概要:
海事通信は国際化した現在、日本国内であっても英語で通信する必要が高まっている。IMO(国際海事機構)では船舶間の確実な通信として、海事通信の基準文例(SMCP)を規定している。ここではリスニング、ライティングを通じて国際的な海技士にとって必須なSMCPの基礎を理解することを目指す。なお、当該科目は第一級海上特殊無線技士の資格申請に必要となる。また、この授業では外航船員に必須である二級海技士(航海)の英語を学び、海事技術者としての総合的な英語力を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書及び配付資料を基に講義を行う。
英語の基礎部分の講義・演習も併せて行う。
注意点:
平常時の取り組み態度を重視する。語学系の科目であるため、毎回の取り組みの積み重ねが非常に重要である。
事前にシラバスで授業内容を確認し,専門用語などを教科書等で予習しておくこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | 前8,前9 |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | 前8,前9 |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | 前1 |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | 前1 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14 |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14 |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14 |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14 |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14 |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前6,前10,前11,前12,前13,前14 |