古典Ⅰ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 古典Ⅰ
科目番号 1911002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『新 探求国語総合 古典編』(桐原書店)、『古典文法クリアノート』(尚文出版)。
担当教員 朝倉 和,山下 航正

到達目標

(1)代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
(2)古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。
(3)代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。
(4)教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1幅広く古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。基礎的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解したり、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができない。
評価項目2古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができ、それを踏まえた音読・朗読ができる。古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができない。
評価項目3幅広い古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。基礎的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解したり、作品の意義について意見を述べることができない。また、それらに親しもうとすることができない。
評価項目4教材として取り上げた作品以外についても、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
古文・漢文の基礎知識を押さえることからスタートする。その後、短めの古文と漢文を読解することにより、日本文化や中国文化の源流を探り、現在の国際社会に対応できる広い視野と素養を養成する。また、我が国や中国の古人独特の物の見方、考え方、感じ方の理解に努めることによって、コミュニケーション基礎力を養成する。
授業の進め方・方法:
「授業計画」を参照のこと。
注意点:
(1)随時、古典文法や、漢文の訓読に関する小テストを行う。
(2)ノートの取り方は事前に指導するので、毎回、授業範囲分の教科書の本文を写してくること。
(3)電子辞書や古語辞典、漢和辞典を持参することが望ましい。
(4)学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 古文の基礎 (1) 五十音図といろは歌 を理解できる。
(2) 歴史的仮名遣いと発音 が理解できる。
(3) ことばの単位と品詞、品詞分解・自立語・付属語 が理解できる。
(4) 活用と活用形のはたらき、動詞の活用の種類の見分け方 が理解できる。
(5) 変格活用(カ変・サ変・ナ変・ラ変)・上一段活用・下一段活用 を理解できる。
(6) 四段活用・上二段活用・下二段活用 を理解できる。
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 「児のそら寝」(宇治拾遺物語) (1) 歴史的仮名遣いに注意しながら発音する。
(2) 古文の特徴に注意しながら読解する。重要単語・文法事項を注意する。
(3) 場面に応じた登場人物の心情を把握する。
(4) 口語訳を通じて、我が国の古人の物の見方、考え方、感じ方を知る。
5週 同上
6週 同上
7週 同上
8週 後期中間試験
試験返却・解説
4thQ
9週 漢文の基礎 (1) 訓読に親しむⅠ─送り仮名と句読点、返り点、訓点と書き下し文 を理解できる。
(2) 訓読に親しむⅡ─再読文字と助字 を理解できる。
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 「推敲」(唐詩紀事)
「漁夫之利」(戦国策)
(1) 書き下し文を正しく書くことによって、漢文に慣れることができる。
(2) 口語訳を通じて、中国の古人の物の見方、考え方、感じ方を知ることができる。
(3) 故事成語の由来を理解することができる。
(4) ビデオ鑑賞(故事成語)
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 同上 同上
16週 学年末試験
試験返却・解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701020000100
基礎的能力701020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000