Management and Intellectual Property

Course Information

College Tsuyama College Year 2022
Course Title Management and Intellectual Property
Course Code 0089 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits Academic Credit: 2
Department Department of Computer and Information Engineering Student Grade 5th
Term First Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 講師が配布する
Instructor

Course Objectives

学習目的:技術経営の基本である企業等における研究開発および商品化のプロセス,ならびにその過程で生み出される知的財産の理解を通して,エンジニアの基本的な仕事に取り組む姿勢を学び,将来への準備とする。

到達目標:
1.企業で重要な知的財産について理解する。
2.企業における知的財産を活かした技術経営について理解する。
3.先行特許等調査の実践的なノウハウ・スキルを身に付ける。

Rubric

不可
評価項目1企業で重要な知的財産について十分に理解しており,誰にでも分かりやすく説明することができる。企業で重要な知的財産について概ね理解しており,分かりやすく説明することができる。企業で重要な知的財産について理解し,説明することができる。企業で重要な知的財産について理解できない。
評価項目2企業における知的財産を活かした技術経営について十分に理解しており,誰にでも分かりやすく説明することができる。企業における知的財産を活かした技術経営について概ね理解しており,分かりやすく説明することができる。企業における知的財産を活かした技術経営について理解し,説明することができる。企業における知的財産を活かした技術経営について理解できない。
評価項目3先行特許等調査の実践的なノウハウ・スキルを十分に身に付けており,専門分野での情報収集等への活用や評価が的確にできる。先行特許等調査の実践的なノウハウ・スキルを概ね身に付けており,専門分野での情報収集等への活用や評価ができる。先行特許等調査の実践的なノウハウ・スキルを身に付けており,専門分野での情報収集等に活用できる。先行特許等調査の実践的なノウハウ・スキルを身に付けていない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
一般・専門の別:専門

学習の分野:自然科学系共通・基礎

基礎となる学問分野:社会科学/経営学/経営学

学科学習目標との関連:本科目は情報工学科学習目標「(1) 数学,物理を中心とした自然科学系の科目に関する知識を修得し,情報工学を中心とした技術分野に応用する能力を身につける。」に相当する科目である。

技術者教育プログラムとの関連:主体とする学習・教育目標は「(B)地球的視野に立った人間性の育成,B-1:技術者に必要な広い視野と一般教養を身に付け,技術が社会や自然に及ぼす影響を理解し,説明できること」である。

授業の概要:企業における技術製品開発とその商品化に関し,知的創造サイクルの基礎となる知的財産全般について解説する。なかでも,特許については理論だけでなく,調査手法を含めた実践的な内容に踏み込んで解説する。また,技術経営(MOT)について,知的財産を事業に活かすための知的財産マネジメントを中心に,具体例を交えて解説する。
Style:
授業の方法:教科書に加えて,プリントやパワーポイントを用いることで平易に解説する。また,毎回,2時間分の課題を出して授業時間外の学習を求める。

成績評価方法:試験(30%),レポート・授業態度(70%)。Webページなどの記載をほとんどそのままコピー・貼り付けしたに過ぎないレポートは減点する場合がある。また、ほぼ同一記載のレポートが複数人から提出された場合には、どれがオリジナルであるかに関係なく減点する場合がある。
試験時の持ち込み可能物品について制限する予定である(講師の指示に従うこと)。再試験は実施しない。
Notice:
履修上の注意:本科目は「授業時間外の学修を必要とする科目」である。当該授業時間と授業時間外の学修を合わせて,1単位あたり45時間の学修が必要である。授業時間外の学修については,担当教員の指示に従うこと。

履修のアドバイス:企業経験の豊富な非常勤講師により,社会において技術と経営がどのようにかかわっていくべきかについて,企業戦略,技術経営の視点から解説する。

基礎科目:倫理(1年),政治経済(2)

関連科目:なし

受講上のアドバイス:知的財産と技術経営について,企業等に就職後に活かすことができる実践的な内容を説明するので,興味を持って学習してほしい。
知的財産に関する報道(例えば,職務発明関連報道)があれば,積極的に講義で取り上げて,専門家としての切り口から解説を行う予定である。
原則として授業開始時に出席を確認し,その時いなければ欠課とする。授業開始後25分以内に入室した場合は遅刻とするが,遅刻3回で1欠課と扱う。

連絡担当教員:前原・総合理工学科電気電子システム系

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced
履修選択

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 知的財産概論
【授業時間外の学習】各法域の違いに関する講師指定事項について自己学習する。
特許,実用新案,意匠,商標の趣旨と保護対象の違いを理解する。
2nd 特許1回目:特許要件(1)
【授業時間外の学習】特許要件に関する講師指定事項について自己学習する。
特許権を成立させるために必要な要件のうち、法上の発明、産業上利用可能性、新規性について理解する。
3rd 特許2回目:特許要件(2)
【授業時間外の学習】特許要件に関する講師指定事項について自己学習する。
特許権を成立させるために必要な要件のうち、進歩性、先願について理解する。
4th 特許3回目:特許要件(3)
【授業時間外の学習】特許要件に関する講師指定事項について自己学習する。
特許出願をすることができる者は誰であるのか(主体的要件)理解する。企業において発明がどのように扱われるのか理解する。
5th 特許4回目:出願〜登録までの手続き
【授業時間外の学習】登録までの手続きに関する講師指定事項について自己学習する。
出願〜登録までの手続きの概要を理解するとともに、どのような補正が可能であるのか理解する。
6th 特許5回目:権利範囲、実施権
【授業時間外の学習】特許権に関する講師指定事項について自己学習する。
特許権の権利範囲について理解する。侵害の可能性の判断手法について概要を理解する。実施権の種類とそれぞれのメリット・デメリットを理解する。
7th 実用新案:概要理解
【授業時間外の学習】実用新案に関する講師指定事項について自己学習する。
実用新案について特許との違いを理解する。先行技術調査の概要について理解する。
8th 前期中間試験
2nd Quarter
9th 試験返却,意匠1回目:概要説明
【授業時間外の学習】意匠の保護対象などに関する講師指定事項について自己学習する。
意匠について特許との違いを理解する。保護対象である意匠について理解する。意匠の登録要件の概要を理解する。
10th 意匠2回目:特殊な意匠制度
【授業時間外の学習】意匠法特有の制度に関する講師指定事項について自己学習する。
部分意匠や関連意匠など特殊な意匠制度について理解する。
11th 商標:概要説明、商標の機能
【授業時間外の学習】商標の機能などに関する講師指定事項について自己学習する。
商標制度の概要を理解する。商標の三大機能を理解する。自他商品識別力と商標の類似を理解する。専用権と禁止権を理解する。
12th 著作権、不正競争防止法
【授業時間外の学習】著作権または不正競争防止法に関する講師指定事項について自己学習する。
著作権と不正競争防止法の概要を理解する。著作権について人格権と財産権の違いを理解する。
13th 技術経営と知的財産
【授業時間外の学習】技術経営などに関する講師指定事項について自己学習する。
知的財産と経営との関わり、知的財産を経営に活かす手法などについて理解する。
14th データベースを用いた検索
【授業時間外の学習】講師指定の先行技術についてデータベースを用いて調査する。
無料データベースを用いた先行技術調査の手法を身につける。
15th 前期末試験
16th 試験返却
総まとめ
試験返却後、講義の総まとめを実施する予定。

Evaluation Method and Weight (%)

試験課題Total
Subtotal3070100
基礎的能力000
専門的能力3070100
分野横断的能力000