商船演習

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 商船演習
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 【平成28年度以降】商船学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Sally Port ~海技士の基礎~(丸善、練習船教育研究会編)、消火講習用教本(海技教育財団、海技大学校編)
担当教員 内山 憲子,河村 義顕,木下 恵介,小林 豪,瀧口 三千弘,武山 哲,村岡 秀和,雷 康斌,大山 博史

到達目標

(1) 実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用し遂行することができる。
(2) 専門科目の概要および基礎知識・技術を習得することができる。
(3) 機械、工具の取扱いについて理解し、それらを利用した機械工作(旋盤、溶接、仕上げ)ができる。
(4) 実習内容についてまとめ、報告書(レポート)の作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実習内容を理解し、講義で学んだ知識を十分に活用し遂行できる。実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用し遂行できる。実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用できない。
評価項目2専門科目の概要および基礎知識・技術を十分に理解し習得する。専門科目の概要および基礎知識・技術を習得する。専門科目の概要および基礎知識・技術を習得できない。
評価項目3機械、工具の取扱いについて十分理解し、それらを応用した機械工作ができる。機械、工具の取扱いについて理解し、それらを利用した機械工作ができる。機械、工具の取扱いについて理解し、それらを利用した機械工作ができない。
実習内容を十分に理解し内容をまとめ、報告書を作成することができる。実習内容を理解し内容をまとめ、報告書を作成することができる。実習内容を理解し内容をまとめ、報告書を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
船舶乗組員に必要な基礎知識・技術を習得し、船舶の運航や管理に活用できるようにする。そのために必要な基礎的な内容について、演習および実習を実施する。
授業の進め方・方法:
(1) 実習は4班体制で実施する。別途予定表及び班編成表を配布するので、内容を確認の上受講のこと。
(2) 実習は各実習設備、練習船広島丸を利用して実習形式で実施する。また必要に応じて資料(自作プリントなど)を配布する。
(3) 危険が伴う作業を行う際は、安全に十分留意し指導員の指示に従い行うこと。
(4) 実験実習は、試験の代わりにレポート及び実習成果物が評価対象となり再試験に類するものはない。
注意点:
(1) 今後学ぶ専門技術の基礎となる科目であるから、実習内容をしっかりと習得する必要がある。
(2) 実習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。各自メモをとるなどして主体的に学習すること。
(3) 所定の作業服、作業帽、安全靴を着用し、時間厳守で所定の場所に集合し整列しておくこと。
(4) 評価方法の「その他」では、授業態度及び積極性を評価する。
(5) 実験実習は必ず出席すること。やむを得ない事情での欠席以外、基本的に補講は実施しない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 安全教育 (1) 安全教育を受け、災害防止と安全確保のための行動ができる。
(2) 各作業における危険箇所を予測し、安全に配慮ができる。危険予知活動ができる。
2週 専門英語 (1) 船舶運航に必要な海事基本用語の英語名称が理解できる。
3週 (2) TOIECリスニングの簡単な文章が聞き取れる。
4週 (2) TOIECリスニングの簡単な文章が聞き取れる。
5週 操船シミュレータ (1) 航海当直に必要な基礎知識及び操船術を習得し、シミュレータで操船ができる。
6週 (2) シミュレータによる操船により操縦性能を理解できる。
7週 (2) シミュレータによる操船により操縦性能を理解できる。
8週 溶接 (1) 溶接に必要な機械の原理を理解し取扱いができる。
2ndQ
9週 (2) ガス溶接、ガス溶断ができる。
10週 (3) アーク溶接ができる。
11週 機械加工設計 (1) 機械加工に必要な基礎知識および基礎技術を習得し、機械加工ができる。
12週 (2) 各種工具(ノギス、マイクロメータ、やすり、けがき)の使用方法を理解し、取り扱うことができる
13週 (2) 各種工具(ノギス、マイクロメータ、やすり、けがき)の使用方法を理解し、取り扱うことができる
14週 消火講習 (1) 火災の性質について消火活動のために必要な知識を身に付ける。
(2) 各種消火器を使用した初期消火訓練を経験している。
15週 (3) 持運び式消火器への消火剤充填の手順を理解している。
(4) 消火ホースによる消火作業準備の手順を理解している。
16週 (5) 消火ホースの操法について理解し、放水による初期消火訓練を経験している。
後期
3rdQ
1週 機関分解組立 ディーゼル機関の分解及び組立を通して、工具・測定器の扱い方、エンジン各部の構造および作動原理を理解し、ディーゼル機関の概要および作動原理を説明できる。
2週 ディーゼル機関の分解及び組立を通して、工具・測定器の扱い方、エンジン各部の構造および作動原理を理解し、ディーゼル機関の概要および作動原理を説明できる。
3週 ディーゼル機関の分解及び組立を通して、工具・測定器の扱い方、エンジン各部の構造および作動原理を理解し、ディーゼル機関の概要および作動原理を説明できる。
4週 保安応急 (1) 緊急事態に対応できるよう、各種操練内容を理解し、救助艇の降下揚収作業ができる。
5週 (2) 救助艇の発停や操艇(本船及び桟橋への達着)ができる。
6週 (2) 救助艇の発停や操艇(本船及び桟橋への達着)ができる。
7週 船舶通信基礎 船舶通信に必要な、国際旗りゅう信号の文字と意味を説明することができる。
8週 船舶間通信に必要な、VHFの運用とVHF通信を行うことができる。
4thQ
9週 船舶間通信に必要な、VHFの運用とVHF通信を行うことができる。
10週 レポート作成演習 (1) 情報演習にて学んだ内容を活用し、報告書の作成ができる。
11週 (1) 情報演習にて学んだ内容を活用し、報告書の作成ができる。
12週 (1) 情報演習にて学んだ内容を活用し、報告書の作成ができる。
13週 (2) 各種資料及び報告書を整理保管することができる。
14週 (2) 各種資料及び報告書を整理保管することができる。
15週 (2) 各種資料及び報告書を整理保管することができる。
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学についての基礎的原理や現象を、実験を通じて理解できる。3前1
物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3前1
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3前1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3前1,後13,後14,後15
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3前1,後10,後11,後12,後13
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前1,後10,後11,後12,後13
専門的能力分野別の工学実験・実習能力商船系分野(航海)【実験・実習能力】実験実習実験・実習の目標と取り組むに当たっての心構えについて説明できる。3前1
実験・実習する際の災害防止と安全確保のためにすべきことを説明できる。3前1
実験で行った内容をレポートにまとめることができる。3後16
火災の種類とその性質について説明できる。3前14
各種消火器及び消火ホースを使用して、初期消火をすることができる。3前16
持運び式消火器に消火剤を充填することができる。3前15
商船系分野(機関)【実験・実習能力】実験実習実験・実習の目標と、取り組むに当たっての心構えがわかる。3前1
実験・実習する際の災害防止と安全確保のためにすべきことがわかる。3前1
レポートの作成の仕方がわかる。3後16
ドライバー・スパナなどの各種工具の名称、特徴などを認識し、取り扱うことができる。3前11
ノギズ・マイクロメータなどの各種測定器具を認識し、目盛の読み方、使い方がわかる。3前12,前13
ガス溶接で用いるガス溶接装置・器具、溶接トーチの取扱方法がわかる。3前8,前9
ガス溶接およびガス切断の基本作業ができる。3前8,前9
アーク溶接で用いる溶接機、溶接器具、溶接棒の取扱方法がわかる。3前10
アーク溶接の基本作業ができる。3前10
旋盤等の工作機械の基本操作を習得し、工作機械の取扱ができる。3前11
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方法、プログラミングの流れを認識し、作業ができる。3前11
火災の種類とその性質について説明できる。3前14
各種消火器及び消火ホースを使用して、初期消火をすることができる。3前16
持運び式消火器に消火剤を充填することができる。3前15
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3前1
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3前1
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3前1
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3前1
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3前1
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3前1
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3前1
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3前1
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3前1
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3前1
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3前1
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3前1

評価割合

試験発表レポート課題態度成果品・実技その他合計
総合評価割合004004020100
基礎的能力0000000
専門的能力00200201050
分野横断的能力00200201050