総合英語III

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 総合英語III
科目番号 1931009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 【平成28年度以降】一般教科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 東京書籍「Power On English Communication III」
担当教員 上杉 鉛一,池田 幸恵

到達目標

(1)単語や語句の文中での「働き」を理解する
(2)語や語句の「働き」に基づいて、文の組み立てを理解する
(3)日本語の語順と異なる英語の文型をしっかりと認識し、文章を正確に読み取る
(4)複数の文を組み合わせた文章の作成を目指す

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ある程度の分量の英文を読み、その構造・構文を正しくつかんで日本語に変換できるある程度の英文を読んで概要や要点をつかむことができる。主語・目的語等の働きが理解できない
評価項目2主要4品詞の区別と文中での働きが関連付けられる。主要4品詞(動詞・名詞・形容詞・副詞)の区別ができる主要品詞の区別ができない
評価項目3文型の組み立ての違いを正確に理解し、内容を読み取ることができる。文型の違いによる分の組み立てが区別できる文の組み立てが区別できない
評価項目4複数の文を組み合わせて、自身の考えを述べる文章が作成できる例文をもとにした単独の文が作文できる例文をもとにした単独の文が作文できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英文を読み解く技術(リーディング・スキル)を身につけていきましょう。具体的には、文章をより正確に読み解くために、語彙・表現、文法を学ぶと同時に、文章を読む前の内容の予測や、複数の文章の組み合わせ・構造の仕組み、論理的な話題の展開にも着目し、短文のみではなく、長文の英語を読み解く技術を身につけることを目指します。その後リーディングの力をリスニングに生かせるようにする。





授業の進め方・方法:
(1)予習では全体を読み取り、語彙・熟語などの確認してください。
(2) Unit 1では、 英文を読み解くために必要な技術(リーディング・スキル)に重点を置きます。日本語に訳すのではなく「何が書いてあるのか」、「筆者の言いたいことは何か」を的確に読み取るコツを学ぶようにしましょう。
(3)各Lessonでは英文を読み、その内容をつかみ取る訓練をします。
注意点:
・小テストや課題、発表などへの工夫や取り組みも評価の対象です。
・授業には、必ず英和辞典を持参してください。
・提出物等の期限は厳守してください。
・学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問してください。
・前期は週に2時間(1コマ)、後期は週に4時間(2コマ)で授業を行います

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス, Lesson 1 ①② 本授業の到達目標と評価方法を知る、主語と述語動詞に注意し、まとまりで読むことを学習する
2週 Lesson1 ③、Lesson 2① パラグラフの構成(話題文)
3週 Lesson 2 ②③ パラグラフの構成(支持文、結論)
4週 Lesson 3 ①② 文章の構成(序論、本論1)
5週 Lesson 3 ③④ 文章の構成(本論2,結論)
6週 Lesson 4 ①② ディスコースマーカー(列挙1)
7週 Lesson 4 ③、これまでの復習 ディスコースマーカー(列挙2)
総復習する
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 Lesson 5 ①② ディスコースマーカー(因果関係1)
10週 Lesson 5③
Lesson 6 ①
ディスコースマーカー(因果関係2)
序論(ハロウィーンについて)
11週 Lesson 6 ②③④ 支持文(その歴史など)
12週 Lesson 6 ④⑤⑥⑦ 支持文、結論(今の様子、我々との関係)
13週 Lesson 7 ①② 話題提起Ig Nobelについて、主文1
14週 Lesson 7 ③④ 主文2,3
15週 Lesson 7 ⑤
まとめ
結論
Lesson 5 ~7のまとめ
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 Lesson 8 ①
②③④⑤
アラスカ写真家松本さんの手記
その生活
2週 Lesson 8 ⑥⑦
Lesson 9 ①②
松本さんの現在
紅茶について
3週 Lesson 9 ③④⑤
Lesson 9 ⑥⑦⑧
紅茶の歴史
紅茶の現在
4週 Lesson 10 ①②
     ③④⑤
体内の水と健康
動物の体と水
5週 Lesson 10 ⑥ Lesson 11 ①②
Lesson 11 ③④⑤
水についてまとめ、天才について(実験)
バイオリニストへの実験
6週 Lesson 11 ⑥⑦
     ⑧⑨
実験結果より1000時間ルールの説明
ビル・ゲイツについて ルールのまとめ
7週 Lesson 12 ①②
     ③④⑤
地下鉄道と黒人奴隷
ハリエット・タブマンについて
8週 Lesson 12 ⑥⑦⑧
     ⑨⑩ まとめ
逃亡奴隷法と地下鉄道
ハリエットその後、まとめ
4thQ
9週 中間試験
10週 Lesson 13 ①②
     ③④
Oxford English Dictionaryと英語の歴史
外来語、clipping
11週 Lesson 13 ⑤⑥
     ⑦⑧⑨
Acronyms、blended
coinage、borrowing,まとめ
12週 Lesson 14 ①②
     ③
Jose Mujicaの紹介
その人生
13週 Lesson 14 ④⑤(前半)
     ⑤(後半)⑥
インタビュー、国連会議
国連会議、まとめ
14週 Lesson 15 ①②③
     ④⑤⑥
犬と人との関係
吠えさせないために
15週 Lesson 15 ⑦⑧⑨
     ⑩まとめ
犬と入浴
まとめ
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3後1,後2,後3,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3後10,後11,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価小テスト提出物その他合計
総合評価割合600020200100
基礎的能力600020200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000