古典Ⅱ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 古典Ⅱ
科目番号 0032 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『古典B』(桐原書店)、『古典文法クリアノート』(尚文出版)。その他、必要に応じて配布する。
担当教員 朝倉 和,山下 航正

到達目標

(1)代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
(2)古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。
(3)代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。
(4)教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1幅広く古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。基礎的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解したり、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができない。
評価項目2古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができ、それを踏まえた音読・朗読ができる。古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができない。
評価項目3幅広い古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。基礎的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解したり、作品の意義について意見を述べることができない。また、それらに親しもうとすることができない。
評価項目4教材として取り上げた作品以外についても、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
古典(古文・漢文)を読むことで、日本文化の歴史を理解し、国際人としての基盤を養成することを目的とする。国際人として行動するためには、自国の理解が欠かせない。1年次よりも長文の古典を読むことで、日本文化の多彩な様相について認識を深め、現代の文化の源流を学ぶことができ、日本についてさらに深い理解を得ることができる。古典を学習することは、現代とは違う「ものの見方・感じ方・考え方」を知ることでもある。現代とは異なる価値観を理解しようとし、馴染みのない表現に目を開くことは、広い視野を養い、他者(異文化間・自国間)とのコミュニケーションを実現させる力を養う基礎となる。なお、大学受験を想定しないため、古文の文法や漢文の句法は基礎の習得に留め、内容の理解に重点を置く。
授業の進め方・方法:
(1)随時、古典文法や、漢文の訓読に関する小テストを行う。
(2)ノートの取り方は事前に指導するので、毎回、授業範囲分の教科書の本文を写してくること。
注意点:
(1)電子辞書や古語辞典、漢和辞典を持参することが望ましい。
(2)学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1 漢詩の読解
劉禹錫「秋風引」、李白「望廬山瀑布」、杜甫「登高」、頼山陽「題不識庵撃機山図」等
1-(1) 詩形や押韻・対句など漢詩の規則を学び、理解する。
1-(2) 漢詩特有の表現を理解する。
1-(3) 中国の古人の「ものの見方」を理解し、味わう。
2週 同上 同上
3週 2 漢文の読解
陶潜「桃花源記」
2-(1) 書き下し文を正しく書くことによって、漢文に慣れることができる。
2-(2) 口語訳を通じて、中国の古人の物の見方、考え方、感じ方を知ることができる。
2-(3) 物語の展開に沿って正確に読解する。
2-(4) 桃源郷が作られた理由をさぐる。桃源郷と大崎上島を比較する。
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 前期中間試験
答案返却・解説
2ndQ
9週 3 古文の基礎 3-(1)動詞・形容詞・形容動詞を復習する。
3-(2)助動詞の識別ができる。
3-(3)助動詞の「ず」「る・らる」「す・さす・しむ」「き・けり」「べし」「なり」等が理解できる。
3-(4)係り結びの法則が理解できる。
10週 同上 同上
11週 4 古文の読解
「平家物語」先帝入水
4-(1) 古文の特徴に注意しながら読解する。重要単語・文法事項を注意する。
4-(2) 場面に応じた登場人物の心情を把握する。
4-(3) 口語訳を通じて、我が国の古人の物の見方、考え方、感じ方を知る。
4-(4) 瀬戸内海を舞台とした源平の合戦記を取り扱うことにより、瀬戸内近郊地域・社会に対する興味・関心・理解を深めることができる。
4-(5) ビデオ鑑賞。英訳の読解。
12週 同上
同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 同上 同上
16週 前期期末試験
答案返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。3
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。3
物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3
運動方程式を用いた計算ができる。3
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3
物体の質量と速度から運動量を求めることができる。3
運動量の差が力積に等しいことを利用して、様々な物理量の計算ができる。3
運動量保存則を様々な物理量の計算に利用できる。3
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。3
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。3
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。3
万有引力の法則から物体間にはたらく万有引力を求めることができる.3
万有引力による位置エネルギーに関する計算ができる。3
力のモーメントを求めることができる。3
角運動量を求めることができる。3
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。3
重心に関する計算ができる。3
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。3
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。3
波動ホイヘンスの原理について説明できる。3
波の反射の法則、屈折の法則、および回折について説明できる。3
弦の長さと弦を伝わる波の速さから、弦の固有振動数を求めることができる。3
気柱の長さと音速から、開管、閉管の固有振動数を求めることができる(開口端補正は考えない)。3
共振、共鳴現象について具体例を挙げることができる。3
一直線上の運動において、ドップラー効果による音の振動数変化を求めることができる。3
自然光と偏光の違いについて説明できる。3
光の反射角、屈折角に関する計算ができる。3
波長の違いによる分散現象によってスペクトルが生じることを説明できる。3
電気導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。3
クーロンの法則が説明できる。3
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3
電場・電位について説明できる。3
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3
ジュール熱や電力を求めることができる。3
物理実験物理実験測定機器などの取り扱い方を理解し、基本的な操作を行うことができる。3
安全を確保して、実験を行うことができる。3
実験報告書を決められた形式で作成できる。3
有効数字を考慮して、データを集計することができる。3
波に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
光に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電磁気に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
電子・原子に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3

評価割合

試験小テストレポート・課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701020000100
基礎的能力701020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000