概要:
我が国の海上交通三法(海上衝突予防法・海上交通安全法・港則法)のうち、海上衝突予防法は「海上における衝突予防のための国際規則」に準拠して制定されており、世界の海を航行するため重要な法律である。また、他の二つの法律に対して一般法の立場にあり、海上交通の基本である。この授業では、船舶間の衝突を避けるために必要な航法、灯火及び形象物、音響信号及び発光信号の知識を身につける。
授業の進め方・方法:
基本的には講義方式で実施するが、内容によっては演習方式で行う。
注意点:
(1) 教科書、海事六法、配付した資料等、指示されたものを持参すること。
(2) レポートを課すので必ず期限内に提出すること。
(3) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | 後4,後15 |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 後1,後4,後7,後10,後15 |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | 後1,後4,後7,後10,後15 |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | 後1,後15 |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | 後1,後15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 商船系分野(航海) | 航海法規 | 海上衝突予防法の概要、及び法律の目的を説明できる。 | 3 | 後1 |
海上衝突予防法の基本原則を説明できる。 | 3 | 後2,後3 |
海上衝突予防法の航法や船舶が表示すべき灯火形象物、及び各種信号を説明できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
他法令との関係を説明できる。 | 3 | 後1,後15 |