数学ⅡC

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 数学ⅡC
科目番号 0038 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新線形代数(大日本図書)、新線形代数問題集(大日本図書)
担当教員 平井 剛和,川崎 雄貴

到達目標

(1) 平面ベクトルの概念を理解し、平面図形への応用ができる。
(2) 空間ベクトルの概念を理解し、空間図形への応用ができる。
(3) ベクトルを利用して直線・平面・球の方程式を理解し、様々な問題を適切に処理することができる。
(4) 行列の性質や逆行列について理解し、基本的な計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ベクトルを用いた解法と用いない解法を比較することにより、ベクトルの有用性について認識している。平面ベクトルの概念を理解し、平面図形への応用ができる。平面ベクトルの概念を理解できない。または、その基本的な計算ができない。
評価項目2ベクトルを用いた解法と用いない解法を比較することにより、ベクトルの有用性について認識している。空間ベクトルの概念を理解し、空間図形への応用ができる。空間ベクトルの概念を理解できない。または、その基本的な計算ができない。
評価項目3ベクトルと直線・平面・球の方程式の関係性を深く理解し、複雑な問題を処理することができる。直線・平面・球の方程式の公式により、様々な問題を適切に処理することができる。直線・平面・球の方程式の公式を扱うことができない。
評価項目4連立方程式の行列を用いた解法について、計算過程を論理的に説明できる。行列の性質や逆行列について理解し、基本的な計算ができる。行列の基本的な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 数学の科目を学び、自然現象を科学的に説明できるとともに、各学科の専門科目を理解できる能力を身につける授業を行う。
(2) 1年次に続いて更なる計算技術の定着を目標とする。
(3) ベクトルの概念を理解し、基礎から応用まで幅広く学習する。
(4) 行列の概念を理解し、基本的な計算技術を習得する。
(5) 学習内容の理解を深め、3年次の数学や専門科目の「応用数学」に対応できるようにする。
授業の進め方・方法:
(1) 今後学ぶ数学や専門科目の基礎となる科目であるから、学習内容をしっかりと身に付ける必要がある。
(2) 学習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。教科書・問題集などを活用して主体的に学習すること。
(3) 復習課題を出題するので必ず期限内に提出すること。
(4) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 平面ベクトル ベクトルの定義が理解できる。
2週 平面ベクトル 平面ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。
3週 平面ベクトル 平面ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。
4週 平面ベクトル 平面ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。
5週 平面ベクトル 平面ベクトルの成分表示ができ、基本的な計算ができる。
6週 平面ベクトル 平面ベクトルの成分表示ができ、基本的な計算ができる。
7週 前期末試験・答案返却・解説
8週 平面ベクトル 平面ベクトルの内積を求めることができる。
2ndQ
9週 平面ベクトル 平面ベクトルの内積を求めることができる。
10週 平面ベクトル 平面ベクトルの内積を求めることができる。
11週 平面ベクトル 平面ベクトルの内積を求めることができる。
12週 平面ベクトル 平面において、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。
13週 平面ベクトル 平面において、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。
14週 平面ベクトル 平面において、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。
15週 平面ベクトル 平面において、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。
16週 前期末試験・答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 空間ベクトル 空間ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。
2週 空間ベクトル 空間ベクトルの成分表示ができ、基本的な計算ができる。
3週 空間ベクトル 空間ベクトルの内積を求めることができる。
4週 空間ベクトル 空間において、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。
5週 直線・平面・球の方程式 ベクトル方程式を用いて、直線・平面・球の方程式を求めることができる。
6週 直線・平面・球の方程式 ベクトル方程式を用いて、直線・平面・球の方程式を求めることができる。
7週 直線・平面・球の方程式 基本的条件を満たす直線・平面・球の方程式を求めることができる。
8週 直線・平面・球の方程式 直線・平面・球の方程式を用いて応用問題を解くことができる。
4thQ
9週 後期中間試験・答案返却・解説
10週 行列 行列の定義が理解できる。
11週 行列 行列の和・差・数との積の計算ができる。
12週 行列 行列の積の計算ができる。
13週 行列 行列の積の計算ができる。
14週 行列 逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。
15週 行列 連立方程式への応用ができる。
16週 学年末試験・答案返却・解説

評価割合

試験小テスト課題発表ポートフォリオその他合計
総合評価割合701020000100
基礎的能力701020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000