能を説明できる。 | SELECT 命令の機能を説明できない。 |
評価項目3 | データベース管理システムの実用的な機能を説明できる。 | データベース管理システムの基本機能を十分に説明できる。 | データベース管理システムの基本機能を説明できる。 | データベース管理システムの基本機能を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
一般・専門の別: 専門 学習の分野: 情報・制御
必修・履修・履修選択・選択の別: 履修
基礎となる学問分野: 情報学/計算基盤/メディア情報学・データベース
学科学習目標との関連: 本科目は情報工学科学習目標「(2)情報・制御ならびに電気・電子の分野に関する専門技術分野の知識を修得し,情報・通信等の分野に応用で きる能力を身につける。」に相当する科目である。
技術者教育プログラムとの関連: 本科目が主体とする学習・教育到達目標は「(A)技術に関する基礎知識の深化,A-2:「電気・電子」,「情報・制御」に関する専門技術分野の知識を修得し,説明できること」である。
授業の概要: 大量のデータを,互いに関連や構造を持たせて効率的に記憶し,それから有用な情報を効率的に取り出すためのソフトウェアについて学ぶ。その学習を通して,多量のデータを共用して扱う上での基本的な概念「データ独立」,「データ共有」,「データ保全」等を理解し,ソフトウェア工学やシステム設計論等についての総合的な知見を養う。また,関係データベース操作言語である「SQL」によるプログラミングについてもふれ,具体的なデータベースへのアクセス技術についても学習する。
授業の進め方・方法:
授業の方法: 板書により, 教科書を用いて下記に示す事項を講義する。また理解の定着のため実践的な例題について考察を行う。
成績評価方法:
・理解度による評価(4回の定期試験を中心に評価)(70%)。小テスト(10%),レポート,演習による評価(20%)。
・定期試験の結果が60点未満の場合,再試験により理解が確認できれば,点数を変更することがある。ただし,総合評価は60点を超えないものとする。
注意点:
受講上のアドバイス: 4年生までのプログラミング,特に,論理演算やデータ構造についてはよく復習しておくこと。
また,出欠確認時以降の入室は遅刻とする。遅刻は2回で1単位時間の欠課として扱う。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
データモデル |
ERモデルなど
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3週 |
リレーショナルデータモデル |
テーブルと主キー
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4週 |
リレーショナルデータモデル |
演 習
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5週 |
リレーショナルデータモデル |
リレーショナル代数
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6週 |
リレーショナルデータモデル |
join
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7週 |
リレーショナルデータモデル |
演 習
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8週 |
(前期中間試験) |
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2ndQ |
9週 |
前期中間試験の返却と解答解説 |
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10週 |
SQL言語 |
SELECT文と集合演算
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11週 |
SQL言語 |
SELECTにおける条件設定1(FROM句)
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12週 |
SQL言語 |
SELECTにおける条件設定2(WHERE句)
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13週 |
SQL言語 |
SELECTにおける条件設定3(ORDER BY句)
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14週 |
SQL言語 |
SELECTにおける条件設定4(集合関数)
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15週 |
(前期末試験) |
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16週 |
前期末試験の返却と解答解説 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
SQL言語 |
副問い合わせ
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2週 |
SQL言語 |
集合関数とグループ表
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3週 |
SQL言語 |
ビュー
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4週 |
SQL言語 |
演 習
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5週 |
SQL言語 |
データの定義
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6週 |
SQL言語 |
データ更新:INSERTおよびUPDATE機能
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7週 |
SQL言語 |
プログラム言語におけるSQL文
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8週 |
(後期中間試験) |
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4thQ |
9週 |
後期中間試験の返却と解答解説 |
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10週 |
データ格納方式 |
レコードとブロック
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11週 |
データ格納方式 |
B木など
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12週 |
同時実行制御 |
トランザクションとロック制御
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13週 |
同時実行制御 |
デッドロックと障害回復
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14週 |
セキュリティなど |
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15週 |
(後期末試験) |
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16週 |
後期末試験の返却と解答解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 20 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 20 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |